2025年05月03日
第195回酔いどれ句会清記表
紅帽子さんに清記表を作成してもらいました。
今回の投稿作品47句あります。7句選んでください。
句会同人の方に限らせていただきます。
選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。
酒多 良福
1 惜春や一期一会が生くる道
2 蕗の薹地に還りしものの再生
3 修司忌や背中を追った日はいずこ
4 伊勢参背の丸みのさまざまに※せな
5 霞空お天道さん寝ぼけ顔
6 「血脈」の札を掠めて燕かな ※けちみゃく
7 バイデン氏何か言ったらどうですか
8 ランドセル元気満タン背負いけり
9 春霞龍の背に乗り鳥瞰図
10 跳ね上がる駒の雪形八甲田
11 新緑祭背中のイチョウは泣かずとも
12 行く春やわが背年々丸くなり
13 背徳の背脂掬ふ蓮華かな
14 花の雨梅はひっそり濡れにけり
15 糠雨にままよとまかせ散る桜
16 銭湯の背びれ男や春の風邪
17 霧と濤唸りて岬春遠し
18 近道を抜けて日なたへ荷風の忌
19 背山より煌めく一縷清水落つ
20 おっさんの背中越し読むスポーツ紙
21 亀鳴くや妣の背皮の日記帳
22 五月佳し北海道の五月佳し
23 咲いたのに花に嵐やもったいない
24 フラワームーンありをりはべりいまそかり
25 十字路の白線眩し夏帽子
26 引鴨の集ふ便りや故郷から
27 日遅れの八十八夜寿司つまむ
28 別珍のチョッキ誂え花見かな
29 背は軽く春の晩飯後三里
30 背に腹は変えられなくもありません
31 朝寝からもぅ一度背伸びああ静か
32 風光る光背のない地蔵にも
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
34 目を背け花だけ愛でる浮世かな
35 球場の外で見ないね鯉のぼり
36 花盛りキタラに踊る指揮者の背
37 脊と背の違いに嚔春嵐 ※くしゃみ
38 人柄も背中も年々丸くなり
39 沈黙の羊群若草の虜
40 峰々の残雪光る上高地
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
42 父は漁夫子を背に乗せて平泳ぎ
43 それぞれの人生背負い白木蓮
44 修司の忌船乗りと恋せぬままに
45 背負い子のオムツのお土産雁帰る
46 脂身の背徳感や花の宴
47 古生層脊梁山脈冴返る
以上です。
句会同人の方に限らせていただきます。
選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。
酒多 良福
1 惜春や一期一会が生くる道
2 蕗の薹地に還りしものの再生
3 修司忌や背中を追った日はいずこ
4 伊勢参背の丸みのさまざまに※せな
5 霞空お天道さん寝ぼけ顔
6 「血脈」の札を掠めて燕かな ※けちみゃく
7 バイデン氏何か言ったらどうですか
8 ランドセル元気満タン背負いけり
9 春霞龍の背に乗り鳥瞰図
10 跳ね上がる駒の雪形八甲田
11 新緑祭背中のイチョウは泣かずとも
12 行く春やわが背年々丸くなり
13 背徳の背脂掬ふ蓮華かな
14 花の雨梅はひっそり濡れにけり
15 糠雨にままよとまかせ散る桜
16 銭湯の背びれ男や春の風邪
17 霧と濤唸りて岬春遠し
18 近道を抜けて日なたへ荷風の忌
19 背山より煌めく一縷清水落つ
20 おっさんの背中越し読むスポーツ紙
21 亀鳴くや妣の背皮の日記帳
22 五月佳し北海道の五月佳し
23 咲いたのに花に嵐やもったいない
24 フラワームーンありをりはべりいまそかり
25 十字路の白線眩し夏帽子
26 引鴨の集ふ便りや故郷から
27 日遅れの八十八夜寿司つまむ
28 別珍のチョッキ誂え花見かな
29 背は軽く春の晩飯後三里
30 背に腹は変えられなくもありません
31 朝寝からもぅ一度背伸びああ静か
32 風光る光背のない地蔵にも
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
34 目を背け花だけ愛でる浮世かな
