第139回酔いどれ句会報告
昨日、いつもの句会がありました。いつもよりこじんまりしていました。
今回、星潮さんが新たに参加してくださいました。うちの句会の余りの緩さに、戸惑いを感じておられるかも知れません。
出席者は、高丘夕雨、湯児、鳴兎小吉、北留2号、泥游、酒多良福の6名、不在選句者は、林檎、星潮、ニック・ジャガー、紅帽子、未定子、の5名でした。
一人当たり7句選んでいます。
出句者は、山茶花、床雑巾、高丘夕雨、星潮、湯児、ニック・ジャガー、北留2号、鳴兎小吉、紅帽子、泥游、酒多良福の11名で、52句が集まりました。
兼題は「休」、または自由題です。
間違い探しとコメントをよろしくね
酒多良福
4 炎昼やアンモナイトの永き夢 高丘夕雨
5 休暇明老舗菓子屋の包装紙 高丘夕雨
16 骨拾う家族支えし大腿骨 北留2号
30 ふり返る気配か風か墓参り ニック・ジャガー
49 仰向けのクワガタ見えない宙をかきむしる 北留2号
6 山の辺に半分こぼるる遠花火 高丘夕雨
12 石段に虹を残して若蜥蜴 湯児
17 影選び休み休みの夏散歩 酒多良福
40 通うたび空き家の庭の百日紅(さるすべり) 紅帽子
42 半島を跨いで休む海霧かな 湯児
43 縁側に投げ出す足に西瓜種 床雑巾
3 休講の掲示に昼寝芝薫る 酒多良福
11 風の盆心休まる胡弓の音 星潮
13 夏の月細き指で弾く弦 山茶花
18 「定休日」と草臥れた札虫の声 星潮
19 雁渡る日に発つ友に餞す ※はなむけ 泥游
27 ジム休む土曜の午後の缶ビール 鳴兎小吉
28 運休の知らせ野分に打たれけり 泥游
32 竜胆や藻岩五合目ひと休み 星潮
35 海峡の廃校しんと土器満てり 湯児
41 出たままの休業の札盆を過ぎ 酒多良福
51 餃子来たおーいビールはまだかいな 紅帽子
1 あの時の「絆」はどこへ夏帰省 北留2号
7 気休めにセレナーデ聴く夕月夜 星潮
8 秋舞台休符に鼓動最高に 泥游
14 鼻曲がり並びて海峡野人あり 湯児
20 体育を逆にして一引いてホッ 紅帽子
26 潮薫る風に秋桜揺れ揺れる 床雑巾
29 兼題かしゃあないわざとジム休む 紅帽子
31 海溝にマネキン仰ぐ天の川 湯児
33 これまではのみ過ぎてたのかもしれん ニック・ジャガー
36 秋風がジム休んだら?ってささやいた ニック・ジャガー
37 帰省子の学校ジャージの風呂上がり 高丘夕雨
38 夏目前コロナで肥えるもジム休み 酒多良福
46 暑すぎてつくつくほーで息切れる 紅帽子
47 盆休み開くことなきスーツケース 山茶花
48 老鶯や色褪せてゐる偉人像 ※ろうおう 鳴兎小吉
52 休暇届台風進路気になりて 星潮
2 山の日か書類馳せても事務休み 泥游
9 「モモ」を読む利休饅頭風涼し 北留2号
10 ディスタンスとんぼはつながり群れる空 北留2号
15 秋の暮れ水面煌き啄木鳥の声 ※けら 泥游
21 蟻の道休んでられるか秋の風 床雑巾
22 ワインディングロード夏鶯とひと休み 鳴兎小吉
23 光る汗全力プレーにひと時の凉 山茶花
24 夏野球マスクの下の笑顔かな 山茶花
25 雨音に悲哀のリズム原爆忌 鳴兎小吉
34 読経も飛沫にみえる盆参り ニック・ジャガー
39 灼熱も中休みかな入道雲 酒多良福
44 ツンツンと休み場探す赤トンボ ニック・ジャガー
45 きりぎりす夜景に探せし君が宿 高丘夕雨
50 敗戦忌の雨まとわりつく湿気 鳴兎小吉
以上です。
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