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2017年10月01日

第104回酔いどれ句会清記表

なんと来月は総選挙ということになってしまいました。私の想像ですが、この選挙の最大のテーマは憲法改正であり、もしかすると改憲勢力が議席の7~8割を占めることになるかもしれません。護憲派の人は気が気ではないでしょう。
ついつい硬い話をしてしまいました。すんません。


泥游さんに清記表を作ってもらいました。印刷のほうは小吉さんにお願いしました。お二人のご協力に感謝します。

さて、不在選句をお願いします。
句会同人の方に限らせていただきます。

今回は44句あります。
7句選んでください。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。

良福



1 病室の薄日にひとつ檸檬かな
2 野分去り葉の一一に朝日射す(いちいち)
3 空きベンチカンバスに替え落ち葉燃ゆ
4 秋分やいつか見えし縁者あり(まみえし)
5 遠雷のごとき腹の音雨の月
6 高く高く帰燕は融くる紺碧に ※きえん
7 秋暑し今日は駄目だと笑む釣師
8 傘差して意地でもやるぞバーベキュー
9 いつかはと胸躍らせる理想郷(ユートピア)
10 天の道3月、9月の似た朝陽

11 明日へと続くひと日の努力かな
12 いつ消えた馴染みの看板秋深し
13 ゴゴゴッホ午後からゴッホ観に行くの
14 黄金色(こがねいろ)猫の目通し秋を見る
15 読めねーよキラキラ四股名阿武咲
16 一雨でいつもと違う秋の朝
17 いつのまに溜まるや落ち葉庭の隅
18 「いつ」といふ名の鮨屋あり倫敦の冬 ※ロンドン
19 いつからか芸の肥やしと言われなく
20 いつの間にか見渡すかぎり芒原

21 やせ我慢して雨の中肉喰らう
22 明後日の方から来たりお節介
23 秋風に幼きコスモス空仰ぐ
24 いつぞやの想ひふたたび月下美人
25 いつの間に朱の実紅の葉秋の縁(しゅのみ こうのは あきのふち)
26 秋蝶の群れる岬や日本海
27 故郷のいつかの浜を想ふ秋
28 喫茶店ドア開くたび秋の風
29 花嫁の父美酒に酔うてご満悦
30 十勝野を縫ふ紫や鳥兜 ※とりかぶと

31 過去完了したはずのこと蘇り
32 いつだろね元祖赤ヘル言われるの
33 冬隣いつでもいいよとコート出し
34 綿毛かな猫のお尻に嘆息す
35 銀輪の母子に抜かれ風涼し
36 時越えて何を言わんや月鈴子 ※げつれいし
37 傍らにわれよわれよと虫時雨
38 秋の宵いつ事切れたキリギリス
39 対岸は欧州露西亜海の秋
40 秋天や鳶は無音の輪を描く

41 路地裏を漕ぎて小涼し利休の地
42 いつだって守られており秋彼岸
43 いつか来た道を辿るか我が祖国
44 永遠の若手にも秋別れの日

以上です。




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Posted by BBQくにむら at 00:38│Comments(7)くにむら俳壇
この記事へのコメント
錆爺です。以下の7句、選句しました。


2 野分去り葉の一一に朝日射す(いちいち)
すがすがしい秋の朝の風景ですね。

8 傘差して意地でもやるぞバーベキュー
先日は、こんな心意気でした。

12 いつ消えた馴染みの看板秋深し
寂しい情景ですね。

13 ゴゴゴッホ午後からゴッホ観に行くの
楽しいので選ばせてもらいました。

15 読めねーよキラキラ四股名阿武咲
なんて読むんですか?

21 やせ我慢して雨の中肉喰らう
やせ我慢ではなかったのではと思うのですが。
来年は、晴れるでしょう。

29 花嫁の父美酒に酔うてご満悦
つい最近、先輩でこうなった人を知っております。

30 十勝野を縫ふ紫や鳥兜 ※とりかぶと
ついこのあいで、寮の大先輩に教えていただきました。

ついでに、お願いがあります。
誰か、士幌ツアーの報告を、このブログに書いていただけないでしょうか?