35 球場の外で見ないね鯉のぼり
36 花盛りキタラに踊る指揮者の背
37 脊と背の違いに嚔春嵐 ※くしゃみ
38 人柄も背中も年々丸くなり
39 沈黙の羊群若草の虜
40 峰々の残雪光る上高地
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
42 父は漁夫子を背に乗せて平泳ぎ
43 それぞれの人生背負い白木蓮
44 修司の忌船乗りと恋せぬままに
45 背負い子のオムツのお土産雁帰る
46 脂身の背徳感や花の宴
47 古生層脊梁山脈冴返る
以上です。
Posted by BBQくにむら at 23:41│Comments(5)
│くにむら俳壇
この記事へのコメント
ニック選です。
14 花の雨梅はひっそり濡れにけり
梅が奥ゆかしい感じでいいですね。
17 霧と濤唸りて岬春遠し
春遠しですかぁ。
地(じ)の音というか、迫力のある句ですね。
22 五月佳し北海道の五月佳し
昔はゴールデンウイークは寒かったものです。
今はほんとうに良い季節ですね。
31 朝寝からもぅ一度背伸びああ静か
ひとりのゆとりをすごく感じる句だと思います。
32 風光る光背のない地蔵にも
素朴な地蔵さんも春をほっと喜んでいるのでしょう。
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
鹿、居ますよね。いっぱい。
昔は車から鹿を見かけると嬉しかったものですが、今はやや怖い。
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
明日が立夏ですよね。
良い季節に、さぁこれからも頑張るぞと元気が出る句です。
以上です。
明日はヒメギフチョウの写真を撮りに行こうと思っています。
句会に参加できないのですが、楽しい会でありますようにお祈りしています。
鹿とか熊とか少し怖いです。
14 花の雨梅はひっそり濡れにけり
梅が奥ゆかしい感じでいいですね。
17 霧と濤唸りて岬春遠し
春遠しですかぁ。
地(じ)の音というか、迫力のある句ですね。
22 五月佳し北海道の五月佳し
昔はゴールデンウイークは寒かったものです。
今はほんとうに良い季節ですね。
31 朝寝からもぅ一度背伸びああ静か
ひとりのゆとりをすごく感じる句だと思います。
32 風光る光背のない地蔵にも
素朴な地蔵さんも春をほっと喜んでいるのでしょう。
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
鹿、居ますよね。いっぱい。
昔は車から鹿を見かけると嬉しかったものですが、今はやや怖い。
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
明日が立夏ですよね。
良い季節に、さぁこれからも頑張るぞと元気が出る句です。
以上です。
明日はヒメギフチョウの写真を撮りに行こうと思っています。
句会に参加できないのですが、楽しい会でありますようにお祈りしています。
鹿とか熊とか少し怖いです。
Posted by ニック・ジャガー at 2025年05月04日 17:13
泥游です。遅れて参加予定ですので、こちらに選句します。
10 跳ね上がる駒の雪形八甲田
古くからの馬産地でもある南部地方では、雪形で豊凶を予想したとか。山の存在感と歴史を感じます。
13 背徳の背脂掬ふ蓮華かな
この背徳感、実感します。苦笑い。
21 亀鳴くや妣の背皮の日記帳
寒さの緩む春、亡きお母様の記憶が改めて蘇ったのですか。大切に日々を刻まれた方だったのですね。
29 背は軽く春の晩飯後三里
春の明るさと軽快な感じが、すごく伝わってきます。
30 背に腹は変えられなくもありません
生きていれば、こういう事もありますよね。漱石の『草枕』を思い出します。
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
「背」の兼題では、このような句を作りたかった。爽快です。
44 修司の忌船乗りと恋せぬままに
