BBQくにむら

今夜、いつもの句会が少人数でひっそりと開催されました。サッカーのことが気になるので、早めにサクッと終わりました。

出席者は、星潮、鳴兎小吉、北留2号、泥游、酒多良福の５名、不在選句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、紅帽子の４名でした。
一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の９名で、４４句が集まりました。

兼題は「瀬」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね


酒多 良福




30. 蝶凍てて羽に呪文をひそめける　　高丘夕雨


18. 冬日さす介護ベッドの背を上げて　　鳴兎小吉
21. 寒紅を引いて笑顔の祝辞かな　　山茶花
38. 極月や一章ほどは捗れり　　高丘夕雨


2. 湯けむりと瀬音河童は冬支度　　北留2号
14. 冬うららハローワークへ離職票　　鳴兎小吉
20. 小春日や窯より出でしフランスパン　　高丘夕雨
41. 年の夜に指折りにけり嘘の数　　星潮
43. 先見えぬ石段下る秋夕焼け　　北留2号


6. 「金と嘘のバラード」やだよSAPPOROは 　紅帽子
7. しぐるるや卒寿の父の嗄れ声 ＊しゃがれ　　鳴兎小吉
8. きゅっきゅっきゅっ新雪踏んでアンダンテ　　酒多良福
13. 見守られ早瀬に挑む鮭の群　　酒多良福
25. 手袋をぬいで刻遣る書肆の夕　　高丘夕雨
32. 窓叩く冬将軍背に猫あくび　　床雑巾


1. 冬怒濤奥尻遥か瀬棚港　　鳴兎小吉
3. 枯れすすき白綿その手重たげに　　床雑巾
10. 玄冬や率いて万のオオハクチョウ　　床雑巾
12. 帰るところ無き凩や我もまた　　星潮
15. 木の葉散る小駅に青き君の歌　　泥游
17. 篝火の宿あり霧に浮かびおり　　北留2号
22. 土ネギと急いて家路へ湯豆腐や　　床雑巾
23. 冬の虹父の介護の帰り道　　鳴兎小吉
27. 春夏秋じっと待ってた鍋奉行(しゅんかしゅう)　　紅帽子
29. 冬の日や車窓に光る柳瀬川　　山茶花
34. 瀬戸焼の金継せし夜雪静か 　床雑巾
35. オーロラの氷雪の海白瀬航く　　星潮
36. 年の瀬や器の欠けが目に留まり　　酒多良福
37. 星いづこ雲かめまいか湯けむりか　　北留2号
40. シベリウスなまら寒そな名前だべ　　紅帽子
42. 星月夜巡り合ひたる庵かな　　泥游
44. 檸檬ゼリーゆかしき瀬戸の海と島　　星潮


4. 冬晴れや晴れ着の裾の金の糸　　山茶花
5. 瀬石って書いたらバツと言っただろ　　紅帽子
9. 待ちに待つ華の宴の金屏風 ※はなのうたげ　　山茶花
11. 歯ブラシの替え時来たり歳の市　　酒多良福
16. 大淀の瀬に白波や秋高し　　泥游
19. 奥入瀬の阿修羅の流れ冬霞　　星潮
24. 行く秋に面影探す海岸通　　泥游
26. 瀬をはやみ分かれりゃきっと逢えないよ　　紅帽子
28. しあわせのピースを集め冬の朝　　山茶花
31. グローバルバブル弾けて冬籠り　　泥游
33. 火祭りを暮れきるまでの瀬鳴かな　　高丘夕雨
39. 銀杏並木乱舞木枯しの朝　　北留2号


以上です。

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