BBQくにむら

句会の出席者の中に、雪虫を目撃した人が複数いました。私もその一人です。自転車に乗っていたとき、目に衝突しました。もしかして２週間後に初雪が降るということでしょうか。ちょっと早すぎますね。

１０月２日、いつもの句会がいつものように、のんびりと開催されました。
兼題は「いつ」です。

出席者は、山茶花、林檎、湯児、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、酒多良福の７名、不在選句者は、水得魚、ニック・ジャガー、錆爺、泥游の４名でした。

一人当たり７句選んでいます。

出句者は、山茶花、林檎、水得魚、湯児、ニック・ジャガー、北留2号、紅帽子、鳴兎小吉、酒多良福の９名で、４４句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福



いつ消えた馴染みの看板秋深し　　　　　北留2号


病室の薄日にひとつ檸檬かな　　　　　　山茶花


野分去り葉の一一に朝日射す(いちいち)　　　　北留2号
空きベンチカンバスに替え落ち葉燃ゆ　　　　　山茶花
十勝野を縫ふ紫や鳥兜 ※とりかぶと　　　　　湯児


高く高く帰燕は融くる紺碧に ※きえん　　　　　湯児
ゴゴゴッホ午後からゴッホ観に行くの　　　　　ニック・ジャガー
一雨でいつもと違う秋の朝　　　　　　　酒多良福
秋蝶の群れる岬や日本海　　　　　　　鳴兎小吉
喫茶店ドア開くたび秋の風　　　　　　　北留2号
秋天や鳶は無音の輪を描く　　　　　　鳴兎小吉


黄金色(こがねいろ)猫の目通し秋を見る　　　　林檎
「いつ」といふ名の鮨屋あり倫敦の冬 ※ロンドン　　　湯児
明後日の方から来たりお節介　　　　　　　水得魚
いつの間に朱の実紅の葉秋の縁
(しゅのみ こうのは あきのふち)　　　　　　　林檎
過去完了したはずのこと蘇り　　　　　　　水得魚
銀輪の母子に抜かれ風涼し　　　　　　　湯児
傍らにわれよわれよと虫時雨　　　　　　　山茶花
対岸は欧州露西亜海の秋　　　　　　　鳴兎小吉
路地裏を漕ぎて小涼し利休の地　　　　　湯児
いつか来た道を辿るか我が祖国　　　　　酒多良福


秋分やいつか見えし縁者あり(まみえし)　　　　酒多良福
遠雷のごとき腹の音雨の月　　　　　　　ニック・ジャガー
秋暑し今日は駄目だと笑む釣師　　　　　鳴兎小吉
傘差して意地でもやるぞバーベキュー　　　　紅帽子
明日へと続くひと日の努力かな　　　　　　水得魚
読めねーよキラキラ四股名阿武咲　　　　　紅帽子
いつからか芸の肥やしと言われなく　　　　　北留2号
やせ我慢して雨の中肉喰らう　　　　　　　紅帽子
秋風に幼きコスモス空仰ぐ　　　　　　　林檎
いつぞやの想ひふたたび月下美人　　　　水得魚
花嫁の父美酒に酔うてご満悦　　　　　　紅帽子
冬隣いつでもいいよとコート出し　　　　　酒多良福
綿毛かな猫のお尻に嘆息す　　　　　　林檎
秋の宵いつ事切れたキリギリス　　　　　ニック・ジャガー
いつだって守られており秋彼岸　　　　　ニック・ジャガー
永遠の若手にも秋別れの日　　　　　　北留2号


いつかはと胸躍らせる理想郷(ユートピア)　　　　水得魚
天の道３月、９月の似た朝陽　　　　　　　ニック・ジャガー
いつのまに溜まるや落ち葉庭の隅　　　　　　酒多良福
いつの間にか見渡すかぎり芒原　　　　　　鳴兎小吉
故郷のいつかの浜を想ふ秋　　　　　　　山茶花
いつだろね元祖赤ヘル言われるの　　　　　紅帽子
時越えて何を言わんや月鈴子 ※げつれいし　　　山茶花

以上です。

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