2023年08月05日
第１７４回酔いどれ句会清記表
紅帽子さんに清記表を作ってもらいました。
今回の投稿作品は５８句あります。７句選んでください。
句会同人の方に限らせていただきます。
選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。
酒多 良福
1 老木や酷暑こぼさず1人立つ
2 天満祭太鼓壇尻力瘤
3 森目指し炎暑の川を登るかな
4 水族館深呼吸して海月森 ※くらげもり
5 葉月望コインランドリーの椅子温し
6 禿頭の幼馴染と生ビール
7 鋸引けば冷酒いかがと木の香立ち
8 スマホ落ちる音熱帯夜明けの地下鉄
9 白髪のテニスダブルス青葉風
10 木がデカくなったんじゃない林森
11 初夏や買ったばかりのワンピース
12 衿に脇胸に背中に汗浸みて
13 ガサッぎくりチリンほっとす熊鈴や
14 屋根開く原始林から蝉時雨
15 夏木立ざわめき熱風怒号ごと
16 森林浴涼より火事を心配し
17 夏行けど森林の木々自若たり
18 火葬場にワイシャツの子ら木下闇 ※こしたやみ
19 帰るさの手の振りゆかし木下闇
20 熊怖し森も林も入れない
21 灯籠は正しき水脈(ﾐｵ)を原爆忌
22 生き抜けよ祖母の想いの藍浴衣
23 サーフィンがしたいぞ林焼き尽くせ
24 満開の花火のあとの赤い月
25 熱帯夜冷感グッズの寿命尽き
26 膝枕一休森女蝉時雨
27 大勢の木々沈黙し油照り
28 風死してこの森ナウシカの森に
29 志ある言や善し青林檎
30 神宮の森見ず木見ず林見ず
31 朝顔にお早うを言う時間があり
32 足火照り首に汗する午前二時
33 鉄道林休日ダイヤの蝉の声
34 野分雲木々に鴉の声荒るる
35 校庭を揚花火待つそぞろかな
36 生と死のはざま老衰の極暑
37 内地から間違って避暑悔しそう
38 木陰よりエアコンの風心地よし
39 昼寝覚め如何で声立て笑ふやら
40 日々新た白き木槿や清々し
41 白雲や夏野に風の子守歌
42 ハクションの我慢直前森進一
43 バンガロー揃いのジャージ笑い声
44 真夏日や永き勤めにひと区切り
45 すぐ覚めし昼寝夜寝もすぐに覚め
46 日本に恨みあるのかあの台風
47 熱帯夜明けて朝顔五つ咲き
48 木下闇切り株探しひと休み
49 喧騒も慰めとして夏の果
50 森林や夢見心地のハンモック
51 旅ゆかば気も入れ直す夜濯かな
52 匂いして森の向こうに入道雲
53 ここは森元々は森ここも森
54 八月や鬼籍に入りし人の顔
55 渺茫たりや森閑の日盛り
56 廃村の闇に声だけ雨蛙
57 快き仕事吾(ｱ)にあれ星祭
58 二輪漕ぐ古りはやりうた夏木立
以上です。
句会同人の方に限らせていただきます。
選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。
酒多 良福
1 老木や酷暑こぼさず1人立つ
2 天満祭太鼓壇尻力瘤
3 森目指し炎暑の川を登るかな
4 水族館深呼吸して海月森 ※くらげもり
5 葉月望コインランドリーの椅子温し
6 禿頭の幼馴染と生ビール
7 鋸引けば冷酒いかがと木の香立ち
8 スマホ落ちる音熱帯夜明けの地下鉄
9 白髪のテニスダブルス青葉風
10 木がデカくなったんじゃない林森
11 初夏や買ったばかりのワンピース
12 衿に脇胸に背中に汗浸みて
13 ガサッぎくりチリンほっとす熊鈴や
14 屋根開く原始林から蝉時雨
15 夏木立ざわめき熱風怒号ごと
16 森林浴涼より火事を心配し
17 夏行けど森林の木々自若たり
18 火葬場にワイシャツの子ら木下闇 ※こしたやみ
19 帰るさの手の振りゆかし木下闇
20 熊怖し森も林も入れない
