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2012年06月05日

第40回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成24年6月4日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「身につけるもの一切」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、紅帽子、恵夢、戊瓶の7人。
投句なしでの句会参加で選句をしてくれたのが未定子。
不在投句は水月、ニック・ジャガー、湯児、海鞘、錆爺の5人。
不在選句は水月、ニック・ジャガー、湯児、錆爺、泥游の5人。
以上、合計14人の参加です。(敬称略)

最終的に選句者は13人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:12点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:13点


face02face02face02face02face02face02 6点句

鳥の巣や見守る父を見守りぬ         (水月)

face02face02face02face02face02 5点句

新緑に白き花ありイヤリング         (水月)
夕星を仰ぐ家路やリラの花          (水月)        ※ゆうづつ
初夏の街ペアの真白きスニーカー       (鳴兎小吉)      

face02face02face02face02 4点句

新しきシャツ着て仰ぐ五月晴れ        (海鞘)
雨止まずタンクトップの肩白し        (酒多良福)
隠したき心それぞれサングラス        (鳴兎小吉)
リラ冷えや厚手薄手の服を手に        (鳴兎小吉)
夏来たる心の厚着脱ぎ捨てて         (鳴兎小吉)

face02face02face02 3点句

さて今日も行って来るかと夏背広       (ニック・ジャガー)
夕暮れて溜息ひとつ花菖蒲          (海鞘)
昨日より今朝のみどりの色の濃し       (恵夢)
サンダルの出番を待ちつ靴磨き        (恵夢)
羽衣を脱いで脈打つ蜻蛉かな         (湯児)        ※とんぼかな
耳鳴りに紛う遠さや蝉時雨          (湯児)        ※まごう
汗拭いて野帳をさがす軍手かな        (風船)
静謐の光まろやか美術館           (戊瓶)
風香り水面きらめき田植えかな        (戊瓶)
春滝の眼鏡くもらす飛沫かな         (鳴兎小吉)      ※しぶき

face02face02 2点句

五月風希み無き身に吹きそよぐ        (海鞘)
百歳の我等が寮歌誇らずや          (紅帽子)       ※ももとせ
水着跡愈々白し夢枕              (酒多良福)    ※いよいよしろし
眼を閉じて蝉時雨聴く湯気の中        (湯児)
焼き鳥の煙を抜けて来る子達         (湯児)
温泉に手拭い一本初夏の頃          (風船)
紺色のネクタイ贈る父はなし         (風船)
風一陣花も嵐の八重桜            (北留2号)

face02 1点句

田園の風、新緑に匂い立ち          (ニック・ジャガー)
クジャクチョウしばし山路の供とせむ     (ニック・ジャガー)
麦藁帽胡瓜の花に微笑めり          (海鞘)
逝く春や百三歳の大往生           (紅帽子)
まとうもの加齢に迷うクールビズ       (紅帽子)
眼前に緑したたる藻岩山           (紅帽子)
楡蔭に友の白髪も若返る           (紅帽子)
悪癖を断ちてソーダの泡すがし        (酒多良福)
半袖に鳥肌立ててバーベキュー        (酒多良福)
野馬追へ帰還の馬と別れけり         (水月)
冷たさは星散る湖よ千歳川          (湯児)        ※うみよ
リラ冷えに腹巻きをして生ビール       (風船)
木漏れ日に鶯一声鉄道林           (戊瓶)
暦見てネクタイ外しクールビズ        (戊瓶)
陽光に帽子のごとき亀の甲          (北留2号)
束の間の日差しに開く綿帽子         (北留2号)

face07

衣替え出来れば脂肪も脱ぎたいが・・・    (ニック・ジャガー)
田園の小さき駅に汽車ひとつ         (ニック・ジャガー)
初物の玉蜀黍食む老眼鏡           (海鞘)
独活酢味噌鰤の頭に酒二合          (恵夢)
薄墨の空のビル間にテレビ塔         (恵夢)
緑増し虫もゾロゾロ動き出し         (錆爺)
悪銭に身を焦がし見るターフかな       (酒多良福)
象の留守水遊び場に夏兆す          (水月)
春埃積もり積もって五十年          (風船)
白鳥や残雪清めに飛来しか          (戊瓶)
蜂飼いの麦藁帽子に桜の香          (北留2号)
ユニフォーム目覚めのときを待ち続け     (北留2号)


以上55句です。

(文責:鳴兎小吉)

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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 13:08│Comments(2)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、サマリーの掲載、ありがとうございます。

さっき数えてみたら、良福は小吉さんの句に3票入れていました。
Posted by 良福 at 2012年06月05日 18:36
へへへ、良福さんありがとう。
前から話題になってた「相関図」作ったらおもしろそうだね。
Posted by 小吉 at 2012年06月06日 09:19
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