第105回酔いどれ句会清記表

BBQくにむら

2017年11月05日 15:04

今日は太陽がまぶしい小春日和。大統領と首相はゴルフとか。仲良くなるのはいいことでしょうが、きちんとした距離を保ってほしいものです。かの国の国民の多くが、北に対する大統領の強硬な態度が無用な危機感を高めていると感じている、とのニュースも聞こえてきます。危機だ国難だと言って煽るのはものごとを単純化しすぎています。

さてさて、泥游さんに清記表を作ってもらいました。

不在選句をお願いします。
句会同人の方に限らせていただきます。
今回は41句あります。
7句選んでください。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。

良福


1 吹かば吹け散る葉惜しまず大銀杏
2 なめこ汁すすりつくして雪を待つ
3 小春日にまぁ一休み鳴き兎
4 ガリレオは苗字か名前どっちやねん
5 落ち葉焚ききっと知らない子供たち
6 どこまでも澄む秋空は吾がこころ
7 そこかしこあれ紅葉の散歩道
8 どこからか臭う銀杏濡れ落ち葉
9 どこからか銀杏の風落ち葉踏む
10 後ろ手の銅像越しの紅葉かな

11 パンプキンゾンビドラキュラどこの国
12 何処にて啼くや白鳥ら星月夜 ※いずこ、くぐい
13 悪いとこどこもないけどジム休む
14 もみじなどどこ吹く風と松一本
15 客人の辞去せし後の風花や
16 するするとどこまで飲める秋月夜
17 蓑虫のどことは言えぬ旅の先
18 もみぢ裏返し己を振り返る
19 どこまでも続く波間の先の秋
20 どこからか届く秘密の便りかな

21 大根を十本千円冬隣
22 渡り鳥どこまで行くか雪模様
23 松茸の香りどこやら窓の外
24 渓谷(たに)を行く両の紅葉に空青し
25 峠道どこから冬になるのやら
26 彼方から綿を纏いし飛ぶ報せ(しらせ)
27 秋澄みてこの風はきっとノンカロリー
28 すっぴんの湖出づる野分あと
29 青空に花嫁ブーケ蔦紅葉
30 仲秋の初冠雪や手稲山

31 晩秋の町も野山も赤に燃え
32 寒に入る味噌ラーメンのつくり立て
33 金字塔どこに埋もれて顕(あらわ)れる
34 冬支度エンジンルームの木の葉取り
35 どこからかひとり来てどこかへとひとり去る
36 ボルシチを共に食らはむ冬将軍
37 落葉の明るさせつな冬隣り
38 どこにでも深い淵ありあなたにも
39 ここにさえ届く朧(おぼろ)の月明り
40 残り紅葉一気の風が吹き散らし

41 どこまでもひとり


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