BBQくにむら

３月２日、いつもの句会が開催されました。結果は次の通りです。
並びはランダムのままになっています。見難くてすみません。
並べ替えができるようになるにはもう少しかかります。

加えて、酔っているので間違いがあるかもしれません。

ご指摘よろしく。

良福

1　吟醸もいいけど燗は本醸造　　　　　　　　　　　北留2号　　　　　２点
2　春節や唐国人のけたたまし ※からくにびと　酒多良福　　　　　－
3　鎮魂のセロはバッハの無伴奏　　　　　　　　　湯児　　　　　　　１点
4　弔電を打つや寒さに叔母想い　　　　　　　　　風船　　　　　　　　－
5　雪はねにみんな疲れた広尾町　　　　　　　　　ニック・ジャガー　－
6　世の痛み本の中消えゆく我　　　　　　　　　　深海五峯　　　　　２点
7　惜別の車窓に香る桜餅　　　　　　　　　　　　　山茶花　　　　　　３点
8　雪深き本線去りし赤電車　　　　　　　　　　　　泥游　　　　　　　　６点
9　ぶらんこに置かれたままの文庫本　　　　　　鳴兎小吉　　　　　６点
10　本降りになって二人のこれからは　　　　　　紅帽子　　　　　　１点
11　青空に深く呼気して雪解待つ ※ゆきげまつ　鳴兎小吉　　　２点
12　本の山横目に卒業まだ未だ　　　　　　　　　　酒多良福　　　　－
13　春めきて仰向けに寝る金魚かな 　　　　　　ニック・ジャガー　２点
14　三十年後（みととせご）また卒業の歌を弾く　泥游　　　　　　　１点
15　学生の始めと終わりの古本屋　　　　　　　　北留2号　　　　　２点
16　地吹雪も暖炉の側で本を読み　　　　　　　　風船　　　　　　　１点
17　吹雪夜半本能のまま手酌酒　　　　　　　　　微睡雛罌粟　　　１点
18　借りたまま返せぬ本に手を合わす　　　　　　深海五峯　　　　７点
19　友集うグイっとここは本醸造　　　　　　　　　紅帽子　　　　　　－
20　春浅し明るい色の紅を引く　　　　　　　　　　山茶花　　　　　　５点
21　水だけじゃなくつまみもほしい試飲会　　　　紅帽子　　　　　　－
22　雛祭り前夜に雪の降るを聴く　　　　　　　　　風船　　　　　　　３点
23　五年振りギター掻く手のぎこちなさ　　　　　　泥游　　　　　　　１点
24　氷紋はひとときのみの曼陀羅図　　　　　　　鳴兎小吉　　　　１点
25　おかえりと懐かしき歌よみがえる　　　　　　北留2号　　　　　　－
26　醒めてなほ続き恋しや春の夢　　　　　　　　山茶花　　　　　　５点
27　固唾呑み灼熱砂漠見る凍夜　　　　　　　　　湯児　　　　　　　－
28　粉雪や本当のことは見えにくし　　　　　　　　酒多良福　　　　３点
29　句会あと吹雪のなかを立ち呑み屋　　　　　微睡雛罌粟　　　－
30　レシートの褪せたインクを包む本　　　　　　　深海五峯　　　　２点
31　ひとすじの雪解光あり座禅会※ゆきげこう　鳴兎小吉　　　　１点
32　日向ぼこ小樽坂道老いた猫　　　　　　　　　微睡雛罌粟　　　６点
33　立春も寒さの残る四畳半　　　　　　　　　　　風船　　　　　　　　－
34　大掃除積み上がり行く本苦し　　　　　　　　　泥游　　　　　　　２点　
35　無惨なり雨に打たれる古本の束　　　　　　　深海五峯　　　　１点
36　寝違えて夢見る春の膝枕　　　　　　　　　　　北留2号　　　　　１点
37　純白の重さ堪えかね春陽恋う　※はるひ　湯児　　　　　　　　１点
38　本性は何処ぞにありや桃の花　　　　　　　　ニック・ジャガー　２点
39　子猫抱き大きな溜まり飛び越える　　　　　　山茶花　　　　　　１点
40　男気を待って涙の八年目　　　　　　　　　　　紅帽子　　　　　　－
41　寂しさは名もなき街に並ぶ古本　　　　　　　深海五峯　　　　　１点
42　見ることは見ないことなり南瓜煮る　　　　　湯児　　　　　　　　１点
43　帰えらじと知りつつ想う春浅き　　　　　　　　北留2号　　　　　　－
44　手袋や片方落ちて道の端　　　　　　　　　　酒多良福　　　　　５点
45　卒業を飾る嬉しさ本真珠　　　　　　　　　　　風船　　　　　　　　２点
46　塵光る本棚覗く春の昼　　　　　　　　　　　　山茶花　　　　　　３点
47　長き陽に紙魚もまどろむ小正月　※しみ　　湯児　　　　　　　１点
48　春浅く硬き蜜柑の皮齧る　　　　　　　　　　　泥游　　　　　　　３点
49　鋏もて切り置きたきや寒満月　※はさみ　　鳴兎小吉　　　　１点
50　蟹と牡蠣書けずは喰うな父が言う　　　　　微睡雛罌粟　　　１点
51　日の本に春の嵐か前のめり　　　　　　　　　酒多良福　　　　　－
52　オリオン座眩しく映ゆる帰り道　　　　　　　　紅帽子　　　　　３点
53　雪見酒少し寂しく意地を捨て　　　　　　　　微睡雛罌粟　　　３点

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