BBQくにむら

秋らしくなってきました。いつもの句会がいつもの通り開催されました。

兼題は「知」、または自由題です。

出席者は、山茶花、林檎、高丘夕雨、湯児、北留2号、戊瓶、泥游、酒多良福の８名、不在選句者は、錆爺の１名でした。

一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、林檎、高丘夕雨、湯児、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の１０名で、４７句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福



夕立や屋根を叩いて子を泣かす　　　　林檎
知己の名が浮かばぬままのビアパーティ　　酒多良福


捨扇仔細は承知と返信す　　　　高丘夕雨
還暦のつたなき知恵や晩夏光　　　鳴兎小吉
ひと切れの西瓜を食す夏の果て　　　山茶花
打ち水や午後二時からの酔い回る　　北留2号
稲妻や知らぬが仏の手酌酒　　　　高丘夕雨
浜木綿や風に輪廻の声を聞く　　　　山茶花
盆の月我が魂の往きどころ　　　　鳴兎小吉
三沢には海霧似合う記念館　　　　泥游


知の角を宥め大ジョッキのしずく ※かど、なだめ　　泥游
紫陽花やゲリラ豪雨も知らんぷり　　酒多良福
花火消え長袖はおり肩寄せる　　　床雑巾
本屋閉店知が消えて行く故郷かな　　北留2号
秋サンマ酢飯にそろりとかぶせ寝て　　林檎


つゝじ咲き並んで降り立つ雀の子　　　林檎
野分あと高みへのぼる蝶ふたつ　　　湯児
フェイク満ち知性が細る令和の世　　酒多良福
日照り過ぎ空知の稲に力水　　　　酒多良福
戦争を知らぬ子として敗戦忌　　　鳴兎小吉
晩夏風空知の白き雲高し ※ばんかかぜ　　泥游
知恵の輪を力ではずし叱られた　　　紅帽子
他も知れぬ叶わぬ恋や蛍の夜　　　山茶花
知遇を得故郷の空のなほ青し※こきょう　　山茶花
ラジオ体操じじばばの数子らの倍　　鳴兎小吉
蛍火や前世来世を知らぬ吾　　　　鳴兎小吉
またアイス親不知にしみてくる　　　　酒多良福
空澄んで空知炭鉱ブル唸る　　　　北留2号
蕎麦街道街路樹純白山法師　　　　床雑巾
朝採りの冷やしトマトにかぶりつく　　北留2号
熊に遭った話聴く庭秋日和　　　　湯児
まだ青いドングリひろう野分あと　　　湯児
底知れぬ緋色の仔熊他言せず　　　湯児
大空に雲のリボンや虹かかる　　　紅帽子
夏深し秘境機関士紅一点　　　　泥游
ポケットにラジオ球児の夏眩し　　　北留2号


宇宙塵知名は未だ五里霧中　　　高丘夕雨
溢れ出す雫輝くマスカット　　　　床雑巾
知らねえよ紅旗西戎俺は俺※こうきせいじゅう　　湯児
思い馳せ 知る人ぞ知る ホトケノザ　　林檎
さあヨガだ講師男かジム休む　　　紅帽子
黒髪が仰山ありて若き俺　　　　紅帽子
飛蚊症かと思いきやほんとの蚊　　紅帽子
休暇果て三人寄れば姦しく　　　高丘夕雨
ボックス席窓に薄の揺れ過ぎぬ　　　泥游
見上ぐ空仲間と分かつ熱い夏　　　山茶花
AIの真似して暮らす盆の月　　　高丘夕雨

以上です。

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