2021年02月01日
第144回酔いどれ句会報告
いつもの句会がこじんまりと開催されました。
出席者は、山茶花、高丘夕雨、北留2号、酒多良福の4名、不在選句者は、湯児、鳴兎小吉、ニック・ジャガー、紅帽子、未定子、錆爺、星潮、泥游の8名でした。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、深海五峯、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の11名で、53句が集まりました。
兼題は「九」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね
酒多良福







4 居残りのだるまストーブ九九練習 湯児





33 特大の氷柱叩いて陽の眩し 泥游
41 大晦日客なき店に聴く第九 鳴兎小吉




37 雪をはね九両編成最果てへ 北留2号
38 生まれたる仔鹿のごとく氷道 泥游
47 老犬の歩幅小さき寒夜かな 山茶花



10 猫柳喧嘩のあとの帰り道 星潮
29 ここにある俺の人生九十九折(つずらおり) 深海五峯
40 九の字が苦の字に見える句作かな ニック・ジャガー


6 封切りの箱入り酒や初昔 高丘夕雨
12 銀山猿子の眼ナナカマドの実 ※ギンザンマシコ 鳴兎小吉
14 九字切らんコロナ禍猛き寒の入 鳴兎小吉
15 財布軽し二月生まれの彼女多数 星潮
16 生きてゐる雄叫ぶ雪の露天風呂 湯児
20 日脚伸ぶ猫の早起き苦にならず 深海五峯
23 枯枝や綿雪乗せて咲くがごと 酒多良福
39 鳴き交わす烏マイナス九度の夜 酒多良福
42 大寒の街に無音のとばり降り 山茶花
43 九龍の活劇夢見仔栗鼠跳ぶ 高丘夕雨
49 雪おんな九十九髪にて深情け 高丘夕雨
53 雪かきの汗に満たされ寒ビール 泥游

1 ときとして九九も曖昧凍戻る 星潮
2 九分どおり仕上げたあとにあっあれが 紅帽子
3 雪大根ぽん酒と食す甘みかな 山茶花
7 一一九ニが鎌倉幕府ちゃうなんて 紅帽子
9 この九冬身を低くして過ごしおり 高丘夕雨
11 鉄道員のような雪降るしじまかな(ぽっぽや) ニック・ジャガー
13 白き屋根の海暮れ行く革命9 泥游
17 薄氷や祈りを乗せて釧路川 星潮
18 第九の調べよく晴れた冬の日に 山茶花
19 見ることは時渡すこと大晦日 湯児
22 マント干す北八西九にありし寮 鳴兎小吉
27 凛とした寒グラデーションの朝焼け 北留2号
28 原子番号九番はフッ素厄落 星潮
30 着ぶくれて三国天六谷九へ 泥游
32 朝焼けの手稲に沈む凍れ月 ニック・ジャガー
34 九分九厘、九割以上欠けており ニック・ジャガー
35 巣籠れば街灯恋しいまたおでん 深海五峯
36 ストーブを前に足踏み手をこすり 酒多良福
44 九の段を終えて晴れ晴れクラス替え 紅帽子
46 キュキュと鳴く踏む雪の声凍る息 酒多良福
48 寒雷はホワイトアウトの号砲 鳴兎小吉

5 球正月ナインの心君知るや 北留2号
8 九の段は九九八十一ひとつだけ 酒多良福
21 九を点じ流行り病や丸儲け 深海五峯
24 初搾り寒九の水のまっすぐに 湯児
25 年明けの第九気抜けたビールだね 紅帽子
26 先駆者の訃報誓う四十九日 北留2号
31 テレワークの夫送り出す女正月 高丘夕雨
45 悴むは心なき日常か 山茶花
50 かじかんだこの指に息吹きかけて 紅帽子
51 脳味噌をぶっ飛ばしたい洟をかむ 湯児
52 紅梅を追う白梅に寒もどり 深海五峯
以上です。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、星潮、深海五峯、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の11名で、53句が集まりました。
兼題は「九」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福







4 居残りのだるまストーブ九九練習 湯児





33 特大の氷柱叩いて陽の眩し 泥游
41 大晦日客なき店に聴く第九 鳴兎小吉




37 雪をはね九両編成最果てへ 北留2号
38 生まれたる仔鹿のごとく氷道 泥游
47 老犬の歩幅小さき寒夜かな 山茶花



10 猫柳喧嘩のあとの帰り道 星潮
29 ここにある俺の人生九十九折(つずらおり) 深海五峯
40 九の字が苦の字に見える句作かな ニック・ジャガー


6 封切りの箱入り酒や初昔 高丘夕雨
12 銀山猿子の眼ナナカマドの実 ※ギンザンマシコ 鳴兎小吉
14 九字切らんコロナ禍猛き寒の入 鳴兎小吉
15 財布軽し二月生まれの彼女多数 星潮
16 生きてゐる雄叫ぶ雪の露天風呂 湯児
20 日脚伸ぶ猫の早起き苦にならず 深海五峯
23 枯枝や綿雪乗せて咲くがごと 酒多良福
39 鳴き交わす烏マイナス九度の夜 酒多良福
42 大寒の街に無音のとばり降り 山茶花
43 九龍の活劇夢見仔栗鼠跳ぶ 高丘夕雨
49 雪おんな九十九髪にて深情け 高丘夕雨
53 雪かきの汗に満たされ寒ビール 泥游

