2010年07月06日
第17回「酔いどれ句会」報告
内地の人には「ちゃんちゃらおかしい」と言われるかもしれませんが、札幌なりに蒸し暑い夕暮れどきです。そう、蒸しても暑くても、第1月曜日は酔いどれ句会の日です。
「蒸すね~」「あづいよ~」と言いつつ集まってきた酔いどれたちの中には、「あれ、くにむらにエアコンあったの?」なんて失礼なことを言っている輩もいますが、店主は苦笑いしつつ、今日は余裕で準備を進めています。そんな店主の様子を反映してか、はたまたただ暑いからなのか、ゆったりとした雰囲気で句会は始まります。
〇日時 : 平成22年7月5日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「光」一切
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句~10句選んでいます。
〇参加者:
投句&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、泥游、恵夢、紅帽子の7人。そして今回は実桜が投句なしの句会参加のみということで合わせて8人。
不在投句はニック・ジャガー、寝太郎、未定子、中継信号、俳隅巣の5人。
水月は不在投句ですが別途選句もしてくれました。
以上、合計14人の参加です。
最終的に選句者9人ということで、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
〇句会参加者:8点(自分の句には点を入れられないので)
〇不在投句者:9点





6点句
紫陽花や花びらごとの光る粒 (俳隅巣)




5点句
街路樹の影を濃くして夏来たり (ニック・ジャガー)
木漏れ日にのぼりヒラリとかき氷 (ニック・ジャガー)



4点句
せせらぎの涼しき音や塩むすび (水月)
手の中でぬめりと光る枇杷ひとつ (俳隅巣)
わたげ舞いポプラにやわき光あり (未定子)


3点句
光満ち山もれあがる夏礼賛 (未定子)
光浴びバジル大きく葉を広げ (紅帽子)
いつのまに卵焼きできたの父の日に (俳隅巣)

2点句
君が手のラムネの泡は光けり (風船)
夏の日の海辺の光缶ビール (恵夢)
微熱あり夕涼む風頬冷ます (恵夢)
つばさ捨てはやぶさひかりのぞみ還る (北留2号)
すぎな抜くしたたりし汗刺す光 (北留2号)
鈴蘭の咲き初めし香の涼やかさ (泥游)
夕立に半ズボンの頃蘇り (酒多良福)
夕立も楽しむ旅の始めかな (鳴兎小吉)
もう二度と閃光原爆許すまじ (寝太郎)
ラベンダー香りを立ててつんつんと (紅帽子)
1点句
星めぐる旅路の果ての花火かな (紅帽子)
海沿いを走る列車に夏光 (紅帽子)
風駆けり緑揺れたり夏来たり (恵夢)
紫陽花やパステル色に咲き初めし (恵夢)
駒鳥のこゑ降る中の散策路 (水月)
水浴びは楽しかるべし雀の子 (酒多良福)
朝顔や曙光に映えて堂々たり (酒多良福)
逃げ水の光沢眩し直線路 (酒多良福)
木洩れ日に「風に吹かれて」口ずさむ (泥游)
逃げ水や仲夏の光肌痛し (泥游) ※ちゅうか
トンネルを抜けた列車の窓光る (中継信号)
西瓜食べ光る汗が消えてゆく (中継信号)
大夕焼いっそ泣いてしまえばいい (鳴兎小吉)
雲海の底のトマムや朝の月 (鳴兎小吉)
雷鳴のトマムの山をころげきて (鳴兎小吉)
長い髪少し暑いと君の云ふ (風船)
白服の振り向く人に風光り (風船)
噴水に涼む二人に時間は揺れ (風船) ※ときはゆれ
風渡る川面の光夕涼み (ニック・ジャガー)
夏の香の宵に蛍の二つ三つ (ニック・ジャガー)
More Lights!叫びし十九世紀末 (未定子)
ケッパレと光る頭に光る汗 (ニック・ジャガー)
光り浴びアカシア薫る朝風に (寝太郎)
光りもて明日に向かうは子らのみか (寝太郎)
願いのみわれら未来にひかりあれ (寝太郎)
夜遅くサッカー観戦朝日さす (中継信号)
帰り道夜空の光道照らす (中継信号)
満月に浮かぶ父を思い出す (中継信号)
南風7月振りの窓を開け (泥游) ※ななつきぶり
光満ち色彩清かなる街路嬉し (泥游) ※いろさやかなるみち
七年の旅終えひとすじ光りけり (酒多良福)
栄光へ蹴球たけなは夏の真夜 (鳴兎小吉) ※なつのまよ
月蝕を大画面で見るステーション (北留2号)
夏夕べ家族のつどう煙かな (北留2号)
問いかける帽子の下の顔光り (北留2号)
札幌の六月の朝深呼吸 (未定子)
静寂に月光ひとつありてよし (未定子)
風切りて銀輪光る夏木立 (風船)
人住みし跡荒れつくす李熟れ (水月) ※すもも
雲海に逢へぬ話を何度でも (水月)
逆光の連山はるか夏菊に (水月)
道端の花手折らんとする老婆 (恵夢)
七月か。光陰は矢のごとけれど・・・ (紅帽子)
以上、62句です。
(文責:鳴兎小吉)
〇日時 : 平成22年7月5日(月)19時頃から
〇場所 : BBQくにむら
〇費用 : 各自の飲み代
〇兼題 : 「光」一切
〇投句 : 基本は一人5句(うち1句以上は兼題を詠み込んだ句とする)、少ない投句数でもOK。
〇選句 : 今回は一人8句~10句選んでいます。
〇参加者:
投句&句会参加は酒多良福、鳴兎小吉、北留2号、風船、泥游、恵夢、紅帽子の7人。そして今回は実桜が投句なしの句会参加のみということで合わせて8人。
不在投句はニック・ジャガー、寝太郎、未定子、中継信号、俳隅巣の5人。
水月は不在投句ですが別途選句もしてくれました。
以上、合計14人の参加です。
最終的に選句者9人ということで、今回の句会の理論上の最高得点(満点)は以下のようになります。
〇句会参加者:8点(自分の句には点を入れられないので)
〇不在投句者:9点






