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2015年03月01日

第73回酔いどれ句会清記表

不在選句をお願いします。
8句選んで、コメント欄に記入してください。

句会同人の方に限らせていただきます。

1 吟醸もいいけど燗は本醸造
2 春節や唐国人のけたたまし ※からくにびと
3 鎮魂のセロはバッハの無伴奏
4 弔電を打つや寒さに叔母想い
5 雪はねにみんな疲れた広尾町
6 世の痛み本の中消えゆく我
7 惜別の車窓に香る桜餅
8 雪深き本線去りし赤電車
9 ぶらんこに置かれたままの文庫本
10 本降りになって二人のこれからは
11 青空に深く呼気して雪解待つ ※ゆきげまつ
12 本の山横目に卒業まだ未だ
13 春めきて仰向けに寝る金魚かな (生きてる)
14 三十年後(みととせご)また卒業の歌を弾く
15 学生の始めと終わりの古本屋
16 地吹雪も暖炉の側で本を読み
17 吹雪夜半本能のまま手酌酒
18 借りたまま返せぬ本に手を合わす
19 友集うグイっとここは本醸造
20 春浅し明るい色の紅を引く
21 水だけじゃなくつまみもほしい試飲会
22 雛祭り前夜に雪の降るを聴く
23 五年振りギター掻く手のぎこちなさ
24 氷紋はひとときのみの曼陀羅図
25 おかえりと懐かしき歌よみがえる
26 醒めてなほ続き恋しや春の夢
27 固唾呑み灼熱砂漠見る凍夜
28 粉雪や本当のことは見えにくし
29 句会あと吹雪のなかを立ち呑み屋
30 レシートの褪せたインクを包む本
31 ひとすじの雪解光あり座禅会 ※ゆきげこう
32 日向ぼこ小樽坂道老いた猫
33 立春も寒さの残る四畳半
34 大掃除積み上がり行く本苦し
35 無惨なり雨に打たれる古本の束
36 寝違えて夢見る春の膝枕
37 純白の重さ堪えかね春陽想う ※はるひ
38 本性は何処ぞにありや桃の花
39 子猫抱き大きな溜まり飛び越える
40 男気を待って涙の八年目
41 寂しさは名もなき街に並ぶ古本
42 見ることは見ないことなり南瓜煮る
43 帰えらじと知りつつ想う春浅き
44 手袋や片方落ちて道の端
45 卒業を飾る嬉しさ本真珠
46 塵光る本棚覗く春の昼
47 長き陽に紙魚もまどろむ小正月 ※しみ
48 春浅く硬き蜜柑の皮齧る
49 鋏もて切り置きたきや寒満月 ※はさみ
50 蟹と牡蠣書けずは喰うな父が言う
51 日の本に春の嵐か前のめり
52 オリオン座眩しく映ゆる帰り道
53 雪見酒少し寂しく意地を捨て


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Posted by BBQくにむら at 01:16│Comments(4)くにむら俳壇
この記事へのコメント
良福さま

業務分担、感謝します。

小吉さまには、前回、選句が間に合わず、連絡もできずで、大変失礼してしまい、申し訳ありませんでした…
今回も句作は間に合いませんでしたが、素敵な句ばかりで、つい選句に立ち寄らせていただきました。厚かましくてすみませんm(_ _)m

6.世の中の痛ましい事件、向かっている大きな流れに嫌気が差し、本の中に逃避行したくなる気持ちが痛いほど伝わって来ます。
7.別れの寂しさと、ほんのり温かい愛情に、ホロリと涙する主人公の姿が目に浮かびます。
9.大人が何気なく散歩の途中、ふらりと寄った公園のぶらんこに置き忘れた文庫本。どんな本を読んでいたのかしらと気になります。
14.この方は、教師になられた方でしょうか。まさか30年後、同じ歌を伴奏するとは…という感慨を感じました。
32.小樽ののどかな情景を、猫が、その猫背に一心に背負って、輝いています。
44.手袋を失くした人が困っているか、忘れているか、そんな想像をしながらも、忙しさに、横目に通り過ぎざるを得ないときの、後ろ髪感が感じられました。
47.紙魚…なんともいえず、好きな句でした。
52.オリオン座がはっきりと見える、澄んだ夜が多かったこの冬。最近の私の視線を見られていたかのような一句と思い、選ばせていただきました。

