BBQくにむら

気温の急上昇で足元が悪いなか、小じんまりと酔いどれ句会が開催されました。

出席者は、微睡雛罌粟、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、戊瓶、酒多良福の６名、不在選句者は、湯児、ニック・ジャガー、錆爺、泥游、の４名。
一人当たり７句選んでもらいました。

出句者は、微睡雛罌粟、山茶花、水得魚、ニック・ジャガー、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、戊瓶、酒多良福の９名で、４１句が集まりました。いつもより少なめです。３月はみなさん忙しそう。

間違い探しとコメントをよろしくね

酒多良福



水溜まり日々広がりて芽吹き待つ　　　酒多良福


手袋を忘れし散歩春きざす　　　　鳴兎小吉
日脚伸び孫はすっくと立ち上がり　　　ニック・ジャガー
冬銀河心の澱も沈まりて　　　　微睡雛罌粟
終園日想い溢れしお弁当　　　　水得魚
春の雪あの日があって今がある　　　北留2号


故郷(くに)離れ春待つ人や震災日　　　戊瓶
小夜更けて鳴き雪の路千鳥足　　　　微睡雛罌粟
麗かや子どもを叱る日曜日 ※うららか　　　山茶花
流氷に会えない旅を繰り返す　　　　戊瓶
バス停の春日や雀かしましく　　　　鳴兎小吉
母笑う病室まんざらでもない　　　　紅帽子
ヒヤシンス日射し吸い込むガラス瓶　　　北留2号


静まりて鎮めんや三月の海　　　　鳴兎小吉
あの入試思い出させるこの吹雪　　　紅帽子
チョコの日に関係ねえと柿の種　　　酒多良福
雪解野のしろがねの風空青し ※ゆきげの　　　鳴兎小吉
手を引いた日は遠くなり春の門　　　　戊瓶
折り鶴の背中(せな)に針差し春を待ち　　　微睡雛罌粟


真夜中に写メで届きし梅香る　　　　微睡雛罌粟
ふきのとう揚げて苦味のほとばしる　　　北留2号
春うららあるかないかの明日夢み　　　　微睡雛罌粟
春来たり丘への道も遠からん　　　　北留2号
春待てり今日も嵐だ雪かきだ　　　　戊瓶
日暮れまでキャッチボールの父子(おやこ)かな　　水得魚
トランプはジョーカーだけじゃ成りたたぬ　　　　紅帽子
啓蟄に金魚起きよとお湯注ぐ　　　　ニック・ジャガー
娘が継ぎし振り袖見ゆる卒業日　　　戊瓶
行いか バレンタインの日に泣けり　　　水得魚
筋肉痛来ない身体やこれも老い？　　　ニック・ジャガー
雛飾り対座すお行儀座りして　　　　紅帽子


あるじ無き店さいふぉんの音も消え　　　北留2号
肌寒し日の出会釈や散歩道　　　　水得魚
五十日の混雑の隅梅一輪 ※ごとうび　　　酒多良福
雪と月空を分かつは手稲山　　　　ニック・ジャガー
負け試合ああ一日を棒に振り　　　紅帽子
雪野原やさしき雨にもやい立ち　　　ニック・ジャガー
吹雪晴れ日向に集う雀かな ※ひなた　　　酒多良福
瓦斯燈の煉瓦倉庫や雪光る　　　　鳴兎小吉
真冬日も暖かきかなもう弥生　　　　酒多良福
目指す道 夢見ひたすら日々決戦　　　水得魚

以上のような結果となりました。

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