第104回酔いどれ句会清記表

BBQくにむら

2017年10月01日 00:38

なんと来月は総選挙ということになってしまいました。私の想像ですが、この選挙の最大のテーマは憲法改正であり、もしかすると改憲勢力が議席の7~8割を占めることになるかもしれません。護憲派の人は気が気ではないでしょう。
ついつい硬い話をしてしまいました。すんません。


泥游さんに清記表を作ってもらいました。印刷のほうは小吉さんにお願いしました。お二人のご協力に感謝します。

さて、不在選句をお願いします。
句会同人の方に限らせていただきます。
今回は44句あります。
7句選んでください。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。

良福



1 病室の薄日にひとつ檸檬かな
2 野分去り葉の一一に朝日射す(いちいち)
3 空きベンチカンバスに替え落ち葉燃ゆ
4 秋分やいつか見えし縁者あり(まみえし)
5 遠雷のごとき腹の音雨の月
6 高く高く帰燕は融くる紺碧に ※きえん
7 秋暑し今日は駄目だと笑む釣師
8 傘差して意地でもやるぞバーベキュー
9 いつかはと胸躍らせる理想郷(ユートピア)
10 天の道3月、9月の似た朝陽

11 明日へと続くひと日の努力かな
12 いつ消えた馴染みの看板秋深し
13 ゴゴゴッホ午後からゴッホ観に行くの
14 黄金色(こがねいろ)猫の目通し秋を見る
15 読めねーよキラキラ四股名阿武咲
16 一雨でいつもと違う秋の朝
17 いつのまに溜まるや落ち葉庭の隅
18 「いつ」といふ名の鮨屋あり倫敦の冬 ※ロンドン
19 いつからか芸の肥やしと言われなく
20 いつの間にか見渡すかぎり芒原

21 やせ我慢して雨の中肉喰らう
22 明後日の方から来たりお節介
23 秋風に幼きコスモス空仰ぐ
24 いつぞやの想ひふたたび月下美人
25 いつの間に朱の実紅の葉秋の縁(しゅのみ こうのは あきのふち)
26 秋蝶の群れる岬や日本海
27 故郷のいつかの浜を想ふ秋
28 喫茶店ドア開くたび秋の風
29 花嫁の父美酒に酔うてご満悦
30 十勝野を縫ふ紫や鳥兜 ※とりかぶと

31 過去完了したはずのこと蘇り
32 いつだろね元祖赤ヘル言われるの
33 冬隣いつでもいいよとコート出し
34 綿毛かな猫のお尻に嘆息す
35 銀輪の母子に抜かれ風涼し
36 時越えて何を言わんや月鈴子 ※げつれいし
37 傍らにわれよわれよと虫時雨
38 秋の宵いつ事切れたキリギリス
39 対岸は欧州露西亜海の秋
40 秋天や鳶は無音の輪を描く

41 路地裏を漕ぎて小涼し利休の地
42 いつだって守られており秋彼岸
43 いつか来た道を辿るか我が祖国
44 永遠の若手にも秋別れの日

以上です。



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