さぽろぐ

グルメ・スイーツ  |札幌市北区

ログインヘルプ


 › BBQくにむら › くにむら俳壇 › 第169回酔いどれ句会清記表

2023年03月05日

第169回酔いどれ句会清記表

今回は、長期出張から帰還した紅帽子さんに清記表を作ってもらいました。

今回の投稿作品は41句あります。7句選んでください。
句会同人の方に限らせていただきます。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。


酒多 良福



1墨絵かな車窓雪山細小川 ※いさらがわ
2絵の描けぬ者ばかりにも春来たる
3片方の小さき手袋雪解風
4上履きの落書き笑う卒業日
5人気ない似顔絵師ですピカソ風
6春めくや介護の後のホットラテ
7佐保姫の絵筆を濡らす雪解かな
8休みの朝の「緑黄色社会」名残雪
9図書館の桜写真集子が広げ
10日脚伸ぶ新聞小説の挿絵

11陽こぼれてバスうたた寝の春隣
12星結び熊猫座描かむ雁帰る※パンダ
13絵の名持つ逝き人知らね春の息
14絵に描いた餅でも売れるゴッホなら
15開けた窓卒業の歌晴れた空
16春色の絵の具携え無人駅
17雪晴に聳ゆガラスのピラミッド
18斑雪野に影絵のごとき犬一頭
19球春到来Fの帽子で里帰り
20君思ひ通ひし車輛とも春別れ ※はこ

21野には野の空には空の春ありぬ
22文系の句理系の句あり●食ふ※●=魚編に花(ほっけ)
23絵を飾るデッキも最期雪煙
24春いずこ展覧会の絵を焼いて
25サンピラー雪の浄土を祀りけり
26笑み交わす卒業生の初素顔
27絵踏より未来のための支援たれ
28卒業かあの絵を残し門を出る
29膝に乗せ絵本の続き日永かな
30錦絵の凧引く子らの赤い頬

31通学路雪に描く絵の今昔
32蓮氷果てには白き水平線
33異国客浮世絵半袖春一番
34干支聞かれ「子ー、丑、寅、卯ー、マンボ!」って
35雪の街チカホ絵画に歩を緩め
36菊も絵も音読みだとは知らなんだ
37氷原に天使の梯オホーツク
38淡雪や絵本「パパラギ」そっと閉じ
39桃の日や絵子絵美幸絵絵里子彩絵
40右大臣酒の肴は雛あられ

41ジュエリーアイス酷寒からの贈りもの


以上です。

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(くにむら俳壇)の記事画像
第133回酔いどれ句会のご案内
第130回酔いどれ句会のご案内
第128回酔いどれ句会清記表
ちょっとお知らせ
第126回酔いどれ句会のご案内
第124回酔いどれ句会清記表
同じカテゴリー(くにむら俳壇)の記事
 第183回酔いどれ句会清記表 (2024-05-04 20:10)
 第182回酔いどれ句会報告 (2024-04-01 22:30)
 第182回酔いどれ句会清記表 (2024-03-30 21:44)
 第181回酔いどれ句会報告 (2024-03-04 23:13)
 第181回酔いどれ句会清記表 (2024-03-02 21:36)
 第180回酔いどれ句会報告 (2024-02-05 23:40)

Posted by BBQくにむら at 00:09│Comments(3)くにむら俳壇
この記事へのコメント
戊瓶選です。

3片方の小さき手袋雪解風
雪解けでいろんな落し物が出てきますね。片方の手袋を無くしたことは何度もあります。

11陽こぼれてバスうたた寝の春隣
春の暖かい陽気は眠くなるものです。のんびりとしたバスの景が浮かびました。

21野には野の空には空の春ありぬ
春の喜びに浮かれながらも、それぞれの自己主張があるようで面白い。

25サンピラー雪の浄土を祀りけり
真冬の厳しい寒さの朝にサンピラーは神々しく輝くものです。浄土に祀り、というのが良いですね。

26笑み交わす卒業生の初素顔
今年、中高を卒業する生徒は、コロナで3年間行事もほとんどなく卒業です。せめて、最後の卒業式にマスクなしで笑いあえるのが救いですね。

29膝に乗せ絵本の続き日永かな
娘たちが入学前はよく一緒に絵本を読みました。昼ごはんの後、一緒に読んで一緒に昼寝をしたものです。午後ののんびりとした幸せなひと時が思い浮かびました。

32蓮氷果てには白き水平線
実経験では、何度か行ったツアーでは、なかなか流氷にお目にかかれませんでした。春が近づき、薄く割れた氷と青い空が作るオホーツクの白い水平線が浮かびました。

以上7区いただきました。
Posted by 戊瓶 at 2023年03月05日 11:23
山茶花選です。

4上履きの落書き笑う卒業日
学生時代が懐かしく思い出されます。

6春めくや介護の後のホットラテ
暖かな日差しの中で、ホッと一息ついている様子が浮かびます。

17雪晴に聳ゆガラスのピラミッド
札駅の太陽の広場でしょうか?

20君思ひ通ひし車輛とも春別れ ※はこ
私も、高校生活は汽車通学でした。残念ながら淡い恋はありませんでしたが…。

21野には野の空には空の春ありぬ
何か深い句ですね。

23絵を飾るデッキも最期雪煙
廃線を走る、少し物悲しい列車の情景が眼に浮かびます。

30錦絵の凧引く子らの赤い頬
青空に上がっていく、綺麗な凧や、掛け声、歓声までも聞こえてきそうな、素敵な句ですね。
Posted by 山茶花です at 2023年03月05日 14:22
錆爺です。
以下の7句を選びました。


3片方の小さき手袋雪解風
そんな季節ですね。

11陽こぼれてバスうたた寝の春隣
この句も、そんな季節ですね

16春色の絵の具携え無人駅
春、近しですね

26笑み交わす卒業生の初素顔
コロナも3年ですあらね。

27絵踏より未来のための支援たれ
いろんな意味で考えさせられます。

28卒業かあの絵を残し門を出る
いろんな思いがあるんですね。

41ジュエリーアイス酷寒からの贈りもの
ジュエリーアイスてどうやって出来るのですかね。
Posted by 錆爺 at 2023年03月06日 09:12
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。