BBQくにむら

いつもの句会が開催されました。

出席者は、山茶花、高丘夕雨、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１０名、不在選句者は、未定子、錆爺、の２名でした。
一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１１名で、５５句が集まりました。

兼題は「すすき」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね


酒多 良福




1 秋深し「光」とふ名の純喫茶　　星潮
30 逆光を古墳へつづく夕芒　　高丘夕雨
33 長き夜父の時計が刻む音　　床雑巾


6 雁(かりがね)の沈み行く野の芒かな　　北留2号
15 すすき野を飛び交ふうそとさぎの群れ　　酒多良福
45 星月夜弾なき夜を祈る子ら　　戊瓶
54 昭和とは滅びにあらず枯れススキ　　戊瓶


9 お隣も芒野となり義母の家　　戊瓶
22 今朝もまた虫の話で挨拶を　　紅帽子
32 栗の実が落ちた気がして目が覚める　　ニック・ジャガー
34 石畳落ち葉降る降る子らは跳ね　　北留2号
43 濡れ落ち葉魔女の箒で掃除する　　ニック・ジャガー


3 月高く宵にすぼめる肩と襟　　酒多良福
26 初ストーブいちにちぼうっとしていたい　　鳴兎小吉
31 後の月羊雲割き泳ぎ行く　　泥游
36 みちのくの黄金色なる夕芒　　鳴兎小吉
37 死に蝶の鱗粉に霜日矢捉ふ　　星潮
44 ざわざわと急かす芒に歩を速め　　酒多良福
50 新しいパン屋の灯り秋気澄む　　山茶花
51 秋麗や衣桁の留袖黒深し　　高丘夕雨
52 線路脇旅に誘うすすきかな(いざなう)　　北留2号


4 雪虫と呼ぶには気味が悪すぎる　　紅帽子
5 闇色に兎と芒描く夜更　　床雑巾
8 在の川簪の如尾花あり ※すすき　　泥游
11 縁側の二人の老婆花木槿　　山茶花
12 バスあれど動く術なく枯れすすき　　北留2号
14 嬉々として年金事務所秋深し　　鳴兎小吉
16 すすき立て孫に教える月うさぎ　　戊瓶
17 フランスの高き空へと楕円球　　鳴兎小吉
19 花束と涙と笑顔秋日和　　山茶花
20 四時間目チャイムの向かう山装ふ　　戊瓶
25 ナウシカも降り立たむ野や芒原　　星潮
27 星飛びて叶はぬ日々の忘れ得ず　　高丘夕雨
28 キツネ住む町に似合いの芒かな　　北留2号
29 秋暁のネオンすすきの交差点　　山茶花
40 深秋や昔日の友みな若し　　高丘夕雨
42 種を出し一粒ずつの葡萄かな　　泥游
46 迷ひ来し綿虫放つ西日窓　　高丘夕雨
47 野分立つ一人倒れん尾花かな　　戊瓶
53 枯れすすき命まっとうすりゃいいさ　　紅帽子
55 雪虫や飛ぶと浮かぶの相半ば　　ニック・ジャガー


2 虫愛ずる姫もびっくりナウシカも　　紅帽子
7 登山道手振るすすきに片えくぼ　　床雑巾
10 落ち葉舞い月は正面に沈みゆき　　ニック・ジャガー
13 黄緑を少し桜の紅葉か　　山茶花
18 すすきの穂靡いた先の茜空　　酒多良福
21 ライブカメラの紅葉見入る南国人　　鳴兎小吉
23 すすきのに薄ありし日想ふ秋　　泥游
24 若人ら号外続く錦秋や　　床雑巾
35 すすき摘む背中に月は出でにけり　　ニック・ジャガー
38 停車信号炎の紅葉スマホ負け　　床雑巾
39 太古より雲はのんびり芒かな　　星潮
41 傘さして虫払っての紅葉狩り　　紅帽子
48 寂しさやすすき手折りて暮れる道　　酒多良福
49 芒揺れカモンベイベースノーマン　　星潮


以上です。

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