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2024年08月05日

第186回酔いどれ句会報告

いつもの句会が開催されました。

出席者は、林檎、高丘夕雨、ニック・ジャガー、北留2号、紅帽子、星潮、泥游、戊瓶、酒多良福の9名、不在選句者は、山茶花、湯児、鳴兎小吉、錆爺の4名でした。
一人当たり7句選んでいます。

出句者は、山茶花、林檎、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の12名で、57句が集まりました。

兼題は「田」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね。


酒多 良福



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9 腕太き田舎訛りの箱釣屋  高丘夕雨
15 半夏生西アフリカの蛸を喰う  鳴兎小吉
22 海風にサンダルを干す夕薄暑  山茶花
27 丹田で飲むズブロッカ暑気払  鳴兎小吉
38 タオルケットにからまってゆく熱帯夜  ニック・ジャガー

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12 白鷺やランウェイのごと田を歩く  戊瓶
43 親しげに誰かのように夏の蝶  ニック・ジャガー
49 畦道を赤き自転車晩夏光  星潮

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2 炎天やそこは横断禁止です  星潮
3 青田波故郷も人も遠くなり  ニック・ジャガー
24 青田には弥生時代と同じ風  鳴兎小吉
31 空蝉の愚を戒めよ原爆忌  戊瓶
36 故郷の消えたバス停青田風  山茶花
53 丹田の息を吐ききる極暑かな  高丘夕雨

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19 何もかもわからなくなる暑さかな  泥游
26 緑蔭を多国籍バス行く湖畔  湯児
35 部室にてたむしちんきの浸みる夏  酒多良福
37 怪獣が三食昼寝夏休み  戊瓶
51 ぬれ髪や浜昼顔を摘む君の  山茶花
56 夏痩せをおほふ無彩のワンピース  高丘夕雨

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8 袋田の滝に「の」がなきゃえらいこと  紅帽子
11 冷房の三倍売れし北都なり  泥游
17 田を渡る風の中道バス走る  北留2号
18 ジャズ響くチークカウンター夏送る  星潮
20 石破氏を叩いて渡る岸田さん  紅帽子
21 ワサビ田に涼を集める里の山  酒多良福
25 久方の夏の通勤汗やまず  戊瓶
30 青田波切り分け駆ける「ライラック」  泥游
32 ドクダミの一輪光る厨かな  湯児
40 幼子や 祭り太鼓に 身振るう  林檎
41 熱帯夜の月光初期の陽水  鳴兎小吉
45 田水沸く田田田田田田田田田田田田  星潮
46 川床涼み橋ゆく人ら華やぎて  高丘夕雨
47 青田風一羽鴉の暮れ残る  高丘夕雨
50 雲海や十勝連山浮かばせて  山茶花
52 青深きネイルに潜む波の音  北留2号
55 菅の笠 塩田の村 黙々と  林檎

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1 ハリス氏のドンガラガッタ旋風吹くか ※かぜ  紅帽子
4 炎熱の巴里競争と闘争と  鳴兎小吉
5 千歳上空色付く田々やまだも多々  星潮
6 露草や 咲いたように 野辺飾る  林檎
7 逃げぬ狐親子夏の峠道  湯児
10 夏日浴び田んぼの嵩のもりもりと  酒多良福
13 支持したくなくもなくない岸田さん  紅帽子
14 時ならぬ黄色に染まる夏夕焼  酒多良福
16 ふるさと列車煙の先に雲の峰  泥游
23 田の恵み炎暑の前に力尽き  泥游
28 外は晴れ鏡を眺める夏の果  山茶花
29 濃き闇に鹿の気配や蛍飛ぶ  湯児
33 フェンス越し露草の青顔を出し  ニック・ジャガー
34 戸を放て 汗と笑顔とカリー飯  林檎
39 咄嗟のハンドルでよける夏の蝶  湯児
42 蕣や夢の残り香咲かすかな  戊瓶
44 田んぼ道燕の乱舞命充つ  酒多良福
48 香蒸して 遺影微笑む 夏畳  林檎
54 ナス、トマト何と見事な艶光り  ニック・ジャガー
57 イスラエル辞書にないのか「いい加減」  紅帽子


以上です。


 





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Posted by BBQくにむら at 23:14│Comments(8)くにむら俳壇
この記事へのコメント
楽しく酔いどれました。
ズブロッカってどんなお酒なんだろう?
と、思っていたらくにむらに有ったのがまず驚き。
飲んでみたら桜餅みたいな可愛い香りがしてまた驚き。
でもビールと同じペースで飲まなくて良かったです。
Posted by ニック・ジャガー at 2024年08月06日 01:14
ニックさん、ズブロッカをビールと同じペースで飲んだらたいへんなことになると思います。理性?がはたらいてよかった、よかった。
そういえば、ビール以外のお酒を飲むニックさんはほとんど見たことがなかったなあ。
今度ぜひいっしょにズブロッカ飲みましょか。
Posted by 小吉 at 2024年08月06日 14:31
今日の道新日曜版に私の短歌が出ています。
ニックジャガーを名乗る勇気がなく三ツ橋という名前で出ています。
見てみて下さい。
Posted by ニック・ジャガー at 2024年08月11日 17:22
ニックさんの短歌!
読みたい。
道新をどこかで入手しなければ。
Posted by 良福 at 2024年08月11日 18:00
上向いて咲いてみたらと言われても片栗はただ風に揺れおり(三ツ橋敦)

ニックさんのコメントを今朝になって見ました。あわてて道新をさがしたらまだあったのでよかった、よかった。
それにしても俳句と短歌の二刀流とはすごい!
あ、そういえば紅帽子さんも俳句と川柳の二刀流だったね。
小吉もなんかの二刀流に挑戦すっかなあ。
Posted by 小吉 at 2024年08月18日 06:55
 今朝、久しぶりにくにむらさんのブログを開くとニックさんの投稿がありました。うわーと思って、さっき、中央図書館に行って8月11日の道新日曜文芸を拝見いたしました。
 すばらしい。ニックさんおめでとうございます。(係のお姉さんの許可を得て、写真にも撮りましたよ。見たい人は紅帽子に連絡ください。一回、1000円で見せますから^_^)
Posted by 紅帽子 at 2024年08月26日 17:18
 上の句『上向いて咲いてみたらと言われても』の口語調で語りかけている感じと、下の句『片栗はただ風に揺れおり』の落ち着いた文語調のバランスが絶妙ですね。
 僭越ながら、紅帽子の感想です。

 ある日、片栗くんはヒマワリさんに「片栗君さあ、ちょっと上向いて咲いてみたら」って言わました。
 片栗くんは「…んなこと言われたって、困るよ」って返したかったのですが、シャイで奥床しい彼は微笑みながら「The answer is blowin ‘ in the wind.」って小声で歌っているだけでした。     ※ボブ・ディラン『風に吹かれて』より
Posted by 紅帽子 at 2024年08月26日 17:24
紅帽子さんありがとうございます。
私の気持ちをそのまま、余すところなく解説していただいています。
なんだか思ったよりも良い歌になった感じで嬉しいです。
Posted by ニック・ジャガー at 2024年08月26日 18:14
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