2020年10月06日
第140回酔いどれ句会報告
昨夜、いつもの句会が静かに開催されました。
出席者は、高丘夕雨、湯児、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、戊瓶、酒多良福の7名、不在選句者は、床雑巾、林檎、星潮、ニック・ジャガー、未定子、泥游の6名でした。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、深海五峯、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の11名で、50句が集まりました。
兼題は「長」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね
酒多良福







17 満月のイビツを探し長湯かな 山茶花





14 温め酒長居の客の独り言 ※ぬくめ 高丘夕雨
43 虫の音と時の漂う老舗宿 ニック・ジャガー




23 邯鄲や老父幾度も同じ問ひ 鳴兎小吉
38 雲流る斜面遍く葡萄生る ※あまねく 高丘夕雨



2 野仏は観音菩薩曼珠沙華 ※のぼとけ 鳴兎小吉
4 秋鮭を捌き胸張る姉御かな 湯児
16 長いことお世話になってジム辞める 紅帽子
20 爽やかな海風の吹く葡萄棚 山茶花
21 校長の話の長き秋黴雨 ※あきついり 湯児
25 若人の戻りしキャンパス空澄めり 泥游
26 芋を掘る探る手の先もう一個 北留2号
28 磯の香の川面を眺む長夜かな 山茶花
39 夜長し星の時間に身を委ね 北留2号
46 ムックリの残響果てて夜長なり 鳴兎小吉
48 長き夜過去と対峙す独り飲み 紅帽子


6 「ワカカタカゲ?」「ワタカタカゲ?」「若隆景!」 紅帽子
8 青柿に色さす蝉のしわれ声 深海五峯
10 樽開けて味噌の香高し秋九月 湯児
19 そぞろ寒長袖探す安箪笥 星潮
22 旭岳初冠雪と聴く夜長 鳴兎小吉
27 登高や一日の長と煽てられ 星潮
32 長月の薄着に宵の肌冷えて 酒多良福
33 人はコロナ山淡々と紅葉す 北留2号
34 半身の馬の眼差し秋高し 高丘夕雨
36 長き夜は画面の友と手酌酒 北留2号
41 ナナカマド奥には痩せた入道雲 泥游
49 長距離を駆ける玉ねぎ北見発 北留2号

5 焚火にて長き日溶かす盂蘭盆会 深海五峯
7 長靴に草木散らして月を待つ 深海五峯
9 駆けつけて新蕎麦二枚かっこみぬ 湯児
11 長万部かにめし買えず刈田行く 泥游
18 虫刺され痕消えぬまま虫の声 酒多良福
31 社長部長課長係長村芝居 星潮
40 夕べの野揺れるコスモス長き影 酒多良福
44 見出し追う夜長の酒の苦きこと 酒多良福
45 歌姫を奏でてみたし夜長かな 泥游

1 明星の消息伝ふ秋の朝 高丘夕雨
3 邯鄲や古代遺跡の海見台 高丘夕雨
12 長月やそれでも秋は去り行かむ 星潮
13 自然体秋の夜長は長く寝る ニック・ジャガー
15 円空仏木喰仏の笑む夜長 ※もくじきぶつ 鳴兎小吉
24 秋薄暮彼方の赤き灯に巻かれ 泥游
29 声の波虫にもあるやSNS 深海五峯
30 秋晴れや長旅終えしご本尊 紅帽子
35 秋の蚊や宰相殿と大統領 湯児
37 お電話だでも長距離か母さんかァ 紅帽子
42 雨恨み見えぬ月下の独り酒 酒多良福
47 長いものに巻かるるのは嫌青蜜柑 星潮
50 名月の風情を破る空挺隊 深海五峯
以上です。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、高丘夕雨、湯児、ニック・ジャガー、深海五峯、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の11名で、50句が集まりました。
兼題は「長」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福







17 満月のイビツを探し長湯かな 山茶花





14 温め酒長居の客の独り言 ※ぬくめ 高丘夕雨
43 虫の音と時の漂う老舗宿 ニック・ジャガー




23 邯鄲や老父幾度も同じ問ひ 鳴兎小吉
38 雲流る斜面遍く葡萄生る ※あまねく 高丘夕雨



2 野仏は観音菩薩曼珠沙華 ※のぼとけ 鳴兎小吉
4 秋鮭を捌き胸張る姉御かな 湯児
16 長いことお世話になってジム辞める 紅帽子
20 爽やかな海風の吹く葡萄棚 山茶花
21 校長の話の長き秋黴雨 ※あきついり 湯児
25 若人の戻りしキャンパス空澄めり 泥游
26 芋を掘る探る手の先もう一個 北留2号
28 磯の香の川面を眺む長夜かな 山茶花
39 夜長し星の時間に身を委ね 北留2号
46 ムックリの残響果てて夜長なり 鳴兎小吉
48 長き夜過去と対峙す独り飲み 紅帽子