紫陽花や花びらごとの光る粒 (俳隅巣)





街路樹の影を濃くして夏来たり (ニック・ジャガー)
木漏れ日にのぼりヒラリとかき氷 (ニック・ジャガー)




せせらぎの涼しき音や塩むすび (水月)
手の中でぬめりと光る枇杷ひとつ (俳隅巣)
わたげ舞いポプラにやわき光あり (未定子)



光満ち山もれあがる夏礼賛 (未定子)
光浴びバジル大きく葉を広げ (紅帽子)
いつのまに卵焼きできたの父の日に (俳隅巣)


君が手のラムネの泡は光けり (風船)
夏の日の海辺の光缶ビール (恵夢)
微熱あり夕涼む風頬冷ます (恵夢)
つばさ捨てはやぶさひかりのぞみ還る (北留2号)
すぎな抜くしたたりし汗刺す光 (北留2号)
鈴蘭の咲き初めし香の涼やかさ (泥游)
夕立に半ズボンの頃蘇り (酒多良福)
夕立も楽しむ旅の始めかな (鳴兎小吉)
もう二度と閃光原爆許すまじ (寝太郎)
ラベンダー香りを立ててつんつんと (紅帽子)

星めぐる旅路の果ての花火かな (紅帽子)
海沿いを走る列車に夏光 (紅帽子)
風駆けり緑揺れたり夏来たり (恵夢)
紫陽花やパステル色に咲き初めし (恵夢)
駒鳥のこゑ降る中の散策路 (水月)
水浴びは楽しかるべし雀の子 (酒多良福)
朝顔や曙光に映えて堂々たり (酒多良福)
逃げ水の光沢眩し直線路 (酒多良福)
木洩れ日に「風に吹かれて」口ずさむ (泥游)
逃げ水や仲夏の光肌痛し (泥游) ※ちゅうか
トンネルを抜けた列車の窓光る (中継信号)
西瓜食べ光る汗が消えてゆく (中継信号)
大夕焼いっそ泣いてしまえばいい (鳴兎小吉)
雲海の底のトマムや朝の月 (鳴兎小吉)
雷鳴のトマムの山をころげきて (鳴兎小吉)
長い髪少し暑いと君の云ふ (風船)
白服の振り向く人に風光り (風船)
噴水に涼む二人に時間は揺れ (風船) ※ときはゆれ
風渡る川面の光夕涼み (ニック・ジャガー)
夏の香の宵に蛍の二つ三つ (ニック・ジャガー)
More Lights!叫びし十九世紀末 (未定子)

