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2019年02月05日

第120回酔いどれ句会報告

発足10年、120回目ですが、特別なことはせず、いつものとおりでした。紅白の蒲鉾がちょっとだけめでたい感じを醸していました

兼題は「十」、または自由題です。

出席者は、山茶花、林檎、水得魚、床雑巾、湯児、紅帽子、北留2号、泥游、酒多良福の9名、不在選句者は、藪紺子、未定子、錆爺の3名でした。

一人当たり7句選んでいます。

出句者は、藪紺子、山茶花、林檎、水得魚、床雑巾、湯児、北留2号、紅帽子、泥游、酒多良福の10名で、47句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくねicon06

酒多良福


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除雪車の呻吟のごと響く夜    山茶花

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息を止め地吹雪十秒時を止め   床雑巾
手術室前の廊下に一人居る    北留2号

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雪眼鏡曇り珈琲甘く沁み    泥游
十月目に産着を揃へ寒の明け   林檎
快晴の十勝厳冬サンピラー    酒多良福
剪刀の風の吹く夜鬼やらひ    山茶花

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赤信号ホワイトアウトの先の先   山茶花
新年度削る鉛筆十二本     水得魚
梅の香に句碑教えられ山頭火   湯児
ワンカップ氷瀑の光集め呑む   床雑巾
鬼はそと逃げ出す足の小ささよ   藪紺子
十二時を回り酒量のいや増して   水得魚
冬銀河赤灯ほのか羊蹄山    林檎
十分に推敲せんと炬燵酒    酒多良福

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橇に子が笑顔で握り拳して   紅帽子
祝十年酔いどれ熟成大吟醸   床雑巾
十連休思い直して予約消す   泥游
マイナス十度粉雪が枝を飾る   酒多良福
十字架を背負い歩みを深めたり   水得魚
雪化粧した藻岩山惚れ直す    紅帽子
鱈汁とタチに瞑目兎跳ぶ     湯児

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春隣り光だまりは黄身の色    藪紺子
あさりだと思って買ったらしじみ汁   林檎
十年後も同じような句作ってる    紅帽子
スケートの弧追いかけて三日月夜   藪紺子
十年や変わらぬ下手に苦笑い    泥游
外は雪春の花の香湯に浮かべ   山茶花
四万十の光る水面の浮寝鳥    山茶花
玉鷲も小室も嵐吹き飛ばす    紅帽子
西暦から十八引くと新元号    紅帽子
屋根屋根の雪のリボンの空に舞う   泥游
立春か流氷いよいよ厚くなり     泥游
演歌鳴り干し芋両手に十五日    床雑巾
新雪や十二箇月の始まりに    水得魚
早鐘に十手飛び出す霜柱 ※じって  湯児

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十分が待てないほどの吹雪かな   酒多良福
ミカエルの名で往生す春平戸    湯児
チケット発売知らせ届いて球正月   北留2号
冬うらら二十(はたち)の背広きゅうくつに  藪紺子
雪まつり雪化粧して厚化粧    酒多良福
雪かぶり節分耐へる七竈     林檎
十分に満ち足る愛に子は育つ   水得魚
二十歳前心もはやる球正月    北留2号
大寒や地獄絵見る児(こ)ひっそりと   藪紺子
地吹雪に炉と声爆ける竪穴や ※はじける  湯児
立春に涙腺緩む残照月    林檎

以上です。

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Posted by BBQくにむら at 20:22│Comments(0)くにむら俳壇
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