故中川昭 一氏
この国の保守派はこの国の正統性と正当性を強調するために、歴史の解釈替えを永く目指してきた。報道や教育の分野に対しては特にその権力をふるった。
そうした国の権威の再構築あるいは国体の再生という大事業の道半ば、彼はこと切れたことになるのだろう。
朦朧会見は無かったことにして、彼の振る舞いは、我々庶民から見ると、一貫して権力者に見えた。ただし権力者とは権力を握っている者であることをを思い知ることになった。
メディアは盛んに彼の知られざる素顔などを喧伝しているが、そんなこと今さらどうでもいい。
ご冥福は祈りたい。「ガンバレ、ガンバレ、日本いちぃ!」という言葉はかけないことにしたい。
不拘泥 拝
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