21 灯籠は正しき水脈(ﾐｵ)を原爆忌
22 生き抜けよ祖母の想いの藍浴衣
23 サーフィンがしたいぞ林焼き尽くせ
24 満開の花火のあとの赤い月
25 熱帯夜冷感グッズの寿命尽き
26 膝枕一休森女蝉時雨
27 大勢の木々沈黙し油照り
28 風死してこの森ナウシカの森に
29 志ある言や善し青林檎
30 神宮の森見ず木見ず林見ず
31 朝顔にお早うを言う時間があり
32 足火照り首に汗する午前二時
33 鉄道林休日ダイヤの蝉の声
34 野分雲木々に鴉の声荒るる
35 校庭を揚花火待つそぞろかな
36 生と死のはざま老衰の極暑
37 内地から間違って避暑悔しそう
38 木陰よりエアコンの風心地よし
39 昼寝覚め如何で声立て笑ふやら
40 日々新た白き木槿や清々し
41 白雲や夏野に風の子守歌
42 ハクションの我慢直前森進一
43 バンガロー揃いのジャージ笑い声
44 真夏日や永き勤めにひと区切り
45 すぐ覚めし昼寝夜寝もすぐに覚め
46 日本に恨みあるのかあの台風
47 熱帯夜明けて朝顔五つ咲き
48 木下闇切り株探しひと休み
49 喧騒も慰めとして夏の果
50 森林や夢見心地のハンモック
51 旅ゆかば気も入れ直す夜濯かな
52 匂いして森の向こうに入道雲
53 ここは森元々は森ここも森
54 八月や鬼籍に入りし人の顔
55 渺茫たりや森閑の日盛り
56 廃村の闇に声だけ雨蛙
57 快き仕事吾(ｱ)にあれ星祭
58 二輪漕ぐ古りはやりうた夏木立
以上です。
Posted by ＢＢＱくにむら at 21:55│Comments(2)
│くにむら俳壇
この記事へのコメント
15 夏木立ざわめき熱風怒号ごと
怒号ごとでより暑さが増す感じが上手いと思います。
17 夏行けど森林の木々自若たり
暑さの中、事もなげに木々が立っている様子を上手く表現している
と思います。
34 野分雲木々に鴉の声荒るる
何か、狙われているようで少し怖いですね。
44 真夏日や永き勤めにひと区切り
お疲れ様でした。私ももう少しです。頑張ります。
47 熱帯夜明けて朝顔五つ咲き
鮮やかな情景が眼に浮かびます。
49 喧騒も慰めとして夏の果
喧騒を慰めにする、という言葉選びが、素敵だと思います。大人な感じですね。
55 渺茫たりや森閑の日盛り
※びょうぼう、について調べてみました。水がひろびろとたたえているさまとなっていましたが、日差しの眩しい森を抜けると、美しい湖があったなんて、素敵な情景ですね。
以上、7句選ばせて頂きました。
まだまだ暑い日が続きます。皆様、ご自愛くださいね。
怒号ごとでより暑さが増す感じが上手いと思います。
17 夏行けど森林の木々自若たり
暑さの中、事もなげに木々が立っている様子を上手く表現している
と思います。
34 野分雲木々に鴉の声荒るる
何か、狙われているようで少し怖いですね。
44 真夏日や永き勤めにひと区切り
お疲れ様でした。私ももう少しです。頑張ります。
47 熱帯夜明けて朝顔五つ咲き
鮮やかな情景が眼に浮かびます。
49 喧騒も慰めとして夏の果
喧騒を慰めにする、という言葉選びが、素敵だと思います。大人な感じですね。
55 渺茫たりや森閑の日盛り
※びょうぼう、について調べてみました。水がひろびろとたたえているさまとなっていましたが、日差しの眩しい森を抜けると、美しい湖があったなんて、素敵な情景ですね。
以上、7句選ばせて頂きました。
まだまだ暑い日が続きます。皆様、ご自愛くださいね。
Posted by 山茶花です。 at 2023年08月07日 13:26
山茶花さん、それからメールで撰句してくれた湯児さん、ご協力ありがとうございました。
Posted by 良福 at 2023年08月10日 01:40
