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2013年10月08日

第56回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成25年10月7日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「実」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、紅帽子、微睡雛罌粟、泥游の5人。
投句なし&句会参加は与太郎、戊瓶、琥珀酒好好爺、優海の4人。
不在投句はニック・ジャガー、湯児、海鞘、眼鏡橋、錆爺、風船、藪柑子、北留2号の8人。
不在選句はニック・ジャガー、未定子、恵夢、藪柑子、北留2号の5人。

以上、合計19人の参加です。(敬称略)

最終的に選句者は14人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:13点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:14点


face02face02face02face02face02face02face02face02face02face02face02face02 12点句

林檎食む音も鋭き反抗期          (藪柑子)

face02face02face02face02face02face02face02face02 8点句

森の実を集めて賑はふ子らの宴      (湯児)

face02face02face02face02face02face02face02 7点句

両手あげ秋をにぎにぎ乳母車       (微睡雛罌粟)

face02face02face02face02face02 5点句

赤い実の並びに映える今朝の秋      (泥游)
秋の山また春までと墓清む         (泥游)

face02face02face02face02 4点句

街燈と陰を競うか望の月          (泥游)       ※もちのつき
窓越しの月を集める青蜜柑        (藪柑子)
朴の実の墜ちる音して鳥渡る       (藪柑子)
木登りて桑の実採る子の坊主刈り    (藪柑子)

face02face02face02 3点句

実るほどふんぞり返るメタボ腹       (ニック・ジャガー)
刀匠になりし気持ちで秋刀魚焼く     (ニック・ジャガー)
気がつけば朝シャン寒し大くしゃみ    (ニック・ジャガー)
被災田三年ぶりの夢実る          (海鞘)
コスモスがけっこう長く咲いている     (紅帽子)
森鳴りて夢にうつつの野分かな      (湯児)
姉は言う柿の実栗の実かきくけこ     (北留2号)
窓の蔦実験室を赤く染め          (北留2号)
秋の日は一筆書きのプチ旅行       (北留2号)
われもまたその中にあり星月夜      (鳴兎小吉)

face02face02 2点句

御山仰ぐ津軽平野は稲の海        (ニック・ジャガー)  ※やまあおぐ
さらさらと風に黄金の実りかな       (酒多良福)
見せかけの実りばかりの浮き世かな   (酒多良福)
木枯らしに風邪引き男の空元気      (湯児)
地雷踏む瞬間見えた秋の空         (湯児)
十三夜しどろもどろのプロポーズ      (微睡雛罌粟)
実る頃九月の君は辛子色          (風船)
仲秋の天に実るか高き月          (風船)

face02 1点句

はさがけを手伝う童子のゴム長靴     (ニック・ジャガー)  ※わらし
我もまた花実もつけず枯れすすき     (眼鏡橋)
実はねえ笑ってるけど参ってんの     (紅帽子)
玉入れではしゃぐ子たちや秋の空     (紅帽子)
新米のご飯にほのかなゆとり見え     (酒多良福)
逸早き斥候野鼠冬将軍            (湯児)     ※いちはやき
薄寒の淡い朝焼け朝帰り          (微睡雛罌粟)
実際は走って5分駅のそば          (風船)
山里に木の実凶作ヒグマかな        (風船)
とうきびの実はそろいて黄金なり      (風船)
八十八参道のリス実を集め         (北留2号)
噛みに噛む玄米ご飯や秋の空       (鳴兎小吉)
夕焼へ走るポニーテールかな        (鳴兎小吉)

face07

稲実り夢も豊かに黄金色           (海鞘)
台風一過梨の実無残あちこちに      (海鞘)
拓かれし大地実りて連なれり        (海鞘)
機上より見渡すかぎりの実りかな      (海鞘)
オータムを巡り歩いて舌鼓          (紅帽子)
トーキョーで夏にマラソン走らすの     (紅帽子)
実り消え秋風渡るハダカの田        (錆爺)
色移りもうすぐ実る銀杏かな         (泥游)
地下街で松茸うどん秋微か         (泥游)
夜半の秋泣き虫母が襁褓変え       (微睡雛罌粟) ※むつき:おむつ
湯の匂ひ身体にまとい今年酒       (微睡雛罌粟)
納豆を粘りを見せろと今日も食う      (北留2号)
星月夜を仰げば生きている実感      (鳴兎小吉)
余命とてふたりで最後の月見かな     (鳴兎小吉)
漆黒の瞳恋しき山葡萄            (藪柑子)

以上55句です。

(文責:鳴兎小吉)


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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 11:13│Comments(6)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、サマリーの掲載、ありがとうございます。

今回は票が集中しました。今まではたいていばらけていたのですが。
Posted by 良福 at 2013年10月08日 18:01
前の事務所がりんご園のなかにありました。りんごが美味しい季節なので、今もよく買いに行きます。
うちにはお菓子は置いていないので、よく息子に
「何もないんか、この家は!!」と言われます。それでりんごを渡したら、がりがり一言も言わずにがぶついて食べてました。

ちなみに「きょうのごはん、何がいい?」と聞くと「旨いもん」といわれます。
或る時は食卓を見て、「今日も粗食事御膳ですか」とけなされます。

キ―ッとくる怒りを抑えて詠みました。
母の試練はまだ続く…

小吉様、いつもご苦労様です。
Posted by 藪柑子 at 2013年10月08日 21:16
藪柑子さん、この圧倒的1席をとった日に、出席できなかったなんて・・・。

それにしても、お見事でした。
Posted by 良福 at 2013年10月09日 01:19
藪柑子さんが出席していたら、みんなが絶賛する講評を聞いて、木に登ってさらに天にまで舞い上がっていっただろうに・・残念だったね。

こういうこともあるから(いつあるかわからんけど)、句会には参加しなきゃ!
Posted by 小吉 at 2013年10月09日 09:32
良福さん、小吉さん、うううっ(泣)、ホント、出席していれば、木に登って、さらに天にまで舞い上がれたのにね…。

そして、この1週間は何言われてもニコニコしてる母さんでいられたのにね…。

そうです。幸せの連鎖が起こるのです。
この幸せを逃さないよう、皆さん、句会に出席しましょうね~。

あ、でも、嬉しかったので、今日もおかず、一品増やしました(^^)v
Posted by 藪柑子 at 2013年10月09日 22:47
ナイスお母さんですね、 藪柑子さん。
Posted by 店主 at 2013年10月09日 23:34
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