第101回酔いどれ句会清記表

BBQくにむら

2017年07月02日 00:48

今日(7月1日)は突然の雨に濡れ、つい先ほどは地震に驚かされ、だらだらした気分が吹っ飛びました。でも、うちの句会はのんびりだらだらやりますよ。

さて、いつもの通り泥游さんに清記表を作ってもらいました。

不在選句をお願いします。
句会同人の方に限らせていただきます。
今回は47句あります。
7句選んでください。

選句結果はコメント欄に記入し、できれば選評も書いてくださいね。

良福


1 丸々とアジサイ肥えて通り雨
2 夜更けてポトと落ちたりワラジムシ
3 夏至の昼いよいよ暗き樹林かな
4 紫陽花を愛でし団地の老婆あり
5 北国の区切りが付かぬ衣替
6 遅れてもあの子の傘見て梅雨晴れる
7 称賛は麻薬あぢさゐよただ咲け
8 ツツジ枯れアジサイ散りてアサガオに
9 紫陽花の花開きたる初夏の窓
10 ぶどうの花ひっそり咲いて半夏生

11 露地庭に今年も咲けり紫陽花や
12 花の無き樹を満開に蔓紫陽花
13 紫陽花の白く妖しき豊洲の地
14 浪人し加計学園に通ってた
15 雲海や光りと人と歓声と
16 煩わし日々を涼みし古湯かな
17 体を捻り伊予灘の夏夕陽
18 網戸よぎる巨きな翳は揚羽なり
19 あぢさゐや週末は雨遅い朝
20 紫陽花に鬼がほほえみ潜んでる

21 紫陽花や高三の夏それぞれに
22 青空へ樺の新芽と湯けむりと
23 会社にも付けタカっタねエアバック
24 四季通じドライアジサイ玄関に
25 沢音や私が徐々に溶けていく
26 四十年や北大祭にリラの雨 ※よそとせや
27 雨日曜紫陽花一人無人駅
28 父の日や山紫陽花はまだつぼみ
29 穀雨なり山に見られて息をつく
30 奥山の蔓紫陽花の白さかな

31 紫陽花や変わりゆく世を見つめつつ
32 おろし金もう一仕事山葵
33 紫陽花を枯らせてしまう人の波
34 ロケットはロケットスタート遅いはず
35 まどろみてあるかなきかの夏至の闇
36 アスパラの細さ噛みしめ穀雨かな
37 我が物と紫陽花小径をふさぎけり ※こみち
38 立ち止まる歩道の隅の額の花
39 然別湖畔の足湯青葉冷 ※あおばひえ
40 心にはアジサイ色の部屋があり

41 目と舌のとろける臙脂のトキシラズ
42 蝦夷梅雨や吾子の足音響く朝
43 あったよねアジサイという名の純喫茶
44 夏至の日の朝刊を待つ床の中
45 明治にもこの城とこの青空か
46 北鎌倉の雨は藍色濃紫陽花 ※こあじさい
47 半年がもう一回で次の年

以上です。
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