BBQくにむら

昨日は第一月曜日でした。
いつもの句会が開催されました。

出席者は、山茶花、林檎、月下粋木、湯児、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の１０名、不在選句者は、床雑巾の１名でした。

一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、林檎、床雑巾、月下粋木、湯児、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の１０名で、４５句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福



リラ咲けり一本遅れの汽車に乗る　　　北留2号


春蝉や倒れし墓の鎮魂歌　　　山茶花


鳶職のラジオ体操五月晴　　　鳴兎小吉
仄暗いカウンターから若竹煮　　　林檎
果たされぬ約束ありて春の風　　　山茶花


２２度超えたらヱビスだくにむらだ　　　床雑巾
泣きぐずる子供の口に和三盆　　　　林檎
くるくると桜花引き連れ死に揚羽　　　林檎


倅ほどの年の和尚や新樹光　　　鳴兎小吉
海峡に貝寄せ風吹く和布刈かな ※めかり　　湯児
金沢の春の香かじる和三盆　　　北留2号
行く春や風を孕んで五色幕　　　紅帽子
人生は酸いと苦みさ独活和える　　　北留2号
青信号日傘男子が颯爽と　　　　紅帽子


山路来て忿怒の仏おはしけり　　　紅帽子
寒暖計振り切れてなお芝桜　　　泥游
ゆるゆると進む蛙の淡緑 ※かわず　　山茶花


日和山神社大海原は凪ぎて夏　　　鳴兎小吉
ジャズメンの汗不協和音の響き　　　泥游
さえずりと柔和な日差し春の朝　　　山茶花
和菓子屋の赤いダイヤは苺かな　　月下粋木
リラの花しおれて五月油照り　　　酒多良福
和洋せっちゅう セツは何処かと問はれけり　　酒多良福
和歌一首梅の小径に南風　　　酒多良福
リラ冷やひっそり開拓母の像　　　鳴兎小吉
鯉のぼりの季節去りても鯉のぼり　　　紅帽子
木漏れ日の向こうの湖面に春風が　　　床雑巾
嵐来て彼氏旦那の暇な夜　　　　北留2号
悔しさも空しさもビールで中和　　　泥游


チューリップ開いて揺れて落ちにけり　　酒多良福
隠れても藻岩の夕陽屋根染める　　　　泥游
牛となり内視鏡挿れられ山笑う ※カメラいれ　　湯児
男山こごみ和え物舌を巻く　　　床雑巾
山滴るサクラマス去りトキシラズ　　　湯児
家々の 和みの灯りリラの街　　　床雑巾
戦争と平和でも読むくらいヒマ　　　紅帽子
噴水のしぶきに和む猛暑かな　　　酒多良福
花しきみ足下に立つ愛の歌碑　　　山茶花
初夏ネギを刻んで涙冷やし蕎麦　　　林檎
聖五月令和初日のブーケトス　　　鳴兎小吉
酔いの道柳を押せば夜鷹蕎麦　　　林檎
和やかに怖いはなしする目借時 ※めかりどき　　湯児
駐車場アスファルトにも草いきれ　　　泥游
星月夜金木星の一人勝ち　　　北留2号
農場の羊とリラがモコモコと　　　床雑巾

以上です。

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