BBQくにむら

いつもの句会が開催されました。

出席者は、高丘夕雨、林檎、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、紅帽子、北留2号、星潮、泥游、戊瓶、酒多良福の１０名、不在選句者は、山茶花、床雑巾、湯児の３名でした。
一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１１名で、５５句が集まりました。

兼題は「山」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね。


酒多 良福



50 しばらくはみちなりですと春の旅　　ニック・ジャガー


9 春風を四囲に分かつやモエレ山　　鳴兎小吉


19 全山を点綴辛夷山桜　※てんてい　　湯児
21 覚悟の友静かに光る春時雨　　湯児
31 天空の鏡雪解の湖黙す　※うみ　　湯児


26 広々と麦青々と山望む　　ニック・ジャガー


4 山の向かうも山山山ぞ山笑ふ　　星潮
8 新入生硬き笑顔に風光る　　泥游
25 東風吹くや山越えてゆく雲の旅　　戊瓶
38 朝まだき紋白蝶は生まれたて　　北留2号
41 コルトレーンのボリューム下げて街おぼろ　　鳴兎小吉
42 春疾風トウヒボックリ降らせ往く ※はるはやて　　泥游
52 新緑や目覚めて眩し藻岩山　　紅帽子


6 早咲きに追いたてられて種を蒔く　　北留2号
12 新緑の香しきかな樹下のカフェ　　ニック・ジャガー
15 親子鹿来ては寛ぐ庭は春　　湯児
29 嬉しさは山々なれど春花粉　　酒多良福
33 かにかくに心浮き立つ五月かな　　星潮
43 山里に銀の滴の福寿草(クナウ)かな　　戊瓶
45 古民家の軒先を黄に濃山吹　　山茶花
46 のと里山空港再開風光る　　鳴兎小吉
55 「おくやみ欄」に先輩二人春の雨　　鳴兎小吉


3 こんもりと白きまんさく花盛り　　ニック・ジャガー
7 北米プレート大地持ち挙ぐ日高山脈(ﾋﾀﾞｶ)春　　星潮
10 春立の名の磯を過ぎ家路へと　※はるたち　　湯児
11 帰省便乗り場間違え山笑う　　戊瓶
13 流れ疾し見上げる先の山笑う　　酒多良福
16 銀輪で目ざす頂き山笑う　　戊瓶
17 ひろびろと中千本に散る桜　　高丘夕雨
23 野遊びや走る子犬を目で追って　　山茶花
24 山動く春の陽射しはエスコンに　　北留2号
32 山盛りの一年の計次年度に　　酒多良福
34 春の風まったり白き羊蹄山　　ニック・ジャガー
35 チューリップ白黄が消えて赤一色　　北留2号
36 しんしんと西行庵は花三分　　高丘夕雨
37 目には目をくらいでやめれネタニヤフ　　紅帽子
39 吉野山泳ぎ行くごと桜人　　高丘夕雨
47 木洩れ日の鹿と見交わす花の昼　　高丘夕雨
54 山覚めて麓の村に満つる音　　山茶花


1 父祖眠るまほろばの山八重桜　　戊瓶
2 春天に山は近けど森まだ薄し　　泥游
5 今春も応援しますエンゼルス　　紅帽子
14 西行庵眉晴れやかに花疲れ　　高丘夕雨
18 山々に白黒混じり春うらら　　酒多良福
20 コンポスト始動みみず飛び起き山笑う 　北留2号
22 山々の黒々として霞みけり　　酒多良福
27 オリハルコンの剣の秘密霾れり　　星潮
28 初登山峰の向こうの山桜　　山茶花
30 早朝にケーンケーンと雉子の啼く　　山茶花
40 なんだって来いG W(れんきゅう)は終わったぞ　　紅帽子　
44 春薄暮残る山際帰り道　　泥游
48 連休のド真ん中なり憲法記念日　　紅帽子
49 エレベータでもことばの増えた新学期　　泥游
51 定山渓温泉占拠隊列の鯉のぼり　　鳴兎小吉
53 マロニエの花甘きもの其(ｿ)はキツスなり　　星潮


以上です。

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