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2014年07月09日

第65回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成26年7月7日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「山」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句(一部6句)を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、実桜、山茶花の6人。
投句なしでの句会参加は未定子、恵夢、大村(初参加)の3人。
不在投句は深海五峯、与太郎、湯児、ニック・ジャガー、紅帽子、微睡雛罌粟、酔球(初参加)の7人。
不在選句は深海五峯、錆爺、湯児、ニック・ジャガー、戊瓶、酔球(初参加)の6人。

以上、合計18人の参加です。(敬称略)
最終的に選句者は15人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:14点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:15点


face02face02face02face02face02face02face02face02face02 9点句

古浴衣細かな針跡祖母偲ぶ        (山茶花)

face02face02face02face02face02face02 6点句

郭公を聴く里山の露天風呂         (鳴兎小吉)

face02face02face02face02face02 5点句

トマト食み酸味と昭和を懐かしむ      (山茶花)
来月はもう初盆と独り言           (微睡雛罌粟)

face02face02face02face02 4点句

南風牧草ロールの薫る朝          (ニック・ジャガー)
初夏の雪ポプラの綿毛風に舞い      (ニック・ジャガー)
青鳩の素っ頓狂な声嬉し          (湯児)
漆黒の山々を瞰る天の川          (風船)
サクランボ右手の指の白さかな      (風船)
新緑を湯面に映し山の宿          (北留2号)
山を割り下るボートに水しぶき       (北留2号)
若人の山車なき祭りは遠く去り       (北留2号)
蝦夷梅雨や紫陽花だけが上機嫌     (与太郎)

face02face02face02 3点句

円山の地蔵衣替えられ笑っている    (酒多良福)
荷を捨てて猶手放し難き文庫本      (深海五峯)
登る若武者下る老兵微笑みかわす人生路   (酔球)
山の湖億魚を秘して波ひとつ        (湯児)      ※やまのうみ
山法師こころの棘と共に生く        (鳴兎小吉)

face02face02 2点句

山吹は鋪道に朽ちる季移る        (実桜)
能天気とは君のことだよ立葵       (実桜)
緑陰に光零れる宴あり           (実桜)
半夏生なんのこっちゃと蛸を喰う     (実桜)
分け入れば益々青し山の木々      (酒多良福)
雨柱眼前の山を隠しけり          (酒多良福)
親の背で渡りし鉄橋不如帰        (深海五峯)
梅の実が黄まま朽ちる桃源郷       (深海五峯)
深更に姫鱒を割く出刃の錆        (湯児)
いちご摘み籠に山盛り夏盛り       (微睡雛罌粟)
久しぶり会ったその日のさようなら    (北留2号)
久しぶり山彦のごと繰り返す        (北留2号)
活イカに山わさび添え冷酒酌む      (鳴兎小吉)
夏草や寮歌隊列進みゆく          (鳴兎小吉)

face02 1点句

山を降り娘は町に嫁に行き         (ニック・ジャガー)
夏風邪の山は越えたが登り降り      (紅帽子)
夕焼けやビルの上飛ぶカモメ染め     (山茶花)
緑陰に人影重ね山女待つ          (山茶花)
熱狂も今宵が山とビール出し        (酒多良福)
山碧く空遠からずジャガイモ忌       (深海五峯)
麦秋に浮世の実りをたけくらべ       (深海五峯)
山路にポタポタ落つる夏の汗        (酔球)
徳利を逆さに垂れて蜂ひとつ        (湯児)
胸騒ぎ陽射しに揺れて曼珠沙華      (微睡雛罌粟)
夏の宵遺影指差しおとうしゃん       (微睡雛罌粟)
山里の水筒のお茶蝉時雨          (風船)
山程のお寿司を板の前で喰い       (風船)
はまなすの香の鋭さや桜桃忌       (鳴兎小吉)

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ヤンキーもハイブリッドに乗る時代     (ニック・ジャガー)
窓開けるじわりしみ込む蝉の声       (ニック・ジャガー)
夏風邪でノンアルコールダイエット      (紅帽子)
こんな日に夏風邪引いて寝てる俺      (紅帽子)
冷や熱燗ぬる燗冷酒ぜんぶよし       (紅帽子)
久々のお天道様よあら眩し          (紅帽子)
夢遥か固唾飲み込む天王山         (山茶花)
かわたれにジャーマンアイリス吾を誘う   (実桜)
山場過ぎ汗引いて抜けたコーラかな     (酒多良福)
夏の山舐めたらいかんぜ熊と遭う       (酔球)
夏の宵手稲仰ぎ見ジンギスカン        (酔球)
山頂で首の火照りをビールが冷ます     (酔球)
青鷺の番に招かれ澪延ばす          (湯児)    ※つがい ※みお
シャボン玉パチンとはじけ目に欠片      (微睡雛罌粟)
山川に一つ二つとリュウキンカ         (風船)

以上61句です。

(文責:鳴兎小吉)


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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 11:10│Comments(2)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、幹事業務、ご苦労さまです。

今回は山茶花さんにやられてしまいましたねえ。

私の特選はやはり山茶花さんの
 トマト食み酸味と昭和を懐かしむ
です。酸味と昭和の言葉の落差が驚きと共に、深い納得を呼び起こす俳味のある秀句だと思います。まいりました。
Posted by 良福 at 2014年07月09日 17:45
私もいただきましたが、山茶花さんのこのトマトの句はいいよね~
Posted by 小吉 at 2014年07月10日 09:37
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