札幌演劇シーズン2012・冬
「亀、もしくは・・・」は今回で、観るのは2回目だと思う。斎藤歩くんの脚色・演出の作品だ。彼自身も出演している。
以前よりも、はるかに面白くなっていた。みんな、これは観るべきだと思うよ。役者の気持ち悪さが、客演を招くことで、一段と充実して、緊張感もあいまって、とにかく良かった。ネタばれ厳禁なので、これ以上何も書かない。
「このくらいのLangit」は、はじめて観る劇団イナダ組の作品だった。これは問題作だった。出来が悪いという意味ではない。長く活動している劇団だけに、役者はとてもしっかりしていて、説得力があった。社会派的テーマは嫌いではない。貧乏が人間性を変えさせたり、良心を無くさせることはよく知っている。それだけに、劇中起きる事件は、「主人公の悪夢の中の出来事だった」ということにしてほしかった。ステレオタイプな悲劇は直接突きつけられたくない。
ちょっとからいことを書いたけど、この2時間の劇は、その長さを感じさせない熱の入ったものだった。
ロングランなので、みなさん観にいってあげてください。
詳細はここ。
http://www.h-paf.ne.jp/
http://www.concarino.or.jp/
店主
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