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2012年11月06日

第45回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成24年11月5日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「色」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、恵夢、紅帽子、泥游の7人。
不在投句はニック・ジャガー、実桜、戊瓶、海鞘、湯児、与太郎の6人。
不在選句はニック・ジャガー、錆爺、未定子の3人。
以上、合計15人の参加です。(敬称略)

最終的に選句者は10人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:9点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:10点


face02face02face02face02face02face02 6点句

モノクロのいつもの路にななかまど     (与太郎)

face02face02face02face02 4点句

しずしずと枯れ色里に近づけり       (ニック・ジャガー)
空澄みて柿賑やかに色づけり        (海鞘)
十三夜手袋を買う狐の手          (実桜)

face02face02face02 3点句

足早に秋失せにけりセピア色        (酒多良福)
鍋に酒紅葉おろしは耳の色         (酒多良福)
銀色に秋の夜の月冴え渡る         (風船)
音と色煙が美味し秋刀魚かな        (戊瓶)
トンネルを抜ける広がる秋の色       (北留2号)
熊来ぬか五色温泉露天の湯         (北留2号)
紅葉の色も空なり瑞巌寺          (鳴兎小吉)
濃く薄くくれない色の遠い日よ       (与太郎)

face02face02 2点句

今朝急に紅葉きれいになっており      (ニック・ジャガー)
ホウレンソウ食べてポパイになれた頃    (紅帽子)
久々の上京タワーも低くなり        (紅帽子)
色もなき巷を照らす十三夜         (実桜)
雪虫のまつ毛に絡み立ち往生        (酒多良福)
湯気立てるイクラの色に掌を合わせ     (湯児)
漁り火の色変わりたりLED        (北留2号)
晩秋や心に羽があればなあ         (鳴兎小吉)
人生の晩秋なりや紅葉愛づ         (鳴兎小吉)    ※もみじめづ
白き帆の色ぞ鮮やか打瀬舟         (与太郎)

face02 1点句

浅葱色金子誠に学びけり          (ニック・ジャガー)
着いて来た雪虫の舞う夕餉かな       (ニック・ジャガー)
白鳥の夜空を越えて渡りをり        (恵夢)
れんこんがスープカレーに合うんだな    (紅帽子)
中天の月に涙の流れるや          (実桜)
色褪せて落ちる葉隅に寄せにけり      (酒多良福)
秋雨にせかされ渋々冬支度         (酒多良福)
遠州の秋に赤電轟々と           (泥游)
ありゃ何だ?藻岩の上の白いのは      (泥游)
甘き香を連れて色敷く野分かな       (湯児)
星空をくの字くずして描く白鳥       (湯児)
風を待ちくるりくるりと舞う木の実     (湯児)
声のみの挨拶残して赤翡翠         (湯児)      ※あかしょうびん
秋空は誰が泣くのか涙色          (風船)
たんちょうへふわりと飛んで秋の色     (戊瓶)
酔月や色は見えねど紅葉路         (戊瓶)
正夢は色に染まりし吹雪かな        (北留2号)
熟年の色は何色天高し           (鳴兎小吉)

face07

芸森を貸切にして熊うれし         (ニック・ジャガー)
朝晩の冷える頃ストヲブを焚く       (恵夢)
色の差す山も錦になりにけり        (恵夢)
容色もとみに衰え髭寒し          (紅帽子)
願わくはリオのピッチでカズダンス     (紅帽子)
ハロウィンの祭りにシーの声を聴く     (実桜)
秋かなた藻岩の木々もはっきりと      (泥游)
高き窓山取り取りの色眺む         (泥游)
曇り空更にあでやか木々の色        (泥游)
宝くじ思い巡らし黄金色          (風船)
秋の日は焼き豚煮卵追加して        (風船)
花の色秋一日と深まりて          (風船)
土方の無念が走る電車道          (北留2号)
渓紅葉炎の色と燃えにけり         (鳴兎小吉)    ※たにもみじ
晩秋の雨に打たれて何思う         (与太郎)

以上55句です。

(文責:鳴兎小吉)



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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 16:48│Comments(5)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、サマリーの掲載、いつもありがとうございます。

最も素直な句が、一席に選ばれたと思います。何でもないことが、しみるんですねえ。

自作について一言。

 色褪せて落ちる葉隅に寄せにけり

渾身だったのですが、ちょっと切実過ぎましたか。1票だけいただきました。わたくし、最近身の回りの出来事や自分自身のことなど見るにつけ、つくずく人生の秋を生きているのだなあ、と感じております。そんな一句でした。
Posted by 良福 at 2012年11月06日 18:27
いやあ驚きました、関西出張を終えてブログを開いたら自分の句が一番最初にあるのでびっくりです。毎日通っている北大裏の石山通りの景です、この夏から健康のため自転車通勤を始めましたが思いがけない効用がありました。こうなると残念なのは当日欠席したことですね、1点1点入っていくのはどういう気持ちなのでしょうか。ちなみに当日の時刻は千歳空港でしたがピーチ航空が2時間遅れたため、待合室でうたた寝をしていました、うーん残念。
Posted by 与太郎 at 2012年11月08日 07:46
吉福様

人生の秋ですか。
共感する部分も大なんですが、ちょっと淋しい感じですね。
秋は実りの秋でもあります。
私の場合は

人生の 秋に実った メタボ腹

これもあまり威勢よくないですかねぇ。
Posted by ニック・ジャガー at 2012年11月08日 21:56
与太郎さん、出席できなくて残念でした。ほめられるのは気持ちいいに違いありませんからね。

ニックさん、その句は・・・なしでしょう。それに触れるのはよしましょう。
Posted by 良福 at 2012年11月09日 02:24
吉福様

どうも、失礼いたしました。
Posted by ニック・ジャガー at 2012年11月10日 20:25
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