2024年07月01日
第185回酔いどれ句会報告
いつもの句会が開催されました。
出席者は、山茶花、林檎、高丘夕雨、湯児、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、北留2号、星潮、泥游、酒多良福の10名、不在選句者は、紅帽子、戊瓶の2名でした。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、林檎、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の12名で、58句が集まりました。
兼題は「朝」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね。
酒多 良福





5 朝の蝉夢に混じりて何か云ふ 高丘夕雨
23 朝食は昨日間引いた蕪づくし 北留2号
29 万緑や五百頁の哲学書 鳴兎小吉




11 横丁に一人残され夏至の朝 北留2号
34 日本国憲法第十四条第一項や朝涼し 星潮
38 影持たぬ小蜘蛛や指に登らせん 高丘夕雨



9 カッコウの鳴き声近し朝曇 山茶花
25 アンタレス燃ゆ短夜の帰り道 泥游
31 大夕焼縄文人の旅の果 鳴兎小吉
33 何も無き部屋の夢見し夏の朝 泥游
43 早起きの妻朝草の匂い立つ 山茶花


3 早朝の窓かなぶんの衝突音 酒多良福
10 床緑粥とお菜の本願寺 林檎
13 遠目にも緑に映えて朴の花 ニック・ジャガー
18 塩胡瓜がりりと噛みて前歯沁む 林檎
21 闘病の友や笑顔の夏帽子 戊瓶
22 涼風はもうひと踏みと峠越え 戊瓶
27 朝採りの露地アスパラをパスタにて 鳴兎小吉
42 後朝の朝焼け染(シ)むる私鉄駅 星潮
48 本当の重さを測る夏至の朝 ニック・ジャガー
53 宵祭藍の向こうに茜空 林檎
54 朝虹よ面影薄る淋しさよ 高丘夕雨
56 衣更えはじめの一歩をためらわず ニック・ジャガー
57 木下闇斃れし巨木仄明かし 湯児
58 夏の朝一番乗りの駐車場 泥游

1 桜の実美味い樹を知るおじいちゃん ニック・ジャガー
4 朝涼し稜線くっきり手稲山 山茶花
6 青葉闇縄文人がひょっこりと 鳴兎小吉
7 朝獲りの烏賊は記憶の中だけに 紅帽子
8 妻の知恵小さき苺瓶に詰め 泥游
15 蜘蛛の子の大団円終へ朝日浴ぶ 湯児
19 東雲のテントの波やかんこ鳥 山茶花
36 トンネルを抜けてあさかぜいよよ疾し ※とし 紅帽子
37 梯子酒白みゆく空夏至まつり 酒多良福
45 早過ぎる朝に慌ててビール干す 酒多良福
46 姫鱒棲む不凍湖なり風不死 ※かぜやまず 湯児
49 札幌の大朝焼の四時五分 鳴兎小吉
55 してみたきこと朝寝坊明易し 星潮

2 寅さんの腹巻はバンアレン帯 星潮
12 水無月や朝粥の湯気母思ふ 林檎
14 夏至過ぎて朝のひかりは弱まれり 紅帽子
16 新茶汲む刹那に視界明度増す 高丘夕雨
17 朝には醒めてられるか深焼酎 ※あした 泥游
20 夏座敷母の笑顔と握り飯 林檎
24 セミよりも先にさえずる森の朝 戊瓶
26 夏風邪の咳に起こされ朝まだき 北留2号
28 豊昇龍じつは朝青龍なのよ 紅帽子
30 木下闇瞳は鹿子耳立てて ※かのこ 湯児
32 朝もぎのトマト持つ子の艶やかさ 戊瓶
35 汗滲み日陰選んで歩く朝 酒多良福
39 緑なる樹冠にアオサギ1羽たたずめり ニック・ジャガー
40 明易の朝日にごめんもう寝ます※あけやす 酒多良福
41 朝焼に街灯の灯の迷彩す 高丘夕雨
44 薔薇開く種子はどこから来たものか 北留2号
47 早目覚め三文の得と夏の朝 戊瓶
50 潔く日高国立公園で 紅帽子
51 新じやがはレシピ動画で肉じやがぞ 星潮
52 朝凪や大漁旗の船走る 山茶花
以上です。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、林檎、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の12名で、58句が集まりました。
兼題は「朝」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね。
酒多 良福