1 ときとして九九も曖昧凍戻る 星潮
2 九分どおり仕上げたあとにあっあれが 紅帽子
3 雪大根ぽん酒と食す甘みかな 山茶花
7 一一九ニが鎌倉幕府ちゃうなんて 紅帽子
9 この九冬身を低くして過ごしおり 高丘夕雨
11 鉄道員のような雪降るしじまかな(ぽっぽや) ニック・ジャガー
13 白き屋根の海暮れ行く革命9 泥游
17 薄氷や祈りを乗せて釧路川 星潮
18 第九の調べよく晴れた冬の日に 山茶花
19 見ることは時渡すこと大晦日 湯児
22 マント干す北八西九にありし寮 鳴兎小吉
27 凛とした寒グラデーションの朝焼け 北留2号
28 原子番号九番はフッ素厄落 星潮
30 着ぶくれて三国天六谷九へ 泥游
32 朝焼けの手稲に沈む凍れ月 ニック・ジャガー
34 九分九厘、九割以上欠けており ニック・ジャガー
35 巣籠れば街灯恋しいまたおでん 深海五峯
36 ストーブを前に足踏み手をこすり 酒多良福
44 九の段を終えて晴れ晴れクラス替え 紅帽子
46 キュキュと鳴く踏む雪の声凍る息 酒多良福
48 寒雷はホワイトアウトの号砲 鳴兎小吉

5 球正月ナインの心君知るや 北留2号
8 九の段は九九八十一ひとつだけ 酒多良福
21 九を点じ流行り病や丸儲け 深海五峯
24 初搾り寒九の水のまっすぐに 湯児
25 年明けの第九気抜けたビールだね 紅帽子
26 先駆者の訃報誓う四十九日 北留2号
31 テレワークの夫送り出す女正月 高丘夕雨
45 悴むは心なき日常か 山茶花
50 かじかんだこの指に息吹きかけて 紅帽子
51 脳味噌をぶっ飛ばしたい洟をかむ 湯児
52 紅梅を追う白梅に寒もどり 深海五峯
以上です。
Posted by BBQくにむら at 23:39│Comments(5)
│くにむら俳壇
この記事へのコメント
皆さまお疲れさまでした。無理難題の兼題を投げて、私自身またブーメラン苦吟地獄にはまっていました。
ほんとうに久しぶりの一席です。でも会心作は「脳味噌を」のほうでした。わからないものですね。私が選んだ一席は「白き屋根」です。底知れぬ魅力があります。
小学生の頃、勉強はまったくできなくて、砂場相撲と跳び箱だけが取り柄でした。九九は四を「よん」としか言えなくて、クラスの優秀な女子が先生役で補習。つらかったなぁ。
ほんとうに久しぶりの一席です。でも会心作は「脳味噌を」のほうでした。わからないものですね。私が選んだ一席は「白き屋根」です。底知れぬ魅力があります。
小学生の頃、勉強はまったくできなくて、砂場相撲と跳び箱だけが取り柄でした。九九は四を「よん」としか言えなくて、クラスの優秀な女子が先生役で補習。つらかったなぁ。
Posted by 湯児 at 2021年02月02日 03:12
湯児さん、一席おめでとうございます。
昭和40年代初めの母校小学校の木造校舎とだるまストーブを思い起こしました。でもやっぱり兼題「九」はむずかったっすよ!
二席をいただいた句はご想像どおり?良福店主へのなりすまし句でありました。へへへ、成功かな?!
昭和40年代初めの母校小学校の木造校舎とだるまストーブを思い起こしました。でもやっぱり兼題「九」はむずかったっすよ!
二席をいただいた句はご想像どおり?良福店主へのなりすまし句でありました。へへへ、成功かな?!
Posted by 小吉 at 2021年02月02日 07:55
山茶花さんにお目に掛りたかったですねぇ…残念。
Posted by 星潮 at 2021年02月02日 08:22
夕雨さん、「この九冬」の句を小吉さんの作と勘違いしてしまい、失礼しました。
(銀山猿子は小吉さんだと見当はついたのですが)
(銀山猿子は小吉さんだと見当はついたのですが)
Posted by 湯児 at 2021年02月02日 14:58
上位の句の作者はみんな不在でしたねー。今までもこんなことがよくありました。さて、来月はどうなる?
私も一度、不在で一席を取ってみたい!笑笑
私も一度、不在で一席を取ってみたい!笑笑
Posted by 良福 at 2021年02月03日 03:29
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