寺山忌を詠んだ句で、秀逸だと思いました。テラヤマワールド的で、余韻もすごい。
以上7句頂きました。
10 跳ね上がる駒の雪形八甲田
古くからの馬産地でもある南部地方では、雪形で豊凶を予想したとか。山の存在感と歴史を感じます。
13 背徳の背脂掬ふ蓮華かな
この背徳感、実感します。苦笑い。
21 亀鳴くや妣の背皮の日記帳
寒さの緩む春、亡きお母様の記憶が改めて蘇ったのですか。大切に日々を刻まれた方だったのですね。
29 背は軽く春の晩飯後三里
春の明るさと軽快な感じが、すごく伝わってきます。
30 背に腹は変えられなくもありません
生きていれば、こういう事もありますよね。漱石の『草枕』を思い出します。
41 背伸びして胸一杯に初夏の風
「背」の兼題では、このような句を作りたかった。爽快です。
44 修司の忌船乗りと恋せぬままに
寺山忌を詠んだ句で、秀逸だと思いました。テラヤマワールド的で、余韻もすごい。
以上7句頂きました。
Posted by 泥游 at 2025年05月05日 00:15
錆爺です。以下の7句を選びました。
1 惜春や一期一会が生くる道
そうですね
7 バイデン氏何か言ったらどうですか
そうですね
20 おっさんの背中越し読むスポーツ紙
そんな光景はあまり見ないですけど懐かしい。
25 十字路の白線眩し夏帽子
そうですね。
30 背に腹は変えられなくもありません
そうですね
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
そうですね
38 人柄も背中も年々丸くなり
そうですね
仙台空港にて
1 惜春や一期一会が生くる道
そうですね
7 バイデン氏何か言ったらどうですか
そうですね
20 おっさんの背中越し読むスポーツ紙
そんな光景はあまり見ないですけど懐かしい。
25 十字路の白線眩し夏帽子
そうですね。
30 背に腹は変えられなくもありません
そうですね
33 春の鹿群れて何度も汽車止める
そうですね
38 人柄も背中も年々丸くなり
そうですね
仙台空港にて
Posted by 錆爺 at 2025年05月05日 12:55
10 跳ね上がる駒の雪形八甲田
雪解けに伴って 跳ね上がって行くのでしょう。上手い表現だと思います。
15 糠雨にままよとまかせ散る桜
情緒があって 儚さも表現されていると思います。
17 霧と濤唸りて岬春遠し
寒々しい北海道の春を 上手く詠んでいると思います。
19 背山より煌めく一縷清水落つ
綺麗で清々しい情景が目に浮かびます。
24 フラワームーンありをりはべりいまそかり
ありをりはべりいまそかりの響きがいいですね ずいぶんと昔に習いました。
26 引鴨の集ふ便りや故郷から
引鴨を 春の訪れの喜びとともに
眺めている情景が 目に浮かびます。
27 日遅れの八十八夜寿司つまむ
ゆったりと寿司をつまむ 静かな
春の日が感じられる 素敵な句ですね。
以上7句選ばせて頂きました。ありがとうございます。
雪解けに伴って 跳ね上がって行くのでしょう。上手い表現だと思います。
15 糠雨にままよとまかせ散る桜
情緒があって 儚さも表現されていると思います。
17 霧と濤唸りて岬春遠し
寒々しい北海道の春を 上手く詠んでいると思います。
19 背山より煌めく一縷清水落つ
綺麗で清々しい情景が目に浮かびます。
24 フラワームーンありをりはべりいまそかり
ありをりはべりいまそかりの響きがいいですね ずいぶんと昔に習いました。
26 引鴨の集ふ便りや故郷から
引鴨を 春の訪れの喜びとともに
眺めている情景が 目に浮かびます。
27 日遅れの八十八夜寿司つまむ
ゆったりと寿司をつまむ 静かな
春の日が感じられる 素敵な句ですね。
以上7句選ばせて頂きました。ありがとうございます。
Posted by 山茶花(佐々木ゆか)です at 2025年05月05日 14:05
選句してくださった皆さんありがとうございました。
おかげさまで、楽しく句会が開催できました。
おかげさまで、楽しく句会が開催できました。
Posted by 良福 at 2025年05月06日 00:35