第165回酔いどれ句会報告

BBQくにむら

2022年11月08日 19:45

昨夜、いつもの句会がありました。
出席者は、床雑巾、高丘夕雨、湯児、鳴兎小吉、北留2号、戊瓶、酒多良福と、飛び入り参加の日本海の8名、不在選句者は、山茶花、星潮、紅帽子、泥游、の4名でした。
一人当たり7句選んでいます。

出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、湯児、星潮、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、戊瓶、酒多良福の11名で、53句が集まりました。

兼題は「晴」、または自由題です。

間違い探しとコメントをよろしくね


酒多 良福




15. 樹木葬のちらし手に取り秋の虹  鳴兎小吉
51. ひとつぶにいのちありけりななかまど  鳴兎小吉


19. うそ寒や晴れの日差しに騙されて  戊瓶
37. 缶コーヒー握るバス停冬近し  高丘夕雨
48. 冬晴や踏み跡の無き尾根を行く  星潮


4. 似た囃子里心つく秋祭り  湯児
21. 木の実降る雨のち晴れの並木道  山茶花
43. 新米の炊き上がる音空晴れて  酒多良福


11. 冬晴や泉質まろき露天の湯  星潮
17. 秋車窓黄紅茶緑樺の白  泥游
23. 秋深し回転灯の止まる家  北留2号
30. 日本晴芒すっくと立ちにけり  鳴兎小吉
46. かわらけを投げてまばゆし鵙の晴  高丘夕雨
 

2. 雨と晴れ代わりばんこの冬隣  酒多良福
7. いえないよ君が少女に還る秋  北留2号
8. 栗きんとん老舗の若き蔦紅葉  泥游
12. 雪虫や鮃昆布締め初さばき  湯児
31. 身に沁むや独りで食す蒸し団子  山茶花
34. 秋空や晴れたら行くと返事して  酒多良福
44. 星流る晴れより高き無限空  戊瓶
50. 秋寒し妻の寝息のある暮らし  山茶花


5. 雪とラヂオ言ふ音量ひねり晴れ祈る  床雑巾
13. 秋晴れや吐く息惜しむ単独行  戊瓶
20. 人生は曇りときどき雨か晴れ  紅帽子
22. それぞれの三尾巡りや秋日和  高丘夕雨
24. 昼食に千円勤労感謝の日  星潮
25. 落ち葉踏み心ちりぢり風運ぶ  床雑巾
27. 晴れの山装ひ眺め珈琲挽く  床雑巾
28. もう誰もハッピーマンデー言ってない  紅帽子
33. 装ひし山を見上ぐるトラクター  泥游
38. 子は晴人ワシは晴夫で孫は晴流  紅帽子
41. 秋晴やエラーした球追う外野  鳴兎小吉
45. 窶れ風呂据えり名残りの菊三種 ※やつれ  高丘夕雨
47. 「死んだら青空になるんだ」秋高し  鳴兎小吉
53. 晴れ間去る心変わりの秋時雨  戊瓶


1. 雲と晴れまだら模様の秋の空  北留2号
3. 腰伸ばしもう一仕事と秋惜しむ  戊瓶
6. 旋風か枯葉乱舞に薄目開け  酒多良福
9. 晴れ雨晴れ雨晴れ雨や時雨虹  星潮
10. 晴れの国小春を集め人集め  酒多良福
14. 手に血豆タイヤ交換小春かな  湯児
16. 困ったないい句浮かんだけど床屋  紅帽子
18. 角曲がり晴れつんざひて薔薇笑ふ  床雑巾
26. 痩せた月早く登りて急ぎ足  山茶花
29. 秋の晴れ日がな一日眺む空  山茶花
32. 青と黄のヤッケの父子魚釣り  星潮
35. 乱闘のないプロ野球ちと寂し  紅帽子
36. 秋晴れてなほ道重し常紋へ  泥游
39. あの朝曾良が見上げた秋晴れだ  湯児
40. 巴御前が手を振る時代祭かな  高丘夕雨
42. つながったトンボよそこは水たまり  北留2号
49. どこからかカメムシいつまで雪虫  湯児
52. 三年ぶり寮祭り蔦紅葉晴れ ※みとせ  泥游


以上です。



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