6 「ワカカタカゲ?」「ワタカタカゲ?」「若隆景!」 紅帽子
8 青柿に色さす蝉のしわれ声 深海五峯
10 樽開けて味噌の香高し秋九月 湯児
19 そぞろ寒長袖探す安箪笥 星潮
22 旭岳初冠雪と聴く夜長 鳴兎小吉
27 登高や一日の長と煽てられ 星潮
32 長月の薄着に宵の肌冷えて 酒多良福
33 人はコロナ山淡々と紅葉す 北留2号
34 半身の馬の眼差し秋高し 高丘夕雨
36 長き夜は画面の友と手酌酒 北留2号
41 ナナカマド奥には痩せた入道雲 泥游
49 長距離を駆ける玉ねぎ北見発 北留2号

5 焚火にて長き日溶かす盂蘭盆会 深海五峯
7 長靴に草木散らして月を待つ 深海五峯
9 駆けつけて新蕎麦二枚かっこみぬ 湯児
11 長万部かにめし買えず刈田行く 泥游
18 虫刺され痕消えぬまま虫の声 酒多良福
31 社長部長課長係長村芝居 星潮
40 夕べの野揺れるコスモス長き影 酒多良福
44 見出し追う夜長の酒の苦きこと 酒多良福
45 歌姫を奏でてみたし夜長かな 泥游

1 明星の消息伝ふ秋の朝 高丘夕雨
3 邯鄲や古代遺跡の海見台 高丘夕雨
12 長月やそれでも秋は去り行かむ 星潮
13 自然体秋の夜長は長く寝る ニック・ジャガー
15 円空仏木喰仏の笑む夜長 ※もくじきぶつ 鳴兎小吉
24 秋薄暮彼方の赤き灯に巻かれ 泥游
29 声の波虫にもあるやSNS 深海五峯
30 秋晴れや長旅終えしご本尊 紅帽子
35 秋の蚊や宰相殿と大統領 湯児
37 お電話だでも長距離か母さんかァ 紅帽子
42 雨恨み見えぬ月下の独り酒 酒多良福
47 長いものに巻かるるのは嫌青蜜柑 星潮
50 名月の風情を破る空挺隊 深海五峯
以上です。
Posted by BBQくにむら at 18:10│Comments(5)
│くにむら俳壇
この記事へのコメント
今、見直してみたら、不在選句者を間違えて記載していました。錆爺を泥游に差し替えました。失礼しました。
Posted by 良福 at 2020年10月06日 23:55
なかなか句会に参加出来ず、ご無沙汰していてすみません。今回の句は、小樽の温泉に一人旅をした時に詠んだものです。(実景&妄想)一点でも入ったら嬉しいなぁ〜。と思っていたところ…。素直に嬉しいです。ありがとうございました。
Posted by 山茶花です。 at 2020年10月07日 18:32
ふふふ、出席していないときに一番になって褒められるジンクスは生きていますねー ^_^ 山茶花さん!
おめでとうございます。お見事でした。
おめでとうございます。お見事でした。
Posted by 良福 at 2020年10月08日 04:55
「わあ、きれいな満月」「十五夜ってほんとまん丸ね」とかなんとか言いながら夜空を見上げて、うっとりしている日本人のなんと多いことか。
しかし、山茶花さんは知っています。満月はまん丸ではなく微妙にいびつで歪んでいるのを。露天風呂で長湯してのぼせながらも月を見ている人だけが発見できるのです。
大人なみなさん、ボーっと生きてると山茶花さんに叱られますよ。
しかし、山茶花さんは知っています。満月はまん丸ではなく微妙にいびつで歪んでいるのを。露天風呂で長湯してのぼせながらも月を見ている人だけが発見できるのです。
大人なみなさん、ボーっと生きてると山茶花さんに叱られますよ。
Posted by 紅帽子 at 2020年10月08日 20:21
この句には、発見と情景と感慨がしっかりとありますね。私が勝手に作った三拍子なんですが、こういう風に作れると気持ちいいですね。
Posted by 良福 at 2020年10月09日 18:37