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2012年05月08日

第39回「酔いどれ句会」報告

〇日時 : 平成24年5月7日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「春の食べ物・飲み物一切」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、
       少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句を選んでいます。 
〇参加者: 
投句あり&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、紅帽子、泥游、与太郎の7人。
投句なしでの句会参加で選句をしてくれたのが戊瓶、錆爺の2人。
不在投句は水月、ニック・ジャガー、湯児、海鞘の4人。
不在選句は水月、ニック・ジャガー、湯児、未定子の4人。
以上、合計14人の参加です。(敬称略)

最終的に選句者は13人となり、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇選句参加者:12点(自分の句には点を入れられないので)
  〇選句不参加者:13点


face02face02face02face02face02face02face02face02face02 9点句

桜餅痴呆の父を微笑ます           (海鞘)

face02face02face02face02face02face02face02face02 8点句

吾もまた背筋伸ばさんつくしんぼ       (鳴兎小吉)

face02face02face02face02face02 5点句

春の蔵父母のアルバム開きけり        (水月)
白木蓮人みな秘めし思いあり         (鳴兎小吉)

face02face02face02face02 4点句

たらんぼうサクッと揚げて生ビール      (紅帽子)
蕗のたう秘密の場所で摘みにけり       (水月)
コロッケの皿に嬉しい春キャベツ       (風船)
蕗味噌の届かぬ春や父老ゆる         (鳴兎小吉)
鯉のぼり生かされてある身の自由       (鳴兎小吉)

face02face02face02 3点句

桜餅なのにビールものんでおり        (ニック・ジャガー)
兄茹でし菜の花の浸しほろ苦く        (海鞘)
兄の手にかかれば美味き土筆かな       (海鞘)
苦くとも土筆炒めて飯一膳          (酒多良福)

face02face02 2点句

母を欠く男所帯に蓬餅            (海鞘)
なにゆえにかくも桜よ生き急ぐ        (紅帽子)
朝まだき色気を残す桜みち          (紅帽子)
生き物のはしゃぐ気配す春の山        (紅帽子)
煙立ち花よりラムの宴かな          (酒多良福)
桜の夜遠く響くや雨の音           (水月)
初桜一気満開北の街             (水月)
南より茶摘みの誘い雨の日に         (泥游)
初鰹また来年もその次も           (泥游)
それぞれの津波ありけり辛夷咲く       (湯児)
山里の雨うらめしき花見酒          (風船)
アスパラと少し早いか生ビール        (風船)
手を引かれ熊の子おどるランドセル      (北留2号)
色づいたつぼみを閉ざす春の雨        (北留2号)
若き日は尖りて白き延齢草          (鳴兎小吉)

face02 1点句

風・光・雨・土すべて春となり        (ニック・ジャガー)
風そよぐ柳に新芽の緑かな          (ニック・ジャガー)
水たまりひょいと飛び越す春の雨       (ニック・ジャガー)
蕗味噌や震災のニュースに箸止めて      (海鞘)
むしられて哀れたらの木春いまだ       (酒多良福)
栽培の独活の香に春かすみ          (酒多良福)    ※うどのかをり
一遍にこぶしれんぎょう梅桜         (酒多良福)
いま白く千島桜は満開に           (水月)
ポンカンの香に振り向くや残り雪       (湯児)
床の間の鍾馗横目の柏餅           (風船)
若菜摘む君袖口は柔らかに          (風船)
友を待つ山うどコゴミふきのとう       (北留2号)
みちのくで花満開も通過点          (北留2号)
思ひ出は恵迪寮とアイヌネギ         (与太郎)
穴馬をばついちと読む五月かな        (与太郎)

face07

あたりめを片手にひとり花見酒        (紅帽子)
朝晴れにネーブル一つ力満つ         (泥游)
妻と食むいちごパフェーの色彩か       (泥游)
どこまでもついてくる犬遠き春        (湯児)
炊きたての飯に湯気立つ紫蘇縮緬       (湯児)     ※しそちりめん
卯の花にふるさとの酒帰ろかな        (北留2号)
青マスもこの時ばかりと桜鱒         (与太郎)

以上50句です。

(文責:鳴兎小吉)

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タグ :句会俳句

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Posted by BBQくにむら at 13:23│Comments(3)くにむら俳壇
この記事へのコメント
σ(^◇^;) 御祝儀選句ありがとうございます22
Posted by 海鞘 at 2012年05月08日 15:05
小吉さん、早速の掲載、ありがとうございます。今回は小吉さんと海鞘さんにやられましたね。

私の特選は、

白木蓮人みな秘めし思いあり (鳴兎小吉)

です。木蓮と秘めし思いとの間にある、連想と飛躍が俳句の王道だと思います。いいですね。
Posted by 良福 at 2012年05月08日 17:44
海鞘さん

ご祝儀選句なんてことはないよ。句会参加者の親は後期高齢者かすでに亡くなっているかだから、みな共感したんだと思う。

良福さん

連想と飛躍の観点から評価してもらってすごくうれしいです。
ありがとう。 \(^▽^)/
Posted by 小吉 at 2012年05月09日 10:36
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