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2020年08月04日

第138回酔いどれ句会報告

昨日、いつもの句会がありました。
換気のために窓を開けて、換気扇を強めに回し、蒸し暑い夜だったのでエアコンを点けました。馬鹿げていますが仕方ありません。

出席者は、高丘夕雨、湯児、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、泥游、酒多良福の7名、不在選句者は、未定子、錆爺、時折愉快、BBQともかおの4名でした。

一人当たり7句選んでいます。

出句者は、山茶花、高丘夕雨、時折愉快、湯児、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、BBQともかお、酒多良福の10名で、43句が集まりました。

兼題は「蜜」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくねicon06


酒多良福



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6コロナ禍の夜更けに微か花火の香  酒多良福

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11蜜蝋の光大聖堂涼し   泥游
24遠心分離機流れる蜜と回す汗  北留2号
28黒南風や栞動かず暮れにけり  高丘夕雨

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4脈打ちて終日海月漂へり※ひねもす  高丘夕雨
16水蜜桃その柔らかき肌を喰む   北留2号
17ソーダ水ビー玉落とすタンクトップ  時折愉快
20先生の遺品積み上げ雲の峰  湯児
21井戸の中西瓜忘れて夜更けかな  酒多良福
22河童忌や密も愛も粋も無き世   山茶花
30驟雨過ぐ雲を子分に十勝岳※しゅうう  山茶花
36ママからはじまるロックよ夏壊せ   湯児

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8青信号ごとに始まる日本ダービー  BBQともかお
13蜜豆や従兄弟と遊び疲れ果て  鳴兎小吉
14向日葵や背に蜜蜂手に太陽  山茶花
15ラベンダー花壇蜜には守り蜂  泥游
23私に絡む虫どもの超え蜘蛛の囲の  時折愉快
25赤啄木鳥の雛の声消ゆ松古木 ※アカゲラ  鳴兎小吉
26夕凪や盥に水蜜桃浮かべ  酒多良福
27水蜜桃母の実家の縁側で  鳴兎小吉
35剥く程に白桃蜜を湛へおり  高丘夕雨
38夏空の闇を掃き出せほうき星  北留2号
41東屋の溶けたアイスに蟻の群れ  酒多良福
42夢を見た窓開け風受け夏野行く  泥游

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1蚊喰鳥花に迷ひて墜落す  高丘夕雨
3蜜蜂の働く街や夏来たる  酒多良福
5蝦山椒地生えを炊いて夏の夕  湯児
9レジ前でちょい買い増えるディスタンス  紅帽子
10花嗅いで噛んで訪う科の蜜  湯児
12アベマスクすれ違うたびチラ見され  紅帽子
19搾取する集めた蜜を奪い取る  北留2号
32サウダージ静かなる夏十五日  湯児
33ヨーイドン汗飛び散らせマスクあご  北留2号
34蜜の味金の無駄さと昼寝かな  泥游
37蜜月過ぎてお化け屋敷と繋ぐ君の手  時折愉快
39望遠が並び狙うはアマツバメ  泥游
43レインボーブリッジ赤くできませーん  紅帽子

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2ハンモック揺らす風蜜月の  BBQともかお
7風と共に梅雨明けの便り舞い込む  紅帽子
18いとをかし蜜蜂は摘み鹿を訪い  紅帽子
29雲の峰百連凧に祈りのせ   鳴兎小吉
31当別の蜜蜂亜麻の花が好き  鳴兎小吉
40梅雨明けや日向集むる蜜の昼  高丘夕雨

以上です。
       


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Posted by BBQくにむら at 20:55│Comments(6)くにむら俳壇
この記事へのコメント
それは句会の最終盤に起きました。

無得点の句について作者に解説してもらっている場面でした。

18いとをかし蜜蜂は摘み鹿を訪い

作者は紅帽子さんです。彼はたいへん苦労して、相当な時間をかけてこの句を作ったそうです。そして、その労作の秘密に誰も気づかなかったこと少しがっかりしたようでした。

いとをかしみつはちはつみしかをとい

これ、実は回文になっていたのです❗️
Posted by 良福 at 2020年08月05日 05:06
ワハハ、してやったりってところでしょうか。^_^
これ作るのに3日かかったんだから。なんちゅうヒマジンやー。

今回は壇蜜で三句くらい作ろうと思ってたのに、店主から禁止令が出たので、こんな手を使うしかなかったのです。泥游さんがうまく作りましたね、花壇蜜、その手があったか!

回文は一字変えると全体をガラッと変えなきゃいけないので大変でした。ちなみに、最初作ったのは、「素顔もて蜜蜂は罪手も犯す」でした。こっちのほうがいいかなって思ったのですが、「あ、これ回文じゃん」ってニックさんか北留二号さんあたりが途中で見破って、「今言うなよー、つまんねーやつだなあー」みたいになるのを防止しようといろいろ工夫したのです。最後までみなさんを欺けてしてやったりです、ガハハ。^_^
Posted by 紅帽子 at 2020年08月05日 18:09
迂闊でした。
酔いどれ句原にはいろいろな地雷が埋まっていて気を抜けないのですが、こちら方面は無防備でした。「なんか意味不明な句だなぁ」で、ピンと来るべきでした。紅地雷、気をつけます。いや、これから流行ったりして!
Posted by 湯児 at 2020年08月06日 19:49
わざとダブルミーニングにすることはたまにありましたが、回文という高難度の技が流行したらすごいですね。

そういえば、句会の席でこの句も話題になりました。
11蜜蝋の光大聖堂涼し   泥游
わずか9文字で17音!

私、次回は省文字数俳句をだしてみようかな。
Posted by 良福 at 2020年08月07日 17:59
今回の最高点句「コロナ禍の夜更けに微か花火の香」は韻を踏んでいて心地よいという感想が多かったですね。ヒマジン紅が調査隊を派遣して詳しく分析したところ、17音が、a音7、i音2、u音2、e音1、o音5で構成されていました。つまり、この句は「オ」という口をすぼめる音と、「ア」という口を開ける音でおもに作られていたのです。しかも、前半にo音を多用し、後半にa音を畳みかけるように使っています。
「コロナ禍」から「花火の香」へ意味だけではなく、音としても明るい世界へ移行しているのですね。お見事❗️
Posted by 紅帽子 at 2020年08月07日 23:38
紅帽子さん

なんとご丁寧な分析!恐縮です。
何も考えずに、真夜中の帰宅途上の出来事をそのまま詠んだだけなのです(^^;;

ただその時、微笑ましい気分になり、ほっこりしたのを覚えています。
Posted by 良福 at 2020年08月09日 04:20
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