富山にて
インフルエンザA型から回復した錆爺より。
Posted by 錆爺 at 2017年10月01日 11:12
1 病室の薄日にひとつ檸檬かな
薄明るい病室にて、見舞客の足も途絶えた、手持ち無沙汰な時間帯の物寂しさが伝わってきます。

3 空きベンチカンバスに替え落ち葉燃ゆ
絵になるベンチ!色とりどりの紅葉に彩られて幸せな光景ですね。

6 高く高く帰燕は融くる紺碧に ※きえん
濃く碧い空高く、群れをなして消えゆく燕たちを「融ける」と云う感性の豊かさに感動です。

18 「いつ」といふ名の鮨屋あり倫敦の冬 ※ロンドン
小粋な店名の鮨屋を、粋な倫敦で営む職人さんの技を、いつか垣間見てみたくなりました。❝When❞ではないのがイイですね。

25 いつの間に朱の実紅の葉秋の縁(しゅのみ こうのは あきのふち)
秋の入り口を「秋の縁」という、美しい言葉のセンスが好きです。

28 喫茶店ドア開くたび秋の風
カウベルのカランコロンという音色とともに、流れ来る芳ばしい風の匂いまで感じる一句でした。

39 対岸は欧州露西亜海の秋
亡き母の実家、稚内へ帰省した幼い頃に、向こう側はソ連(当時)だと教わり、驚愕した記憶が蘇りました。
Posted by 水得魚 at 2017年10月01日 18:06
おっと、選句に夢中になって、ご挨拶もせず失礼いたしました。

良福さん、店の合間にiPhoneと格闘中のお忙しい中、毎度のアップ、そして、泥游さん、小吉さん、いつもお世話になり、ありがとうございます。

錆爺さんは、ご出張先での闘病でしたか??インフル出ているのですね…。ともあれ、快復良かったです。

同人の皆さまも、寒暖激しい中、ご自愛くださいませ。

明日も、酔いどれ句会の盛会をお祈り申し上げます。
Posted by 水得魚 at 2017年10月01日 18:15
幹事様、泥游様、小吉様いつもご苦労様です。
以下の七句を頂きました。

2.野分去り~
すごく解像度の高い写真を撮れるような澄んだ空気を感じます。
6.高く高く~
帰燕とは初めて聞く言葉で、高く高くとあいまって悲愴感も感じる素晴らしい句と思いました。私的今回の一番句です。
12.いつ消えた~
今回のお題をよく読み込んだ句だと思います。
14.黄金色~
黄金色が猫の目だったとは面白いと思いました。
22.明後日の~
お節介は必要な時があると思います。できればお人好しのお節介であってほしいです。
28.喫茶店~
ドアが直接外に通じているお店です。
季節のうつろいを感じられるゆったりした造りだと思います。
43.いつか来た~
私の祖国と同じ道を辿らないか心配な国もあります。

以上です。
句会に参加はできないのですが皆様お元気で盛会でありますようお祈りしています。
Posted by ニック・ジャガー at 2017年10月01日 22:06
泥游です。以下の7句、選句しました。

1 病室の薄日にひとつ檸檬かな
  自身の退院からしばらく経ち、より、このような光景がイメージされます。

3 空きベンチカンバスに替え落ち葉燃ゆ
  何だか、昔のサイモン&ガーファンクルのジャケットにあったような光景ですね。

12 いつ消えた馴染みの看板秋深し
  最近も何度か、このような思いをしました。

16 一雨でいつもと違う秋の朝
  北国の秋の、足の速さを思います。

26 秋蝶の群れる岬や日本海
  やはり「日本海」がいいですね。

28 喫茶店ドア開くたび秋の風
  喫茶店も少なくなりましたが、こんな時間が懐かしいです。

44 永遠の若手にも秋別れの日
  F句の匂いがしないでもありませんが、スポーツ選手の引退に、ことさら時の流れを感じることがありますね。

それでは、盛会をお祈りいたします。
Posted by 泥游 at 2017年10月01日 23:19
11明日へと 病気した人の句でしょうか?身にしみます。

13 ゴゴゴッホ 最初読んだ時、咳の句かと思いました。

19 いつの間にか ホントそうです。芸の為なら女房も泣かす。そういう歌もありました。

31 過去完了 こういう経験辛いですね。覚えあります。

39 対岸は デカい句ですね〜。

40 秋天や 江戸時代の句かと思いました。

43 いつかまた ホント恐ろしく変な国になりつつあります。阻止せねば‼️

以上七句いただきました。
Posted by 紅帽子 at 2017年10月02日 16:44
みなさん、選句とコメントを寄せていただきありがとうございます。
酔いどれ句会はいつものように楽しく開催できました。

次回もご協力よろしくお願いします。
Posted by 良福 at 2017年10月02日 23:09
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