BBQくにむら

いつもの句会が開催されました。４年ぶりに賑やかでした。

出席者は、床雑巾、高丘夕雨、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、紅帽子、星潮、北留2号、泥游、戊瓶、酒多良福の１０名、不在選句者は、山茶花、湯児の２名でした。
一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１２名で、５８句が集まりました。

兼題は「木、林、森」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね


酒多 良福




29 志ある言や善し青林檎　　高丘夕雨


6 禿頭の幼馴染と生ビール　　鳴兎小吉
22 生き抜けよ祖母の想いの藍浴衣　　山茶花
44 真夏日や永き勤めにひと区切り　　ニック・ジャガー


7 鋸引けば冷酒いかがと木の香立ち　　酒多良福
8 スマホ落ちる音熱帯夜明けの地下鉄　　北留2号
18 火葬場にワイシャツの子ら木下闇　※こしたやみ　　鳴兎小吉
21 灯籠は正しき水脈(ﾐｵ)を原爆忌　　星潮
26 膝枕一休森女蝉時雨　　湯児
47 熱帯夜明けて朝顔五つ咲き　　ニック・ジャガー
49 喧騒も慰めとして夏の果　　星潮


1 老木や酷暑こぼさず1人立つ　　戊瓶
2 天満祭太鼓壇尻力瘤　　泥游
4 水族館深呼吸して海月森　※くらげもり　　床雑巾
10 木がデカくなったんじゃない林森　　紅帽子
17 夏行けど森林の木々自若たり　　星潮
32 足火照り首に汗する午前二時　　酒多良福
33 鉄道林休日ダイヤの蝉の声　　戊瓶
34 野分雲木々に鴉の声荒るる　　泥游
41 白雲や夏野に風の子守歌　　星潮
43 バンガロー揃いのジャージ笑い声　　床雑巾
51 旅ゆかば気も入れ直す夜濯かな　　戊瓶
55 渺茫たりや森閑の日盛り　　高丘夕雨
56 廃村の闇に声だけ雨蛙　　山茶花
57 快き仕事吾(ｱ)にあれ星祭　　星潮


11 初夏や買ったばかりのワンピース　　山茶花
12 衿に脇胸に背中に汗浸みて　　酒多良福
13 ガサッぎくりチリンほっとす熊鈴や　　床雑巾
15 夏木立ざわめき熱風怒号ごと　　床雑巾
16 森林浴涼より火事を心配し　　戊瓶
19 帰るさの手の振りゆかし木下闇　　湯児
24 満開の花火のあとの赤い月　　山茶花
25 熱帯夜冷感グッズの寿命尽き　　北留2号
27 大勢の木々沈黙し油照り　　酒多良福
28 風死してこの森ナウシカの森に　　泥游
31 朝顔にお早うを言う時間があり　　ニック・ジャガー
40 日々新た白き木槿や清々し　　ニック・ジャガー
42 ハクションの我慢直前森進一　　紅帽子
48 木下闇切り株探しひと休み　　山茶花
50 森林や夢見心地のハンモック 　床雑巾
52 匂いして森の向こうに入道雲　　酒多良福
53 ここは森元々は森ここも森　　北留2号
58 二輪漕ぐ古りはやりうた夏木立　　高丘夕雨


3 森目指し炎暑の川を登るかな　　戊瓶
5 葉月望コインランドリーの椅子温し　　湯児
9 白髪のテニスダブルス青葉風　　鳴兎小吉
14 屋根開く原始林から蝉時雨　　北留2号
20 熊怖し森も林も入れない　　ニック・ジャガー
23 サーフィンがしたいぞ林焼き尽くせ　　紅帽子
30 神宮の森見ず木見ず林見ず　　紅帽子
35 校庭を揚花火待つそぞろかな　　高丘夕雨
36 生と死のはざま老衰の極暑　　鳴兎小吉
37 内地から間違って避暑悔しそう　　泥游
38 木陰よりエアコンの風心地よし　　北留2号
39 昼寝覚め如何で声立て笑ふやら　　高丘夕雨
45 すぐ覚めし昼寝夜寝もすぐに覚め　　泥游
46 日本に恨みあるのかあの台風　　紅帽子
54 八月や鬼籍に入りし人の顔　　鳴兎小吉


以上です。

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