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2023年07月01日

第173回酔いどれ句会清記表

紅帽子さんに清記表を作ってもらいました。

今回の投稿作品は58句あります。7句選んでください。
句会同人の方に限らせていただきます。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。

酒多 良福



1 このこいのドキドキ感よ5年ぶり
2 猫いない独り言もない夏の夕
3 空と風染めて七彩夏近し(なないろ)
4 茜空そっとヘタ取り梅仕事
5 小指立て叫ぶ藤波「長州来い」
6 恋来いと己斐の友乞ひ濃い夕焼
7 山望む湯船に浸かり塩胡瓜
8 五輪ではワンコインとは一億円
9 手相見に明かさぬ本意星の恋
10 恋文のさわさわとして麦の秋

11 野良行水 ホースのしぶきで虹作り
12 真夏日や濃い珈琲にアイス入れ
13 白波のまぶしき浅瀬時鳥
14 子かまきり父は覚悟の恋に死す
15 初恋のタクシー札幌祭の夜
16 夏至過ぎて寂しくもあり空の青
17 交流戦虎威柄の人汗ぬぐひ ※こいがら
18 昨夏の落ちトマト芽や愛しい
19 ライン未読いま通りすぎる時間
20 浴衣の鯉 汗で濃く赤く跳ね

21 白亜紀の露頭の岸辺夏霞
22 傘隠す梅雨入りの日の故意は恋
23 朝茹での海老蛸夏のカルパッチョ
24 万緑の濃い影に吸い込まれそう
25 出水して鯉は大河に泳ぎゆく
26 入院の中日を数え洗濯機
27 濃い影を踏み踏み歩く夏至の午後
28 葛餅や母の話は終わりなし
29 教材は太宰が恋文雲の峰
30 短夜が明けてライブの筋肉痛

31 ライダーは駆け行く星見えぬ雨中
32 朝茹での水蛸提げて暑中見舞い
33 三線のあえかなりけり沖縄忌
34 さへづりて森いっぱいに恋のうた
35 「それでいいよ」と頷き揺れる亜麻の花
36 夏至祭や浮かれて濃いめの酒を乞ひ
37 濃いめでねカットグラスにハイボール
38 旧友の細き肩越し花は葉に
39 片恋の屋台に消ゆる夏祭
40 二こいして五光欲張り雨を乞ひ

41 ドームはこいエスコンはいけホームラン
42 ツルアジサイ濃い陰動く夏至の昼
43 夏至すぎてデートの帰りに手羽を喰らう
44 ぶらんこを漕いでも漕いでも元戻る
45 洗ひ髪颯と脱ぎ捨つ恋衣
46 ポプラ絮こいこい小さき手の先に
47 ひなげしは「来る」から摘むと「来ない」です
48 老頭児や久方振りの冷し酒 ※ろーとる
49 恋しいと憎い今宵も鼬ごっこ (いたち)
50 アカシアの花嫐る雨恋の町

51 母恋といふ心に沁む地ヒガラの子
52 郭公やベッドタウンに残る森
53 学生街うれしなつかしソーダ水
54 宝くじか不思議な出会い夏至の昼
55 夏の湖秀峰眺め鯉のあらい
56 後朝や蚊遣火燃え残る窓辺
57 ストロベリームーンとふ特別な月普段の土曜
58 遠見する恋のため息七変化


以上です。


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Posted by BBQくにむら at 20:44│Comments(4)くにむら俳壇
この記事へのコメント
錆爺です。以下の7句を選びました。

1 このこいのドキドキ感よ5年ぶり
うらやましいですね

2 猫いない独り言もない夏の夕
なにか、寂しいですね

8 五輪ではワンコインとは一億円
腹が立ちますよね

10 恋文のさわさわとして麦の秋
実感がこもっていますよね

11 野良行水 ホースのしぶきで虹作り
昔よくやりましたね

16 夏至過ぎて寂しくもあり空の青
共感できます

27 濃い影を踏み踏み歩く夏至の午後
暑そうですよね
Posted by 錆爺 at 2023年07月03日 07:48


3 空と風染めて七彩夏近し
爽やかな夏の始まりを感じます。


4 茜空そっとヘタ取り梅仕事
丁寧な仕事ぶりが伺えます。

14 子かまきり父は覚悟の恋に死す
妻に食べられてしまったのでしょうか?


16 夏至過ぎて寂しくもあり空の青
眩しすぎて、少し悲しくなる気持ちちょっと分かります。


21 白亜紀の露頭の岸辺夏霞
情景が眼に浮かびますね。

25 出水して鯉は大河に泳ぎゆく
鯉が海に出るなんて、ロマンを感じます。

33 三線のあえかなりけり沖縄忌
人間は、何度過ちを繰り返すのでしょうか…。世界平和を望みます。

以上、7句選ばせ頂きました。
Posted by 山茶花です at 2023年07月03日 13:42
23年7月の選句です

10 恋文のさわさわとして麦の秋

最近、広末涼子の恋文が話題でした。夏の麦の情熱的な赤は燃え上がる恋の色なのでしょうな。

15 初恋のタクシー札幌祭の夜
これは祭りの後の景ですね。いったいどこへ行ったのやら、タクシー代かかったろうなぁ、と想像しました。

20 浴衣の鯉 汗で濃く赤く跳ね
浴衣の鯉 いいですね。汗で濡れて赤が濃くなるなんて、どんなことが起きたのでしょう⁉️

45 洗ひ髪颯と脱ぎ捨つ恋衣
女の恋は上書き更新、髪を洗って新たな恋にいくのですかね。

50 アカシアの花嫐る雨恋の町
裕次郎の歌のメロディが浮かびました。

52 郭公やベッドタウンに残る森
私にとって実景です。最近腰痛で徒歩通勤ができず、鳥の声が聞けないのが残念です。

55 夏の湖秀峰眺め鯉のあらい
だいぶ前ですが、学生時代の友人に久方ぶりに会い、昼間から鯉のあらいを食べ痛飲しました。鯉を食べたのは思えばあれきりです。ゆっくりとした良い思い出です。

以上7句いただきました。
戊瓶
Posted by 戊瓶 at 2023年07月03日 16:24
選句してくれたみなさん、ありがとうございました。
Posted by 良福 at 2023年07月03日 23:34
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