BBQくにむら

いつもの句会が開催されました。

出席者は、山茶花、高丘夕雨、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、泥游、戊瓶、酒多良福の９名、不在選句者は、床雑巾、紅帽子、未定子、錆爺、の４名でした。
一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１２名で、５５句が集まりました。

兼題は「団栗」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね


酒多 良福




29. 団栗や縄文の世の平和かな　戊瓶


1. 満月や気付けば知らぬ丘の上　山茶花


6. 秋時雨銅葺屋根の柔らかさ　湯児
16. 秋の海白髪の妻の低い声　山茶花
30. 命日に団栗ひとつ持ち帰り　酒多良福
39. どんぐりころころ蝦夷栗鼠の疾走　鳴兎小吉
45. ドングリは顔を描いてみたくなる　紅帽子
46. 団栗の独楽弥次郎兵衛敬老会　酒多良福
　

5. 身罷りし友らの名句秋思なほ　星潮
8. 団栗のことりと落ちぬ栗鼠の耳　戊瓶
12. 雉虎の団栗眼に鰯雲 ※きじとら※どんぐりまなこ　湯児
32. 名月や盃に揺れ龍の雲　床雑巾
48. そぞろ寒破れジーンズに老婆心　星潮
53. 月代や鉄道林の帰り道　戊瓶


2. ドングリを集めて忘れ虫だらけ　北留2号
4. ささやかなラッキー真っ赤な赤トンボ　ニック・ジャガー
11. 蝦夷栗鼠の太き尻尾や木の実降る　鳴兎小吉
13. 木漏れ日や団栗嬉々と拾ふ君　星潮
19. 銀杏散るクラーク像を中心に　山茶花
26. 家人寝てベースラインの秋思かな　高丘夕雨
28. 団栗不作街に出なけりゃ食い詰める　ニック・ジャガー
34. 十勝路や大河を照らす天の川　戊瓶
38. 秋彼岸浴びる西日も心地良し　酒多良福
52. 齢重ね重ねて目に沁む野菊かな　湯児
55. 丸十よ酷暑悠々天麩羅に　床雑巾


10. 秋に入る句集片手の長湯かな　山茶花
14. 靴脱ぎの団栗しんと影集む　高丘夕雨
15. 古家の畠に団栗栗鼠の跡　戊瓶
22. 団栗をすべて拾ひし幼き日　泥游
23. 月光を訓読みにしてドビュッシー　紅帽子
25. 月の陰街灯の陰連れて舞ふ　泥游
31. 秋の夜これが最後のチョコアイス　ニック・ジャガー
33. ドングリが好きなトトロとうちの孫　紅帽子
36. 秋声や劇場帰りの道祖神 ※そぞろがみ　高丘夕雨
37. 背の順を抜かれ惑えり休暇明　高丘夕雨
40. 秋風や寝るだけの世の猫の耳　湯児
43. 稲妻に狡いこころがばれたかも　鳴兎小吉
44. 秋空に膨らむテント夢昭和　北留2号
50. コンクリの何処に響くキリギリス　泥游
51. 水風呂は五十一から早口に　紅帽子


3. 楢の木が育てし酒と団栗と　北留2号
7. 敬老日ズック突っかけ鍼治療　鳴兎小吉
9. 団栗の頭にこつん初墓参　酒多良福
17. 歌ってたドングリころころドングリこ　紅帽子
18. 雨上がり団栗片身柔き小路 ※みち　泥游
20. オータムフェストの屋台の陰の紅木槿　鳴兎小吉
21. 団栗やコロコロ転がり鏡池　山茶花
24. 冬支度筋肉痛と打撲以て　星潮
27. 主題歌も凛々しきドラマ終ふる秋　泥游
35. 椴原(ﾄﾄﾞﾜﾗ)や新涼明日は寒さへと　星潮
41. 朝露の逢瀬は不粋ばかりかな　ニック・ジャガー
42. 虫の声今日はひとりで聴いている　ニック・ジャガー
47. 空いっぱい団栗芽ぐむこの木々よ　床雑巾
49. 雨脚を見下ろしている九月尽　高丘夕雨
54. 新球場試合忘れていくら飯　北留2号


以上です。

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