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2013年09月03日

第55回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成25年9月2日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「波(浪も可)」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、紅帽子、風船、微睡雛罌粟、戊瓶、恵夢、藪柑子の9人。
不在投句はニック・ジャガー、湯児、海鞘、水得魚、泥游の5人。
不在選句はニック・ジャガー、湯児、錆爺、未定子、泥游、眼鏡橋の6人。

以上、合計17人の参加です。(敬称略)

最終的に選句者は15人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:14点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:15点


face02face02face02face02face02face02 6点句

土用波割りて揺るがぬ岩のあり       (海鞘)
寄せ来たる人波見下ろす大花火      (酒多良福)
かざぐるま顔まんまるに子は吹いて    (藪柑子)

face02face02face02face02face02 5点句

銀輪の行く手真青の波光る         (恵夢)
波紋見ゆやがて泡立つ驟雨かな      (酒多良福)
あきあかね乗せてカヌーの川散歩     (酒多良福)

face02face02face02face02 4点句

月冴えて下界の熱を眺めおり        (ニック・ジャガー)
一本道稲穂の波を突き抜けて        (海鞘)
暗雲の波打ち寄せて驟雨かな        (紅帽子)
蓮池に鯉の波輪の広がりぬ         (泥游)       ※なみわ
夏潮の波寄せ逃げて子の笑う        (藪柑子)

face02face02face02 3点句

満月や娘の彼氏と呑むも良し        (ニック・ジャガー)
燕飛ぶ稲田波立ち野分かな         (酒多良福)
噛む桃の滴る甘さ少し咽せ          (微睡雛罌粟)
白波の椰子を俯瞰す夏鴎           (風船)
根こそぎし波は忘れじ彼岸花         (戊瓶)
紛争の記事の絶えざる敗戦忌        (鳴兎小吉)
盆踊り終えて静けき月夜かな         (鳴兎小吉)
波瀾万丈とにもかくにも鰻喰う        (鳴兎小吉)
白桃を爪でむく夜のひとりきり         (藪柑子)

face02face02 2点句

夏たけてオホーツク淡き波頭         (海鞘)
草いきれ廃墟の彼方土用波         (海鞘)
朝ドラを大胆予想すヒマ母娘         (紅帽子)      ※おやこ
波多き日々の暮らしやにわか雨       (酒多良福)
ようやくの手抜き草抜き波に乗り       (水得魚)
風立ちて机に向かう少女あり         (湯児)
細も微もすべて吹き去る野分かな      (湯児)
足の裏すくわれすくむ秋の波         (微睡雛罌粟)
土用波海な入りそ高かるべし         (風船)
蝶よ蛾よ誰が魂の舞なりや          (鳴兎小吉)  ※たがたましいの
丸窓の桜桃若くチェーホフ忌         (藪柑子)

face02 1点句

朝顔の赤も涼しく咲いており         (ニック・ジャガー)
ハム負けて夕餉波立つ夫婦かな      (ニック・ジャガー)
ひとり往く石北峠夏の雲           (海鞘)
雷の止みて真夏は過ぎにけり        (恵夢)
人波の溢るる大通を駆け抜けん       (恵夢)       ※みちを
あのころは波瀾万丈夢みてた        (紅帽子)
波しぶきうまく描けぬ写生会         (紅帽子)
あの波が牙を剥くとは耳澄ます       (紅帽子)
夕立に地下街を出て蒸せ返る        (泥游)
銀河にも逆波立つや静寂見る        (湯児) ※さかなみ ※しじま
秋時雨濡れて迷って罪作り          (微睡雛罌粟) ※あきしぐれ
船を待つ波止場にふわり赤トンボ      (風船)
汽車降りて雨中一里の野分かな       (風船)
海鳥や波果つるまで飛ぶがごと       (戊瓶)
夕焼けの空一面に黒からす          (北留2号)
墓参り訪れる人二人減り            (北留2号)
手をかざしバス待つレディ白木槿       (鳴兎小吉)  ※しろむくげ
天上の風巻き渡り夏の嶺            (藪柑子)

face07

夏過ぎて朝顔やっと見頃かな         (ニック・ジャガー)
波起こすべき人よ嗚呼委ねまし        (水得魚)
感涙のむせぶ波止場の落日や        (水得魚)
愛をもて波立つこころ治めけり         (水得魚)
公園の緑歓声波しぶき             (水得魚)
難波行き四十年前の冷房車          (泥游)    ※よととせ
炎気より長距離電話妻寒し           (泥游)
夏の宵変わらぬ友と先斗町           (泥游)  ※ぽんとちょう
銀河見て暮らさむ大地の天象儀        (湯児) ※プラネタリウム
秋立ちて棘を嗜む黒珊瑚            (湯児)   ※とげ 
身に沁むや脱ぎにくい服予感して       (微睡雛罌粟)
次の波一緒に乗って宵の闇           (微睡雛罌粟)
苧殻焼く小路は暮れてまた一年        (風船)   ※おがら
福島の子ら外遊び北の夏            (北留2号)
墓参り高速飛ばし三軒目            (北留2号)
夏夜空思いを乗せて電波飛ぶ         (北留2号)

以上65句です。

(文責:鳴兎小吉)


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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 12:50│Comments(4)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、サマリーの掲載、ありがとうございます。

今回も票がばらけましたね。そのせいもあってか、私、良福は猛打賞(?)をいただきました。
なに、そんな賞はない?・・・私が今、勝手に作りました。
いろいろ褒めていただき、ぶたが木に登りました。ありがとうございました。
Posted by 良福 at 2013年09月03日 17:53
確かに良福さん、ずいぶんとうれしそうな笑顔だったなあ。

そうさ、わたしらおやぢだって、ほめられりゃあうれしいのさ。
Posted by 小吉 at 2013年09月04日 17:15
またカヌーに乗りたくなりましたよ。
Posted by 藪柑子 at 2013年09月04日 22:27
良福が木に登った結果、店がヒマになりました!?
Posted by 店主 at 2013年09月10日 19:15
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