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2019年07月02日

第125回酔いどれ句会報告

不安定な天候が続いています。先ほど4時頃、スーパーに買い物に行ったところ、急に夕立のような雨に降られて車から出られなくなりました。ラジオを聴きながら約10分、小降りになるのを待ちました。
熊本や鹿児島からは、気の毒なニュースが伝えられています。早くおさまってほしいです。

昨日は例の呑気な句会がありました。

兼題は、「舟」もしくはそれに類するもの一切、または自由題です。

出席者は、山茶花、床雑巾、月下粋木、湯児、北留2号、鳴兎小吉、泥游、酒多良福の8名、不在選句者は、林檎、紅帽子、錆爺の3名でした。

一人当たり7句選んでいます。

出句者は、山茶花、林檎、床雑巾、月下粋木、湯児、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の10名で、43句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくねicon06

酒多良福


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終電に船漕ぎ父の日は果つる   鳴兎小吉

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菱の花かき分けて漕ぐ舟ひとり  酒多良福
舟皿にたこ焼き8つ夏祭り    泥游

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二拍子を刻む艪の音舟遊び   鳴兎小吉
船祭り背の筋肉の盛り上がり   山茶花
なんとなく得したような今日は夏至  紅帽子
桜桃を踏みしめ蝦夷の春終わる   湯児

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波しぶき下手なカヌーに山笑う   湯児
笹の舟流した小川ひとまたぎ   北留2号
連絡船名残り見つけり時刻表   泥游
落ち星を川面に集め涼み舟   山茶花

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雷鳴とカレーで一日始まりぬ   湯児
制服の弾けるふたり青田風   山茶花
日は暮れず宵待ちの酒夏至の宴  酒多良福
田植えあと真白きサギの羽休め   床雑巾
ジャズの街ベンチに座りリズムとる  床雑巾
夏草やサクシュコトニの水は枯れ  北留2号
家族という舟にも乗れず町カモメ   林檎
ハマナスと沖行く船と太公望   北留2号
漕ぎ出すは比類なき夕焼けの端   山茶花
12番街薔薇誇らしき北の街    泥游

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失恋の気配漂う「夏は来ぬ」   泥游
岸に舟寄せて仰げば雲雀かな   酒多良福
泡盛に白河夜船の吾に夜明け   月下粋木
半島から薫風運ぶコンテナ船   北留2号
セパ交流今年で廃止オレ決めた   紅帽子
漕ぎ隠れたよ星の林に月の舟   湯児
緑蔭の社姿勢を正す人     紅帽子
ただ漂うお前はいいよな飛行船   床雑巾
銭湯の湯上り待って夏の夕   林檎
姫鱒に会いたくて漕ぐ日の出かな   湯児
どこからか夏の匂いと草いきれ   林檎
日々緑益々緑木陰道      酒多良福
白鳥舟日曜午後に群れをなす   床雑巾

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浮かぶはずない泥舟になぜ狸   紅帽子
夏波や進水船の大漁旗     鳴兎小吉
夏花火 人ごみを漕ぐ 舟よこい   林檎
程よき不幸は程よき夏の雨   鳴兎小吉
新緑やばあばが曾孫のぞきこむ  鳴兎小吉
浮き草や舟漕ぐ渦に輪舞して   酒多良福
駆け入りし交流戦や美技に酔う   泥游
俺やったよと母の日のお立ち台   紅帽子
白帆揺れ夏のカモメは海が好き  北留2号

以上です。

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Posted by BBQくにむら at 17:58│Comments(2)くにむら俳壇
この記事へのコメント
最高点ありがとうございました。
自分としては、「程よき不幸は」の句の方が思い入れがあるんだけどなあ。
Posted by 小吉 at 2019年07月03日 08:35
小吉さん、そんなものなんですよねえ。思惑とは違う結果になるんですよ。

自作についてひとこと。

浮き草や舟漕ぐ渦に輪舞して

これには全力を注ぎました。オールやパドルなどで船を漕ぐとき、小さな水の渦ができます。夏の池や沼にはかわいい浮草が繁茂していることがよくあるので、それらが渦に巻き込まれて輪舞するのです。あーなんと可憐な風景でしょう。

残念ながら0点でした。
Posted by 良福 at 2019年07月03日 19:52
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