ケッパレと光る頭に光る汗 (ニック・ジャガー)
光り浴びアカシア薫る朝風に (寝太郎)
光りもて明日に向かうは子らのみか (寝太郎)
願いのみわれら未来にひかりあれ (寝太郎)
夜遅くサッカー観戦朝日さす (中継信号)
帰り道夜空の光道照らす (中継信号)
満月に浮かぶ父を思い出す (中継信号)
南風7月振りの窓を開け (泥游) ※ななつきぶり
光満ち色彩清かなる街路嬉し (泥游) ※いろさやかなるみち
七年の旅終えひとすじ光りけり (酒多良福)
栄光へ蹴球たけなは夏の真夜 (鳴兎小吉) ※なつのまよ
月蝕を大画面で見るステーション (北留2号)
夏夕べ家族のつどう煙かな (北留2号)
問いかける帽子の下の顔光り (北留2号)
札幌の六月の朝深呼吸 (未定子)
静寂に月光ひとつありてよし (未定子)
風切りて銀輪光る夏木立 (風船)
人住みし跡荒れつくす李熟れ (水月) ※すもも
雲海に逢へぬ話を何度でも (水月)
逆光の連山はるか夏菊に (水月)
道端の花手折らんとする老婆 (恵夢)
七月か。光陰は矢のごとけれど・・・ (紅帽子)
以上、62句です。
(文責:鳴兎小吉)
Posted by BBQくにむら at 15:14│Comments(7)
│くにむら俳壇
この記事へのコメント
小吉さん、サマリーの掲載、ありがとうございます。
光、という兼題はなかなか幅広く扱われたように思います。おもしろいですね。1席は文句なしにお見事でした。
自作についてひと言。
句会の席でも言いましたが、「逃げ水の光沢眩し直線路」の直線路に代わる言葉が思いつかず、気に入らないまま出句してしまったことが悔やまれます。何かヴィヴィッドな言葉はないものか。
光、という兼題はなかなか幅広く扱われたように思います。おもしろいですね。1席は文句なしにお見事でした。
自作についてひと言。
句会の席でも言いましたが、「逃げ水の光沢眩し直線路」の直線路に代わる言葉が思いつかず、気に入らないまま出句してしまったことが悔やまれます。何かヴィヴィッドな言葉はないものか。
Posted by 良福 at 2010年07月06日 19:05
キャ~!!驚きました。実は、紫陽花の句は推敲に推敲を重ねすぎて訳がわからなくなり、えいやっと出したものです。なので、悶々としたまま消化不良のような状態で、金曜の晩はあまり眠れませんでした。そんなにのめりこむなっつーの。
今晩は私の六点句のお祝いで、中継信号君にたこ焼きプレゼント。
(実は毎週火曜日は、たこせんかたこ焼きを食べている我が家です)
今晩は私の六点句のお祝いで、中継信号君にたこ焼きプレゼント。
(実は毎週火曜日は、たこせんかたこ焼きを食べている我が家です)
Posted by 俳隅巣 at 2010年07月06日 21:14
俳隅巣さんの紫陽花の句、きらきら光る雨粒と一緒にしっとりした夏の土の香りまで感じられます。よいですね。迷いなくいただきました。
水月さんの塩むすびの句は、太陽の光、汗、山歩きの疲労感、爽やかなせせらぎの音、ミネラル分補給の喜び、五感で感じます。
感動のある句、いいですね。
水月さんの塩むすびの句は、太陽の光、汗、山歩きの疲労感、爽やかなせせらぎの音、ミネラル分補給の喜び、五感で感じます。
感動のある句、いいですね。
Posted by 恵夢 at 2010年07月06日 22:01
恵夢さまコメントありがとうございました。
10日・11日の2日間、札幌馬酔木会の吟行会で
トマム・十勝方面に行ってきました。
目的の雲海テラスへのゴンドラが雨天のため運行中止で
残念でしたが十勝岳で雷鳴・雷雨、富良野オムカレー、
札幌に帰るころ空に二重虹がかかり感動しました。
土曜日は晴れ間もあってトマムの森を散策しました。
塩むすびはそのときの句です。
10日・11日の2日間、札幌馬酔木会の吟行会で
トマム・十勝方面に行ってきました。
目的の雲海テラスへのゴンドラが雨天のため運行中止で
残念でしたが十勝岳で雷鳴・雷雨、富良野オムカレー、
札幌に帰るころ空に二重虹がかかり感動しました。
土曜日は晴れ間もあってトマムの森を散策しました。
塩むすびはそのときの句です。
Posted by 水月 at 2010年07月07日 16:43
ごぶさたしてました。ずっと欠席で投句もしてなかったので、今回はとりあえず出来ばえよりも社会?復帰と思いました。
山がモレアガルという表現は、実は木田金次郎からの借用です、終わってからの白状ですみません。
次回から、少しずつ復帰できればと思います。
山がモレアガルという表現は、実は木田金次郎からの借用です、終わってからの白状ですみません。
次回から、少しずつ復帰できればと思います。
Posted by 未定子 at 2010年07月09日 13:15
初夏を詠む 三席すべて 不在かな
風船でございます。五六人で、寄って集って、褒めに、褒めた句が不在者の方のもの。出席者で紅帽子さんが唯一三点。褒めた甲斐がありませぬ。ああ、もったいない。うらやましい。。いづれお眼にかかれるのを楽しみにしております。 風船拝
風船でございます。五六人で、寄って集って、褒めに、褒めた句が不在者の方のもの。出席者で紅帽子さんが唯一三点。褒めた甲斐がありませぬ。ああ、もったいない。うらやましい。。いづれお眼にかかれるのを楽しみにしております。 風船拝
Posted by 風船 at 2010年07月10日 13:05
風船さん、よく気がつきましたねえ。
わたしも今、上のサマリーを読み返して驚きました。上位9句の中に出席者の句が1句!
わたしも今、上のサマリーを読み返して驚きました。上位9句の中に出席者の句が1句!
Posted by 良福 at 2010年07月10日 18:13