BBQくにむら

〇日時　：　平成23年6月6日（月）19時頃から
〇場所　：　BBQくにむら
〇費用　：　各自の飲み代
〇義捐金：　各自500円　（日本赤十字社に）
〇兼題　：　「輝」
〇投句　：　基本は一人5句（うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする）、少ない投句数でもOK。
〇選句　：　今回は一人10句を選んでいます。　
〇参加者：　
投句＆句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、紅帽子、風船、北留2号、恵夢、藍色園人、与太郎、戊瓶、実桜の10人。投句なしでの句会参加が未定子。
不在投句は水月、ニック・ジャガー、所爺、俳隅巣の4人。
水月、ニック・ジャガー、所爺、俳隅巣、錆爺の5人は別途選句もしてくれました。
以上、合計16人の参加です。（敬称略）

最終的に選句者は16人となり、今回の句会の理論上の最高得点（満点）は以下のようになります。
　　〇選句参加者：15点（自分の句には点を入れられないので）
　　〇選句不参加者：16点

　9点句

赤と白帽子の群にリラの風　　　　　　　　　　　　　　（酒多良福）

　8点句

伽羅蕗の輝き増して火を止める　　　　　　　　　　　　（俳隅巣）

　6点句

見あげれば輝く若葉頬に風　　　　　　　　　　　　　　（ﾆｯｸ･ｼﾞｬｶﾞｰ）
昔日の早乙女笑う田植えかな　　　　　　　　　　　　　（ﾆｯｸ･ｼﾞｬｶﾞｰ）
息子聴くレット・イット・ビーや春の宵　　　　　　　　（藍色園人）

　5点句

夕映えに車窓の棚田輝けり　　　　　　　　　　　　　　（恵夢）
春の宵犬も娘も熟睡せり　　　　　　　　　　　　　　　（紅帽子）　　　　　※うまいせり
やわらかに輝きおりて春の海　　　　　　　　　　　　　（紅帽子）
昨日より陰も緑も濃くなれり　　　　　　　　　　　　　（酒多良福）
輝ける春の海こそ悲しけれ　　　　　　　　　　　　　　（藍色園人）
　　　
　4点句

野良人を見守る辛夷の白さかな　　　　　　　　　　　　（ﾆｯｸ･ｼﾞｬｶﾞｰ）
輝きを孕み綻ぶリラの花　　　　　　　　　　　　　　　（恵夢）
一列の畝に緑の点々と　　　　　　　　　　　　　　　　（恵夢
梅雨雲を眼下に翼輝けり　　　　　　　　　　　　　　　（酒多良福）
君知るや複眼に差す輝きを　　　　　　　　　　　　　　（所爺）
こころには聞こゆ桜の散る音も　　　　　　　　　　　　（水月）
天ぷらも酢の物も佳し浜防風　　　　　　　　　　　　　（水月）
被災地に輝く笑顔新入生　　　　　　　　　　　　　　　（鳴兎小吉）
こぶし咲きいつもの道も輝きて　　　　　　　　　　　　（与太郎）
みちのくにカツオ到来の報届く　　　　　　　　　　　　（与太郎）

　3点句

春雨や自然解凍蛙鳴き　　　　　　　　　　　　　　　　（ﾆｯｸ･ｼﾞｬｶﾞｰ）
涙目で輝き滲む花粉症　　　　　　　　　　　　　　　　（実桜）
長男と次男の距離や虹二重　　　　　　　　　　　　　　（水月）
植うる田の水のかがやきまぶしかり　　　　　　　　　　（水月）
菓子店の“鮎あります”に目輝く　　　　　　　　　　　（俳隅巣）
復興へ大漁旗の輝けり　　　　　　　　　　　　　　　　（風船）
紫に地を輝かす芝桜　　　　　　　　　　　　　　　　　（鳴兎小吉）

