BBQくにむら

４月６日、出席者９人、不在選句者３人で句会が開催されました。

結果を掲載しますので、ご覧ください。

たぶん間違いがあるような気がします。先に謝っておきます。
「ごめんなさい」。

できれば、コメントお願いします。

酒多良福

桜苗植えて二年目淡く咲き　　微睡雛罌粟


春霞紛れるように吐息して　　微睡雛罌粟
南風に軽々とのるとんびかな　※みなみかぜ　　ニック・ジャガー
春が来た　でもこの街の　冬が好き　　与太郎


ひと息に天地吸い込み卒業す　　鳴兎小吉
苗札の誤字に和やぐ里の午後　　山茶花
春を呼ぶ呪文書き付け融雪剤　　ニック・ジャガー
はめ殺し窓の向こうの猫の恋　　山茶花


親しくも苗字が出ない三杯目　　深海五峯
雪消水光り包んで流れけり　※ゆきげみず　　山茶花
鴎飛ぶ早春の海あてどなく　　紅帽子
苗木なれどこぶし一輪花をつけ　　酒多良福
胸を打つおかえりなさいの大合唱　　紅帽子
冬越えし苗札ありて土匂ふ　　鳴兎小吉
待ち人の遅き雨傘 苗穂駅　　水得魚
ざらめ雪隅に残して春来たる　　酒多良福


豆苗も春の窓辺に活き返り　※とうみょう　　ニック・ジャガー
花苗の 選ぶ楽しさ春近し※はななえ　　水得魚
苗床のビートの種の生真面目さ　　ニック・ジャガー
一年を耐えてこの春大海へ　　北留2号
うすれゆく3.11海霞※うみがすみ　　鳴兎小吉
妻を待ちノンアルコールと鰊刺し　　泥游
春津波生き延び希望となりし苗　　鳴兎小吉
春浅き苗穂に廃る（すたる）赤電車　　泥游
山活きる豊作注ぐはるのあめ　　林檎


農家からもらひし苗ぞ父の春　　鳴兎小吉
踏青や一歩休んで深呼吸　※とうせい　　山茶花
雪解かす風に横飛ぶカラスかな　　北留2号
パンジーの苗植えて待つ夏便り　　酒多良福
俺のことはもう忘れろと言ってみたい　　紅帽子
胸を張れ学び舎を出る娘らよ　　泥游
忘れ霜寝ても覚めても褪せぬ想い　　林檎
苗代やよちよち歩きの稚児の群　　酒多良福
逢わずとも暮春の雨に佇みて　　微睡雛罌粟
三月晦日銀行の窓花一輪　　北留2号
襟足に桜ひとひら降る今宵　　微睡雛罌粟
遠き日の父の威厳と門桜　※かどざくら　　山茶花
降り積もる　深雪の下で　苗育つ　　与太郎
苗木にて 託す希望の植樹かな　　水得魚
あの鳥は何という名と稚児の訊く　　深海五峯
すみれから桜色へと明けの空　　ニック・ジャガー


早苗から 一人前の 青田買い　　水得魚
春よ来い苗を買い来て親しまん　　紅帽子
飲み屋では　右往左往の　四月かな　　与太郎
苗つけて茶を出す老婦の腰曲がり　　深海五峯
雪解けの学園（その）に輝く晴れ着たち　　泥游
猪苗代 変わり無き その佇まい　　水得魚
梅花より柿の枝には柿の蔕　※へた　　深海五峯
出発の日降り立つ春の苗穂駅　※たびだち　　北留2号
豆苗の青味苦味が春の命　※めい　　林檎
白銀の苗場は遠くホームの果て　　深海五峯
宵桜少し汗ばむ繋いだ手　　微睡雛罌粟
球春は　濁らなかったり　濁ったり　　与太郎
春だ海一直線に鴎飛ぶ　　　紅帽子
苗の如く犇めきあって韮芽吹く　※ひしめき　　北留2号
新人の海原に向け語りかけ　　泥游

あなたにおススメの記事