5 朝の蝉夢に混じりて何か云ふ 高丘夕雨
23 朝食は昨日間引いた蕪づくし 北留2号
29 万緑や五百頁の哲学書 鳴兎小吉




11 横丁に一人残され夏至の朝 北留2号
34 日本国憲法第十四条第一項や朝涼し 星潮
38 影持たぬ小蜘蛛や指に登らせん 高丘夕雨



9 カッコウの鳴き声近し朝曇 山茶花
25 アンタレス燃ゆ短夜の帰り道 泥游
31 大夕焼縄文人の旅の果 鳴兎小吉
33 何も無き部屋の夢見し夏の朝 泥游
43 早起きの妻朝草の匂い立つ 山茶花


3 早朝の窓かなぶんの衝突音 酒多良福
10 床緑粥とお菜の本願寺 林檎
13 遠目にも緑に映えて朴の花 ニック・ジャガー
18 塩胡瓜がりりと噛みて前歯沁む 林檎
21 闘病の友や笑顔の夏帽子 戊瓶
22 涼風はもうひと踏みと峠越え 戊瓶
27 朝採りの露地アスパラをパスタにて 鳴兎小吉
42 後朝の朝焼け染(シ)むる私鉄駅 星潮
48 本当の重さを測る夏至の朝 ニック・ジャガー
53 宵祭藍の向こうに茜空 林檎
54 朝虹よ面影薄る淋しさよ 高丘夕雨
56 衣更えはじめの一歩をためらわず ニック・ジャガー
57 木下闇斃れし巨木仄明かし 湯児
58 夏の朝一番乗りの駐車場 泥游

1 桜の実美味い樹を知るおじいちゃん ニック・ジャガー
4 朝涼し稜線くっきり手稲山 山茶花
6 青葉闇縄文人がひょっこりと 鳴兎小吉
7 朝獲りの烏賊は記憶の中だけに 紅帽子
8 妻の知恵小さき苺瓶に詰め 泥游
15 蜘蛛の子の大団円終へ朝日浴ぶ 湯児
19 東雲のテントの波やかんこ鳥 山茶花
36 トンネルを抜けてあさかぜいよよ疾し ※とし 紅帽子
37 梯子酒白みゆく空夏至まつり 酒多良福
45 早過ぎる朝に慌ててビール干す 酒多良福
46 姫鱒棲む不凍湖なり風不死 ※かぜやまず 湯児
49 札幌の大朝焼の四時五分 鳴兎小吉
55 してみたきこと朝寝坊明易し 星潮

2 寅さんの腹巻はバンアレン帯 星潮
12 水無月や朝粥の湯気母思ふ 林檎
14 夏至過ぎて朝のひかりは弱まれり 紅帽子
16 新茶汲む刹那に視界明度増す 高丘夕雨
17 朝には醒めてられるか深焼酎 ※あした 泥游
20 夏座敷母の笑顔と握り飯 林檎
24 セミよりも先にさえずる森の朝 戊瓶
26 夏風邪の咳に起こされ朝まだき 北留2号
28 豊昇龍じつは朝青龍なのよ 紅帽子
30 木下闇瞳は鹿子耳立てて ※かのこ 湯児
32 朝もぎのトマト持つ子の艶やかさ 戊瓶
35 汗滲み日陰選んで歩く朝 酒多良福
39 緑なる樹冠にアオサギ1羽たたずめり ニック・ジャガー
40 明易の朝日にごめんもう寝ます※あけやす 酒多良福
41 朝焼に街灯の灯の迷彩す 高丘夕雨
44 薔薇開く種子はどこから来たものか 北留2号
47 早目覚め三文の得と夏の朝 戊瓶
50 潔く日高国立公園で 紅帽子
51 新じやがはレシピ動画で肉じやがぞ 星潮
52 朝凪や大漁旗の船走る 山茶花
以上です。
Posted by BBQくにむら at 23:33│Comments(0)
│くにむら俳壇