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2010年10月06日

第20回「酔いどれ句会」報告

 
一ヶ月前はあんなに暑かったのに、今ではストーブを焚いている家もある札幌です。
北海道の秋の短さはいつものことですが、それにしても今年は長い夏からちょっとだけ秋になってすぐに冬って感じですね・・

そんな季節感に身をゆだねながら集まってくる俳人たち、そう第一月曜日は酔いどれ句会です。

〇日時 : 平成22年10月4日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「虫」および「虫の名一切」
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句選んでいます。 
〇参加者: 
投句&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、実桜、泥游、恵夢の7人。
不在投句はニック・ジャガー、戊瓶、紅帽子の3人。
水月は不在投句ですが別途選句もしてくれました。
以上、合計11人の参加です。

最終的に選句者8人ということで、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
  〇句会参加者:7点(自分の句には点を入れられないので)
  〇不在投句者:8点

face02face02face02face02face02 5点句

ストールの雪虫ひとつほろいけり      (ニック・ジャガー)

face02face02face02face02 4点句

透明な夕べの空に蜻蛉群れ           (ニック・ジャガー)
虫が嫌キャンプはいいけど虫は嫌        (酒多良福)
よじれたるハエ取りリボンの照り妖し      (北留2号)
五十路なほ抱く大志や鰯雲           (水月)  

face02face02face02 3点句

祈り込め虫の知らせの夜汽車かな        (戊瓶)
ぶら下がり花とゆれをり秋の蜂         (鳴兎小吉)
落つる葉を見て立ち止まる齢かな        (酒多良福)      ※よわい
              
face02face02 2点句

満月の山里に鳴くキリギリス          (風船)
邯鄲や帰郷叶はぬ男あり            (鳴兎小吉)
寝転びし腹に蜻蛉と小春日と          (恵夢)
赤蜻蛉飛んでは戻りじっと居り         (恵夢)
上弦の月ビルの間に夜を奏づ          (恵夢)
名月や旅の途上の友も見む           (水月)
豊穣を祝い食らわん大通            (紅帽子)
秋風が身に沁みる早く熱燗を          (紅帽子)
休日や妻娘に起こされ虫退治          (戊瓶)        ※つまこ
      
face02 1点句

襟立てて急ぐ歩道の先の月           (恵夢)
ちゃっかりと無銭乗車か秋の虫         (紅帽子)
日も暮れて虫も鳴かぬが冷おろし        (紅帽子) 
古屋敷にショベル入りぬ虫何処         (北留2号)
宵闇にコオロギの鳴く古格子          (風船)
秋の来て別れを知りし銀杏かな         (風船)
脚刺さりイネゴの佃煮かたき討ち        (実桜)
人間の燻製となる芋煮会            (実桜)
永らえてこおろぎ、独り鳴いており       (ニック・ジャガー)
蟷螂の腹の丸味や連れ哀れ           (ニック・ジャガー)
赤蜻蛉刈田眺めてなに思う           (ニック・ジャガー)
舟遊び君が帽子にアキアカネ          (酒多良福)
みちのくの晩夏に焼かれ船の上         (泥游)
虫の闇足取りぎこちなき父よ          (鳴兎小吉)
ボージョレーヌーボー背伸びし若き日の苦さ (鳴兎小吉)
名月や静寂彩る虫の声             (戊瓶)
              
face11 

虫の音も燻され夜更くバーベキュー       (実桜)        ※よふく
虫の音や時限爆弾穴二つ            (実桜)  
月白くひつじの毛布あたたかき         (実桜) 
天空に堂塔伽藍並み建てり           (泥游)        ※どうとうがらん
虫たちも音をあげている静寂か         (泥游)
空蝉や消炭のごとく転がれり          (泥游)
一回り過ぎたる顔の嬉しさや          (泥游)  
炎暑明け虫にも感謝の実りかな         (戊瓶)
見立てとは虫酸の走る正義なり         (戊瓶) 
秋冷の石狩平野の夜明かな           (水月)
新ばしり北海道の米どころ           (水月)
新酒酌む句座に集いし男たち          (水月)
今ここに鳴くを定めと虫時雨          (鳴兎小吉)
腹の虫収まらぬ秋ここかしこ          (紅帽子)
鬼灯の赤に照らされ虫の宴           (北留2号)
四万の希望つなぐかトンボ舞う         (北留2号)       ※のぞみ
ジワジワと樹上を降りてコロコロに       (北留2号)  
一人居て耳を澄ませば虫鳴けり         (風船)
秋雨に子猫死にたり塀の陰           (風船)
やられたらやり返さぬかと腹の虫        (酒多良福)
雪虫と名前つけられ嫌われて          (酒多良福)
茶飲みつつ庭の秋草母と見る          (恵夢)       
                           
以上、55句です。

(文責:鳴兎小吉)
 

 


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Posted by BBQくにむら at 16:36│Comments(2)くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、いつもありがとうございます。

1席のニックさんの句は見事です。静かで上品な余韻の残る傑作だと思います。ところで、ニックさんの5作品は、全部に票がはいってますね。お見事!
Posted by 良福 at 2010年10月06日 19:34
どうも、ありがとうございます。
「虫」は得意分野なので頑張りました。
私は写生の句が多いのですが、最近、想像上の句もわりとあります。
ストールの句は、これまでの自分と感じが違うので「なんだ、ニックかよ~。」と言われないかなぁと楽しみに思っていました。
Posted by ニック・ジャガー at 2010年10月06日 23:26
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