さぽろぐ

グルメ・スイーツ  |札幌市北区

ログインヘルプ


 › BBQくにむら › くにむら俳壇 › 第108回酔いどれ句会報告

2018年02月06日

第108回酔いどれ句会報告

雪まつりが始まりました。そんなものには目もくれず、俳句にいそしむのです。

昨日、例の句会が開催されました。兼題は「生」または自由題です。

出席者は、湯児、北留2号、紅帽子、実桜、戊瓶、泥游、酒多良福の7名、不在選句者は、水得魚、林檎、ニック・ジャガー、未定子の4名でした。

一人当たり7句選んでいます。

出句者は、山茶花、水得魚、林檎、湯児、ニック・ジャガー、北留2号、紅帽子、鳴兎小吉、実桜、戊瓶、泥游、酒多良福の12名で、49句が集まりました。

間違い探しとコメントをよろしくねicon06

酒多良福


icon66icon66icon66icon66icon66icon66
生き方も除雪も誇り米寿かな      水得魚

icon66icon66icon66icon66icon66
生意気な顔してにらむ雪だるま     鳴兎小吉
手袋ひとつ飾られて雪歩道      酒多良福

icon66icon66icon66icon66
寒月や鬼籍に入りし友の声      山茶花

icon66icon66icon66
雪道やただ毎日を生きていく     ニック・ジャガー
雪の下生きるものありまだ二月     酒多良福
流感にかかるも生きておればこそ    ニック・ジャガー
寒晴やクラーク像のポーズ真似     鳴兎小吉
雪一尺掻いて運んで生ビール      酒多良福
生きる目的はって聞かれてもなあ雪しんしん   鳴兎小吉
寒中に笑みあり道の譲り合い      ニック・ジャガー

icon66icon66
思いきや鯛の退屈雪の憂鬱      湯児
扉開け驚き震え急ぎ閉め      泥游
寒燈よ語るほどの生はありや     泥游
お行儀も生意気も良し新成人     水得魚
生牡蠣を飲むのどごしや寒の夜    戊瓶
生意気な顔も見納め発表日      戊瓶
歓声は何語か不明雪遊び      鳴兎小吉
地吹雪の夜夢千代の再放送     湯児
犬逝きて賀状遺影になりにけり     戊瓶
如月の降る雪花の散るがごと     林檎

icon66
踏み重ね重なり生ゆる白き迪 ※おゆる、みち  湯児
諸行無常生死一如や冬木の芽      鳴兎小吉
生田原先に樹氷の峠道       泥游
茜差す街の息吹に生可笑し     林檎
アリゾナの空突き抜けて球正月     北留2号
月蝕の月に手を振れ俺映る      紅帽子
熱燗が待ってる俺は生きている     紅帽子
生りし日に春香封じ緋の袴      林檎
ほろ酔いの如月の夜生演奏      水得魚
生牡蠣の味消えぬうち杯重ね     酒多良福
雪原に生命鎮まる月明り ※いのち    実桜
生一本これがおいらのいきるみち    紅帽子
生え際を気にしても早小正月     酒多良福
歳の数つい超えて食う落花生      北留2号
生きのびよv字飛行の冬の雁      戊瓶
生来の気質雪彫る職人芸      水得魚

icon11
知らぬどち待つ月食に息白し     湯児
生粋の北国育ち寒稽古      水得魚
貴乃花笑っただけでニュースかい    紅帽子
湿り雪ほぼ水のくせなぜ積もる?   ニック・ジャガー
白壁に阻まれ彼は春霞      林檎
雪かきを見おろす寝ぼけ月夜かな    ニック・ジャガー
生麦も生米も俺食わないが      紅帽子
厳冬の朝涙がつと流れ      実桜
ヒーターの風に街路の少しずつ     泥游
生うけている尊さよ春は来る      戊瓶
凩の越えて来たるか分水嶺      湯児
氷柱より雫滴る暖かさ       泥游

以上です。

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(くにむら俳壇)の記事画像
第133回酔いどれ句会のご案内
第130回酔いどれ句会のご案内
第128回酔いどれ句会清記表
ちょっとお知らせ
第126回酔いどれ句会のご案内
第124回酔いどれ句会清記表
同じカテゴリー(くにむら俳壇)の記事
 第182回酔いどれ句会報告 (2024-04-01 22:30)
 第182回酔いどれ句会清記表 (2024-03-30 21:44)
 第181回酔いどれ句会報告 (2024-03-04 23:13)
 第181回酔いどれ句会清記表 (2024-03-02 21:36)
 第180回酔いどれ句会報告 (2024-02-05 23:40)
 第180回酔いどれ句会清記表 (2024-02-03 21:39)

Posted by BBQくにむら at 16:53│Comments(2)くにむら俳壇
この記事へのコメント
これは!!開けてビックリ!!
大変しばらくぶりの一席!意外なるお年玉を皆さまありがとうございます。僅差でしたが、やはり嬉しいものですね。
近頃、諸先輩方の生き様をまざまざと見せつけられ、脱帽することが多く、自然と湧き上がった感情でできた句なので、感謝と喜びがひとしおです。
そして自分的に面白かったのが、最近同じ方の句をセレクトする率が高いなぁ~というところです(*´∀`)なんか不思議。

生、面白い兼題でしたね~。
言葉って面白い!!
これからも酔いどれ句会よ、永遠に♡
Posted by 水得魚 at 2018年02月06日 22:27
水得魚さん、1席おめでとう。

自作について一言。
 生え際を気にしても早小正月
1票いただきました。うれしい。これは一年の計にまつわる一句なのです。兼題が決まったとき、はじめに思いついたのが「生え際」でした。この生え際をなんとかしなければと正月に決意しても、結局なにもしないで時はすぎてゆく。老いと諦観と意志の弱さを詠んだ諧謔に満ちた一句なのでした。
Posted by 良福 at 2018年02月06日 23:14
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。