　2点句
　
新芽吹く今一瞬のエメラルド　　　　　　　　　　　　　（恵夢）
隊列に波逆巻くや親子鴨　　　　　　　　　　　　　　　（実桜）
燕二羽輝く田んぼに遊びおり　　　　　　　　　　　　　（酒多良福）
コラーゲンつっぱらかるけど輝かず　　　　　　　　　　（所爺）
木苺やだいだい色に輝けリ　　　　　　　　　　　　　　（所爺）
金銀に勝る輝き葉緑素　　　　　　　　　　　　　　　　（所爺）
花火鳴り笑顔輝く運動会　　　　　　　　　　　　　　　（戊瓶）
一閃の輝き見せた底力　　　　　　　　　　　　　　　　（北留2号）
白砂の輝く浜辺夏少女　　　　　　　　　　　　　　　　（鳴兎小吉）
衣替え袖の花粉に鼻うずく　　　　　　　　　　　　　　（与太郎）
浜風にトランペットの音のせて　　　　　　　　　　　　（藍色園人）
　　　　　　　　　　　　
　1点句

桜逝く夏の兆しの微かなり　　　　　　　　　　　　　　（恵夢）
実力も人気もパだよ交流戦　　　　　　　　　　　　　　（紅帽子）
ハシドイの房微笑むや鼻うがい　　　　　　　　　　　　（実桜）
花の季にぎわひに添ううつの影　　　　　　　　　　　　（実桜）
まち遠し君に輝く甲子園　　　　　　　　　　　　　　　（所爺）
蝦夷梅雨といふべし今朝も雨なれば　　　　　　　　　　（水月）
梅の実の瓶に積まれしさま輝き　　　　　　　　　　　　（俳隅巣）
“輝肌”なる新語知りし立夏かな　　　　　　　　　　　（俳隅巣）
この年もチゴハヤブサの鳴くを聞く　　　　　　　　　　（風船）
避難所に輝く愛の銅メダル　　　　　　　　　　　　　　（風船）
“リラ冷え”の言葉広めし■■おやじ　　　　　　　　　（北留2号）　　　　　　■■はカタカナでERO
大間背に波頭輝く春の海　　　　　　　　　　　　　　　（北留2号）
薫風に木々さやめきて眼射る　　　　　　　　　　　　　（北留2号）　　　　　※まなこ　　　　
輝輝として閑けき初夏の噴火湾　　　　　　　　　　　　（鳴兎小吉）
キャンパスの初夏輝くやジンギスカン　　　　　　　　　（鳴兎小吉）
初夏の午後蕎麦のまるきでひと休み　　　　　　　　　　（与太郎）
つなぎたる手のぬくもりや寒桜　　　　　　　　　　　　（藍色園人）
　　　　　　　　　


ヒト型の田植機なんてないんだなぁ　　　　　　　　　　（ﾆｯｸ･ｼﾞｬｶﾞｰ）
梅雨空のごと湿りたり緋鯉たち　　　　　　　　　　　　（紅帽子）　　　　　　※ひごい
風さやか若葉輝く春香山　　　　　　　　　　　　　　　（紅帽子）
盛り上がり溢れる生命楡の園　　　　　　　　　　　　　（実桜）　　　　　　　※いのち
行く末を照らすか高輝度ＬＥＤ　　　　　　　　　　　　（酒多良福）
鳥眠る土に暫しの荒梅雨や　　　　　　　　　　　　　　（俳隅巣）
白樺の葉は輝けり散歩道　　　　　　　　　　　　　　　（風船）
我が子どこカメラ輝く運動会　　　　　　　　　　　　　（風船）
新緑の輝き恋しリラ通り　　　　　　　　　　　　　　　（戊瓶）
満天の空に輝けポラリスよ　　　　　　　　　　　　　　（戊瓶）
百万ドルその輝きに言葉なし　　　　　　　　　　　　　（北留2号）
おごそかに北辰斜めに輝けり　　　　　　　　　　　　　（与太郎）
春風にちぎれたる雲友にして　　　　　　　　　　　　　（藍色園人）

以上68句です。

なお、義捐金は後日日本赤十字社に振り込む予定です。
（文責：鳴兎小吉）

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