どの句も良くて、選ぶのに苦心しましたが、なんとか8句に絞らせていただきました。
よろしくお願いいたします。
Posted by 水得魚 at 2015年03月01日 02:18
こんにちは。良福様ご苦労様です。
今回も投句できず…せめて選句させてくださいね。
来月からひと月ネパールに行くのでまた5月参加させてくださいね。

8 雪深き本線去りし赤電車
鉄句ですね、これは! 情緒ある赤電が引退で寂しいです。雪野に映える赤色がきれいですね。
11 青空に深く呼気して雪解待つ ※ゆきげまつ
先日、山に行ってこんな気分でした。春の山の匂いがしました。光の春、水の春…春の訪れを体いっぱいに感じる気持ちのいい句です。
20 春浅し明るい色の紅を引く
私は結婚式以外、口紅をひいたことがありません。が、こんなおしゃれができたらいいなあ~。
22 雛祭り前夜に雪の降るを聴く
北国の雛祭りって雪の季節ですものね。風土を感じます。
32 日向ぼこ小樽坂道老いた猫
毎月一回、小樽に出かけています。急な坂道を上るとひょっこり現れる猫。坂道から見下ろす海の景色も浮かびます。古い街に主のような猫の存在感がいいですね。
41 寂しさは名もなき街に並ぶ古本
私は出版社につとめていたので、わかります、この気持ち。自分の作った本はわが子のようなもの。誰にもふれられないでひっそりと読んでくれる人を待っている光景が浮かびます。
52 オリオン座眩しく映ゆる帰り道
きーんと空気が凍ったような夜道。今日は晴れているなと思うと、背筋がぴんとしてちょっと元気になれます。明日も頑張るぞ!そんな気分居させてくれる夜空です。
53 雪見酒少し寂しく意地を捨て
雪あかりは心をほっとやさしくさせてくれますね。そんな温かさを感じる一句です。
Posted by 藪柑子 at 2015年03月01日 08:58
良福様ご苦労様です。
以下の8句を選句しました。

1 吟醸もいいけど燗は本醸造
そうですよね!

8 雪深き本線去りし赤電車
テツの広場という新聞記事で見ました。

9 ぶらんこに置かれたままの文庫本
情景が思い浮かびます。

15 学生の始めと終わりの古本屋
同感です。そのような人生を送ってきました。

17 吹雪夜半本能のまま手酌酒
やることないですもね!

18 借りたまま返せぬ本に手を合わす
このような経験はしたことがあります。

32 日向ぼこ小樽坂道老いた猫
ほのぼのした情景ですよね。

44 手袋や片方落ちて道の端
情景が目に浮かびます。

錆爺
Posted by 錆爺 at 2015年03月02日 07:08
8.本線去りし 余韻が良いと思います。
9.文庫本とブランコの構図が見事です。
13.仰向けの金魚 こういうのあります。
18.借りた本 残念ですね。
20.明るい紅。春の感じが良いと思います。
28.粉雪のミステリアスな感じは素晴らしいかと
32.小樽の坂と猫 そして日向ぼこ 絵をみるようです。
44.片方落ちた手袋。何か物語を感じます。

さて長きにわたり、皆様にご厚情賜り誠に感謝申し上げます。
一身上の都合で当句会を退会致します。
皆様のご健康とご活躍をお祈り申しあげます。
                            風船 拝
Posted by 風船 at 2015年03月02日 10:40
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